12日夜、伊豆半島に上陸した台風19号は、関東地方を中心に近畿から東北地方に猛威を振るった。
そんな中、台風の被害のニュースで、心が打ちひしがれるようなニュースがあった。
自宅で妻の目の前で夫が濁流に飲み込まれるという、とても悲しい事態が発生したらしい。
福島県いわき市の平屋に住む、ともに86歳の老夫婦。
夫は検察庁の元事務官。最近は足腰が弱り、つかまり立ちをするのがやっとだったらしい。
13日未明、決壊した夏井川の濁流が家に押し寄せる。
夫婦は並んで布団で寝ていたが、部屋の中にも水が溢れ出し、次第に水位が上がっていく。
妻はベッドの上に立ち、夫を引き上げようとするが、水に濡れ、体力を奪われ、どうしても上げることができない。
夫は「長いこと世話になったな・・・」と感謝の言葉を言い残し、妻の手を握ったまま泥水に沈んでいったという・・・。
ベッドの上に立っていた妻も、首まで浸かり、死を覚悟したところで水位が下がり始め、その後救助されたそうだ。
もう、想像しただけでも涙が溢れて止まらない・・・。
目の前で愛する人を失う。愛する人に別れを言って沈む・・・。
どんなに無念だっただろうか。
自然災害を防ぐことはできないが、せめて命だけでも救えるよう、何とか対策が欲しいものだ。
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朝:なし
昼:お手製弁当
夕:刺身、鶏レバーの煮付、鶏炭火焼き