全国ニュースにもなっていたが、熊本のバス会社4社と熊本電鉄は、いわゆる交通系全国ICカードの取り扱いを年内にも廃止することを発表した。
加入後脱退する例は、全国初らしい。
今後はクレジットカードのタッチ決済やQRコード決済に切り替えるらしい。
理由は、交通系ICカードの読み取り機器の更新費用とのこと。
5社合計で12億円くらいかかるらしいが、クレジットカードのタッチ決済に切り替えるのであれば半分の6億円程度で済むらしい。
しかし、これにも重大な罠がある。
交通系ICは「新規」ではなく「更新」になるため、国からの補助金は0円。一方、クレジットカードタッチ決済は「新規」になるため、国からの補助金がもらえるという訳。
つまり、5年後だか10年後だか知らないが、次の機器更新時には、また同じく更新費用の問題が生じるだけ。
そのときはどうするの? 紙チケット(乗車券)にでも戻すんですかね?
なんか、目先のことだけ考えて、未来が見えてないね。
とりあえず、都会の人がよく使っているいわゆる「モバイルSUICA」も使用不可になるんで、観光客は激減するんじゃないかな。
九州に観光に言っても、熊本は移動手段が面倒なんで外そう、と。博多から熊本は素通りで鹿児島に行こう、と。
で、ビックリしたことに、熊本市電も2年後に同じく交通系全国ICカードを廃止するらしい。
なんか熊本市長が会見してた。
え? 「でんでんニモカ」はどうするんですか? おだてて買わせて、2階に上げさせておいて、ハシゴを外しますか。
私もSUGOCAでバスや市電に乗っていたから、残念というか憤りを感じています。
公共交通機関の利用を控える人も出てくるんじゃない?
で、自家用車に乗って、熊本をますます渋滞地獄に。失政だね。
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朝:なし
昼:ミルフィーユ鍋
夕:鯵フライ、ナス天