「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

ふたたびの奈良、聖林寺

2010-03-25 23:08:20 | 見仏(奈良)
ほんとうに、いなか風景の中にあるお寺。
ここに国宝の十一面観音がいる。

この仏のカレンダーの写真が、自宅の部屋にはってある。
そもそも、この仏を見ようと思ったきっかけは、
カレンダーの写真が自宅の部屋にはってあるから。

堂内に入って中心には、なぜか地蔵菩薩。
この地蔵菩薩に近づいて見てみると、どうも石で
できてるようだ。お寺の小冊子には、
地蔵菩薩についての説明は書いていなかった。
地蔵菩薩の中でもわりとマンガチックなお顔。
想像するに、昭和とかの新しい仏なのかなと思う。

どこに、国宝はあるのかと見渡したが、
この拝所の部屋の中にはないようだ。
ふと矢印が目に留まり、その方向目指して障子をあけた。
すると、後から取り付けたようなコンクリートの階段が
あった。(こっちかぁ)。

階段を上りきると、ガラスごしの国宝、十一面観音が
目に入った。

上のほうは、金色がだいぶ残っている分、下のほうは、
全体的に黒っぽく墨で覆われている感じ。
お顔は決して美男子ではない。
お笑い芸人の「くやしいです」のザ・ブングルの一人
に似ている。

このいなかの、一、お寺の仏が国宝指定されたものだから、
お寺の住職はビビッたのだろう。
普通の本堂の中に、国宝を置いて、
盗難にあったらたいへんだと別棟を作って、
そちらに置いたのだろう。

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