「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

滋賀湖北、西野薬師観音堂

2012-04-30 09:05:33 | 見仏(滋賀)
最初、子供が遊ぶ遊具がそなえてあったり、
また、ややみすぼらしいお寺だったので、
レンタルサイクルで通りすぎてしまった。

出会った村の人に聞いて場所がわかった。
小さい管理事務所のほうに、人はいないようなので、
建物に書かれている電話番号に電話した。

どうやら、住職さんはいないようで、村の人が
寺を管理しているようだ。
一般的な拝観のシステムとはかなり違っている。
しばらくすると、自転車でおばさんがやってきた。
拝観料300円を支払った。
観音堂の錠前があけられ、ご開帳。

そこには薬師如来(?)らしき仏と、並んで
十一面観音そして、両脇には十二神将の2体。
けっこう黒いすすでおおわれていた。
左が馬(?)のように見えたが、
右はおばさんにたずねてもよくわからなかった。

案内のテープが流れ説明を聞いた。

薬師如来の手の印は、阿弥陀如来のような形状に
なっているので、ほんとうに薬師なのかと
疑ってしまうが、手首から先は、江戸時代に
付け替えられたということらしい。
想像するに、元は薬師如来らしく、薬壺(やっこ)を
もっていたのかもしれない。

湖北のあたりは、昔、古戦場だったらしい。
村の人たちは、戦火を避けるため、仏像を土の中に埋めて
守ってきたという。

※滋賀湖北の見仏は、ブログ投稿日時を、
実際の旅の時間にあわせて調整しています。
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