NHKドラマ10で放送されている『タリオ 復讐代行の2人』。
毎回見ている訳ではないが、本日放送の回でちょっと気になる内容があった。
『ハンムラビ法典』の解釈だ。
紀元前18世紀のバビロニア(今のイラク辺り)王のハンムラビ(もしくはハムラビ)が定めたといわれる法典。
有名な「目には目を、歯には歯を」のフレーズで知られることから、高校時代に世界史を専攻していた私も、ハンムラビ法典は「同害報復」を謳った野蛮な法律だと思っていた。
しかし、ドラマでの解釈は違っていた。
「復讐をし始めると、報復合戦となりどんどんエスカレートしてしまうので、やるならば同じ程度までにとどめておきなさい」という意味らしい。
分かりやすく例えると、「片目をつぶされた→両目をつぶす→歯を全部折る→…」「1人殺された→2人殺す→3人殺す→…」というようなことはやめましょう(禁止)ということらしい。
そう考えると、ハンムラビ法典って、意外といい法律なのかも知れないね。
こう聞くと、あの「倍返しだ」のフレーズで話題になった某人気ドラマが、なんか恥ずかしく思えてくるよね(笑)。
ハンムラビ法典の時代にも劣るというか…。
でも、今の法律って、加害者の人権ばかりが尊重され、被害者やその家族の人権を無視し、泣き寝入りを強いてるよね。
殺人を犯しても、1人じゃまず死刑にならないし、2人以上殺して初めて死刑になる可能性があるくらいだし。飲酒運転やひき逃げで殺したって、決して死刑になることないし。
そう考えると、今の法律も、ハンムラビ法典に劣ってる…どころか、足元にも及ばないように思うのは、私だけだろうか?
ちなみに、ドラマのタイトルの『タリオ』って何のこと?って思っていたら、ハンムラビ法典の同害報復(タリオの法)の意味なんだね。
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■今日の行動
仕事
■今日の買い物
なし
■今日の献立
朝:野菜ジュース、バナナ
昼:お手製弁当
夕:牛焼肉、味噌汁