たまびと日記 2

記憶力が衰えないようにとブログに記録しているのに、
記録したものはどんどん忘れていくという悪循環に陥っています。

旧友に会いました

2015-03-10 14:56:10 | 日記
外出した折にバッタリ高校時代の友人に会いました。
一昨年、喪中ハガキをいただいて、ご主人が急逝されたことは知っていたので、「ご主人がお亡くなりになったとか・・・」と切り出しましたら、涙こそ見せませんでしたが心細げな表情になり、「私、何から何まで主人を頼って生きてきたのよ。 何でも主人が決めてくれたから、1年経っても今はまだどうしていいのかわからない毎日。 高校の同級生はみんな自分の足でしっかり生きてきたのに、夫を頼って生きてきた自分が情けない」と言いました。
私が「まあ、お幸せな人生だったのね」と言ったら「そうね、幸せだったってことよね」と言いました。

夫を頼らず、自分で決めて今日まで生きてきた私には、考えられないセリフだと思いました。
う、羨ましい・・・・・

私が「今は私も自分の足で立って、しっかり生きているつもりだけど、もしもあなたと同じ立場になったらどうなるかわからないわよね。 どんな場合も、実際にその状況になって、人は初めて気付くのよね」と言ったら、彼女は「そうだと思う。 私がそうだった。 友人の陽子ちゃんはずいぶん前にご主人を亡くされたけど、一言も愚痴を言わなかったのよ。 今になって、気持ちをわかってあげられなかったと申し訳なく思うの。 もしもあなたも、こんな気持ちになる時がきたら、私に電話して」と言いました。
“いえびと”が亡くなった時の話をするのは申し訳ないと思ったけど、彼女は本音で言ってくれたのだとありがたく思いました。

さて、もし私が残されるようなことになった時、私はどうなるだろう。
今はみんなに『気が強くてかわいくないしっかり者』と思われているだろうし、自分でもかなりしっかり生きているつもりなので、絶望感にうちひしがれるようなことにはならないだろうと思ってはいるけれど、『その時』になってみないとわからない。
私が先なら『その時』は来ないわけだし。


コメント (4)
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