福岡県八女市黒木町にある国指定天然記念物「黒木の大藤」。
場所的には筑後地方の山の中のド田舎(失礼!)ではあるが、毎年、ゴールデンウィーク頃に見頃を迎え、県内外から数10万人が観光に訪れる。
樹齢600年にもなる大藤は“藤のカーテン”とも“藤の滝”ともいえる壮大さと美しさで、町を紫色に染め、その甘い香りが辺りに漂う。
熊本地震のこともあり、平成28年以降は訪れてはなかったが、黒木町が八女市に合併される(平成22年)より前から毎年のように観光に行っていた。
そろそろ地震の後処理も落ち着いてきたこともあり、去年、「来年(令和2年)になったら、久々にまた行きたいね」と話していたところだった(新型コロナの影響で今年は断念…)。
そんな中、とても悲しいニュースが報道されていた。
まさに満開で、いまが見頃であるのに、「(コロナ感染を拡大させないよう)観光客が来ないように」と今日、花を刈り取ったそうだ。
600年の歴史の中でも、こんなことは初めてではないだろうか?
大藤には何の罪もないのに、可哀想でならない。
先週の土日には多くの観光客が訪れていたため、苦渋の決断だったそうだ。観光客が自粛してくれれば、こんなことをする必要はないのに…。
ちなみに八女市ではこれまでに感染者は出ていないとのこと。
最近、他の観光名所でも、チューリップやユリなどの花を刈り取る話を聞いている。
悲しい。
それとともに、つくづく新型コロナウイルスが憎いと思える。
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■今日の行動
仕事
■今日の買い物
今村さん家の手仕込み唐揚
■今日の献立
朝:野菜ジュース、バナナ
昼:お手製弁当
夕:鮭のちゃんちゃん焼き、焼きジャガイモ