日曜日午前中、4歳の孫を預かりました。
“いえびと”は軽トラで出かけていたので、孫には撮りだめた子供向けテレビ番組を見させ、私は別な部屋で新聞を読んでいました。
少し経ってから、孫が走って私のところまで来て「ばーば、じーじが帰ってきた」と教えてくれました。
しかし、車の音もしなかったのに帰ってきたとはおかしな話だと思い、見に行きましたが誰もいません。
孫の真剣な表情からは嘘を言ったとはとうてい思えず、「じーじ、どこにいたの」と聞いてみました。
硝子戸の外に立ってこちらを見ていたと言うので、もしかしたら出先で事故にあったのかもしれないと思い、時刻を確認しました。
午前10時半でした。
すでに亡くなっているはずの人が、亡くなった時刻に親しい人のところに現れた話を、テレビで見たことがあるからです。
一応覚悟は固めましたが、もしかしたら孫は家の前の道路を歩いている人を見間違えたのかもしれないと思い、また孫に確かめてみました。
「じーじは、家の車の向こうにいたの? それともこっち?」
「こっち。 リュックしょっていた」
以前にも「仏壇の中におばあちゃんが座っている」と言ったことがある孫なので、彼が見たのは10年ほど前に亡くなった私の父なのではないかと思いました。
山が好きで、いつもリュックを背負っていましたから。
その頃、『千の風になって』がとても流行っていて、わたしたちは「彼はお墓の中にはいないよね。 きっと風になって、そこいらを飛び回っているに違いない」と話し合ったものでした。
今回、私は思いました。 「やっぱりまだリュック背負って、そこいら飛び回っているんだ」
もちろん“いえびと”は、夕方、軽トラで普通に戻ってきました。
息子が「入間アウトレットで買いたい物がある」と言ったので、雨の中を午後からくっついて行きました。
相変わらず、とっても混んでいました。
“いえびと”は軽トラで出かけていたので、孫には撮りだめた子供向けテレビ番組を見させ、私は別な部屋で新聞を読んでいました。
少し経ってから、孫が走って私のところまで来て「ばーば、じーじが帰ってきた」と教えてくれました。
しかし、車の音もしなかったのに帰ってきたとはおかしな話だと思い、見に行きましたが誰もいません。
孫の真剣な表情からは嘘を言ったとはとうてい思えず、「じーじ、どこにいたの」と聞いてみました。
硝子戸の外に立ってこちらを見ていたと言うので、もしかしたら出先で事故にあったのかもしれないと思い、時刻を確認しました。
午前10時半でした。
すでに亡くなっているはずの人が、亡くなった時刻に親しい人のところに現れた話を、テレビで見たことがあるからです。
一応覚悟は固めましたが、もしかしたら孫は家の前の道路を歩いている人を見間違えたのかもしれないと思い、また孫に確かめてみました。
「じーじは、家の車の向こうにいたの? それともこっち?」
「こっち。 リュックしょっていた」
以前にも「仏壇の中におばあちゃんが座っている」と言ったことがある孫なので、彼が見たのは10年ほど前に亡くなった私の父なのではないかと思いました。
山が好きで、いつもリュックを背負っていましたから。
その頃、『千の風になって』がとても流行っていて、わたしたちは「彼はお墓の中にはいないよね。 きっと風になって、そこいらを飛び回っているに違いない」と話し合ったものでした。
今回、私は思いました。 「やっぱりまだリュック背負って、そこいら飛び回っているんだ」
もちろん“いえびと”は、夕方、軽トラで普通に戻ってきました。
息子が「入間アウトレットで買いたい物がある」と言ったので、雨の中を午後からくっついて行きました。
相変わらず、とっても混んでいました。