名古屋別院の彼岸法要にでかけた。
彼岸法要のときには「平和展」が同時開催される。今回で35回目となる。
今回タイトルは 真宗大谷派の海外浸出「満州開教」でした。
満州事変以後日本は「満州国」を設立した。それにつれて大谷派は、国策に沿って中国への開教の範囲を積極的に広げた。満州国は日本の傀儡(かいらい=あやつり人形の意)国でした。そこへの教線拡大は彼国の宗教を傀儡化する目的でした。このような侵略目的の布教は真宗そのものの教えがねじまげられることを意味してました。
昭和11年の「皇軍と仏教」のパンフには、「根本仏陀の精神は自己の心身を捧げて君主と国家と一切衆生とのために盡すべきを教ゆるのであるが、その中において・・・陛下国王の恩を以て重要なりとおしゆるが故に、仏陀の精神は皇道精神を把握せるものに国体精神と一致すると・・・」
また仏教徒提携親善(昭和14)のパンフにも 聖徳太子や親鸞聖人の精神は天皇に帰依する皇道仏教の礎・・・とある。
いま思うに、どこをどうたどってこのような教えにしたのかかわかりません。
ただこのような変節をもたらした時代閉そくの感がいまに感じられるというのは杞憂でしょうか。
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