自民圧勝で衆選も終わり、日常が戻る。今回も日本国民はこの「日常の維持」を選択した。現状維持ですが、思うにこの言葉は自己矛盾ですね。現状の維持などはありえません。自分の身・生活はもとより、社会・国・世界の事象は絶えず変わりずめです。自分が今の状態がよい、このままがいいと思えど、その思いは叶えられることはありません。
報道で知ったことですが、日本はこの25年間給料水準が上がらず逆に減っていると。先進国中でこのような国はない。米国は40%以上アップしている。これはどうしたことか?だれがこのようにしたのか?
国会・内閣が日本の進路を決定する。このかじ取りが日本を停滞の淵に導いた。気がつけば政治・暮らし・教育・社会の諸指数を見るにすでに先進国の域にはない。
「現状維持」を選択するわたしたちがそれを容認してきたことになるのでは。
変化を恐れるのは人の常です。われら庶民は懸命に生き、せめてこの小さくてもなんとか過ごせた日々だけでも明日につながりますようにと暮らし、そしてその思いを一票に託す。それが思いもよらぬ現在のわたしたちの今のくらしとなってしまう・・・