南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 ソチオリンピック出場を賭けたフィギュアスケートの全日本選手権。
 負傷のエース高橋大輔は、昨日1日目のショートは4位、今日2日目のフリーでは順位を1つ落とし、まさかの5位で終わった。

 これで、高橋のソチオリンピックへの出場はかなり厳しくなった…。


 でも、結局は両方とも失敗してしまったものの、「4回転ジャンプ」に2回も挑み、その転倒の際に右手にケガを負い、流血しながらも最後まで演技をやり遂げた高橋。

 演技終了後に、首をかしげながらも笑顔を見せた高橋の表情からは、納得は行ってないものの、現時点でできることを最大限やり遂げた達成感や安堵感、それとお客さんへの感謝の気持ち、そういうものを読み取ることができた。


 膝に爆弾を抱えたままの出場でもあり、「4回転ジャンプ」を封印して安全策を取ることもできたはず。もしかしたら、そうしていれば順位を上げられたかも知れない。
 しかし、絶対的王者として、日本男子フィギュアスケート陣を引っ張ってきたエースとして、妥協することも自分を甘やかすこともなく、最高の演技を目指した高橋。
 やっぱりあなたは最高のスケーターです!


 インタビュー中に感極まって言葉に詰まり、一度席を外した後に戻ってきた高橋の目が真っ赤になっていたのを見て、こっちも目頭が熱くなってきたよ。


 今大会は残念な結果に終わってしまったが、まだまだ現在世界ランク3位。
 まだ諦める必要はない!
 高橋大輔の姿をソチでも見たい! 見られると信じているよ!
 悲しい涙ではなく、笑顔のうれし涙を見せてくれ!

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