taraの日常

好きなものいろいろ

出合った本①

2008-02-24 08:43:27 | コミックス・本
昨日、行きつけの病院(そんなものがあるなんて…歳をとるって悲しいわァ)で、ふと手に取った写真集。
なんだか涙が出てきて止まらなかった。かわいいとか癒しとかそういう言葉では片付けられない。なんだろう?自然と共に悠然と泰然自若、無心に生きる…その姿はたとえようもなく高貴で美しい…どうしてヒトはそういう風に生きられないのだろう。このケレン・スーという写真家、なかなか。他の写真も見てみたい。

オンナの友情

2008-02-23 10:08:18 | コミックス・本
弱っているときの女の子らしい思いやりとか友情って、甘~いマシュマロ入りココアみたいでなんかいいよね。イガイガした気持ちがすうっと丸くなる。
今回の友情はレアものブックカバーにくるまれた「エル・アルコン」原作コミック。会社のお友達がこれで貸してくれたのぉぉ!こんな素敵なブックカバー見たことないわっ!ヅカさん、これはヒットです。もちろん、中身も上出来。シリアスなピカレスクものでしたが、読後感は不思議と悪くない。ちょっとギルダの最後が可哀想だったけど。それから、木造の帆船とかひたすら続く海原とか炎上爆発シーンとか、好きじゃないと書けないものばっかり。そうそう、ドレス・衣装とか室内装飾・建築物の書き込みっぷりも凄いのよ。スクリーントーンとかあんまり使ってない。16世紀あたりのヨーロッパ、お好きなんでしょうねぇ、きっと。
青池保子の「イブの息子たち」「エロイカより愛をこめて」が出た時、その頃の少女マンガ界ではちょっとした衝撃だった…と思う。だって、当時の少女マンガの男(の子)たちは女子の理想でなければならなかったので、男くさくいのはタブー、あくまでもひょろっとした植物系だったのよ。なのに青池先生の書く男達はがっちり肉体派。エーベルバッハ少佐なんてずっとスーツばっかりだったし。あ、たまにハダカもあったけど(^_^;)

ピカレスクものでは大和和紀の「KILLA」とかなり雰囲気は似ている。2人は盟友だっていうから、結構感ずるところは一緒だったのかも。KILLA…しかし、よくもまあ、あんなシビアな企業モノを‘少女’フレンドで連載できたよね。当時の編集さん、偉かったと思う。さらに和紀先生はその反動で不朽の名作「アラミス'78」なんかも書いてしまうのであった。

それから…パーシモン。ん?どっかで聞いた?そう、よしながふみの「フラワーオブライフ」で出てくるんですよ~。お分かりですか?……「名残りの雪」で真島演じるグレゴリーと武田さん演じるブリジットのお父さんが「パーシモン男爵」なのよ~!もしかして、よしなが先生も青池保子お好きですか?


それはだめでしょう・・・

2008-02-17 23:36:06 | コミックス・本
今日、ちょっとお友達に勧められたコミックスを買いに、夜帰りがけ本屋に行ったら…心底たまげた。田●源●郎(とてもフルネームで書く勇気がありません…)の本が…。もちろん、中身は見えないよう、シックな函入りで上下巻各2,500円也。しかも近頃流行りのボーイズラブコミックのコーナーに堂々と。きゃあああああ、いやああああ!そ、それはどうなんだっ!結構人生やってきて大抵のことは、まあそういうのもありかな~なんて許せるけど…これはだめでしょ、普通の書店で流通しているって。しかもボーイズラブ…。あまりにビックリして、お目当てのコミックス(品切れ中でした)を注文するのすっかり忘れた。わたしだって西原理恵子のサイトを覗かなければ、この人のことを知らなくて済んだのに。…そんなわけでたまたま知ってしまっただけなので、あのぉ、この人を知っているからといって皆さん、引かないでくださいね。

村上春樹「ふしぎな図書館」

2008-02-06 00:35:26 | コミックス・本
久々に村上春樹を購入。疲れていたので背表紙の「大人のファンタジー」に惹かれてみた。…んん??ファンタジーなの?これ。なんだかとってもディープなんですけど…。82年の作品の改稿ということで、その後の小説やエッセイにいろいろなかたちで登場するキャラクターおよび舞台装置が満載。羊男はもちろん、偏屈な老人や図書館にオスマントルコ、むくどり、そして理不尽で圧倒的な暴力とそこからの脱出、そして損なわれる大切なもの。暗喩的というより寓意画のような話だと思う。結構好きかな。そして私はなんだかドーナッツが食べたくなりました。

伊丹十三「日本世間噺大系」

2008-02-03 19:53:24 | コミックス・本
果物って嫌いじゃないけど、自分から買うものは限られる。幸水梨・柿・苺・巨峰・メロン、以上!要するに甘くてじゅるじゅるしていて、食べる時手が汚れないもの。しかし最近、みかんが食べられるようになった。
みかんといえば伊丹十三「日本世間噺大系」の「蜜柑」中の「みかん名人による正しいみかんの剥きかた」…この本は聞書き随筆の名著です。私の中では下母沢寛の「味覚極楽」と双璧かな。一時絶版になっていたけど、復刻版がでているらしい。矢吹さんの表紙が違っています。
「プレーンオムレツ」「スーパー民主主義」「新幹線にて」どれをとっても面白くてスパイスが効いていて、一度読んだら忘れられない。1976年初版、30年近くも前の本だけれども今読んでも新しいです。

ゆうぐれアーモンド

2008-02-01 01:03:22 | コミックス・本
犬って可愛い…と思う。でも実際に近づくと体がコワイってびくびくしてしまう。今日もお散歩中の小さなワンちゃん(くるくる巻き毛の子だ)に「きゃん!」とじゃれられただけで、身体がすくんじゃった。…ごめんね、あなたが嫌いなワケではないの、トラウマなのよ~!これって。小学生の3年か4年の頃、帰り道で一目散に走ってくる大きな犬に飛びつかれた。そこのおウチには学年がちょっと上の子がいたので、多分間違っちゃったんじゃないかな?畑を一目散に横ぎって走ってきて、わたしの肩に前足をガシッ!そして顔をペーロペロ。…わたくし硬直…そのわんこは「…なんか違う?」って顔をして(絶対そういう顔した!)また走って去っていったのでした。うわぁぁぁぁん3秒後、道端でわたしが大泣きしたのは言うまでもない。
映像でみたり、遠くから眺めるワンちゃんは可愛いと思う。でも、こちらに向かって走ってくるとか、吠えられるとかするともうダメ、体硬直…。でもでも犬と仲良くなれたらいいなぁという気持ちはどこかにいつもあるので、わんこ漫画は結構持ってます。「しばわんこシリーズ」とか「猫つぐら島」とか。
今回購入は内田かずひろ「ゆうぐれアーモンド」。「ロダンのココロ」「シロと歩けば」のロダンやシロも可愛いんだけど、「ゆうぐれ」のロンちゃんは言葉が話せて、手をつないで二本足でお散歩ができて、お手伝いもできるわんこなのだ。…いいなあ、こういうコだったら仲良くできるのかな。そうそう、それから内田かずひろの本には懐かしい「家族」というものが必ずあるんだよね。「ロダン」のお嬢さんや「ゆうぐれ」の瞳ちゃん、今時の娘さんではちょっとありえない位、気立てが良くて純真な娘さんだし、おかあさんは優しくて、おとうさんはちょっと間抜けで。幸せでほんのりな、でもちょっと切ないような気持ちになれます。お布団に持ち込んで寝る前のひとときをともにするのにお勧めな1冊でございます。

マージナル

2008-01-22 01:26:44 | コミックス・本
萩尾望都せんせの作品ははずさない…と思っていたら、うーーん「残酷な神…」はダメだった。苦しすぎます。もう一度読めばもしかして…というほのかな期待はあるんだけどね。ポーもモトちゃんもブラッドベリもメッシュもバレエものもいいけど、やはり先生はSFがいいなあ。ということで「マージナル」を引っ張り出して読む。素晴らしくよくできたSF。特にハレルヤの目覚め以降のノンストップの凄い展開!これはもう狂乱のマズルカでございます。いろいろ評価があれども、先生のSFものの中では「マージナル」「銀の三角」「海のアリア」がお気に入り。特に「海のアリア」はコミックにも関わらず、この世のものではない至上の音楽が聞こえる類まれな作品。う~んもう!早く寝なきゃと思うのに読んじゃいそう。
画像は「マージナル」のメイヤード長官。冷静で慇懃無礼なくせに結構ヘタレキャラなのがこっそりお気に入り。

・・・大雨なんだもん

2007-11-12 05:55:35 | コミックス・本
日曜日は…すみません、身体が言うことをきかなかったので会社行くのは止めて寝て暮らした。だって大雨だったし。

こんな日はあまり意味のない事をするに限る。なわけで、古いコミックスを久々に引っ張り出して読む。いしかわじゅんの「うえぽん」と猫十字社の「黒のもんもん組」…80年代炸裂。いしかわじゅんはこれしか読んだことないけど、2頭身キャラの「氷のジョン・ブル」と「うえぽん」(リーサルウエポンって映画流行ってたよね、そこから?)そして秘書の「レディ」(彼女は2頭身じゃないの)…サスペンスとジョンの報われない愛、なんちゃって。「黒もん」は同時進行していた「小さなお茶会」と同じ作者?ってくらいシュールでブラック。猫先生のファンは「お茶会」派か「黒もん」派に分かれるらしーけれど、わたしゃどっちもいけます。でもどっちかつうと「黒もん」かな。そういえば「幻獣」出たときはおお~!ついに先生、長編ストーリー(多分その頃先生PRGに先生はまってたから…多分にその影響が)にいよいよ着手!と思ったけど…やはりなぁ…未完です。わたしはあまり期待はしていなかったけど、ここから入った人はちょっとがっかりでしょうな~。なかなか面白いストーリーだっただけに「えーーーっちょっとこれで終り?続きは、続きは?」って感じでしょうか。たぶん先生はもう続き書かないと思うよ。

あと、意味なし…といえば、面白いゲーム(ゲームっていうのかな?あれ)見つけた。ちゃぶ1グランプリ、「自虐の歌」映画化記念。高度とかの表示が出るのがくだらなくて芸が細かくて泣かせます。ちなみにわたしの記録は224回転、技は「大回転着陸」「自虐の歌」…すごくいいよ~ってかしてもらったけど、なんとなく自分的には微妙だった。映画化かぁ~どうなんでしょうかね。

グーグーだって猫である

2007-10-20 22:40:45 | コミックス・本
病院に行った帰りに本屋さんに寄ったら…あら、グーグーの3巻が!もう出ないのかな~とか思っていたから、いそいそと購入。奥付を見ると5月に出てる。うーーん不覚にも見逃していたか。大島さんてば、今回の巻では迷い猫の保護・里親探し、猫さん達の為に(!!)一戸建てへのお引越し(いいなあ、こういう事ができるなんて大島さんらしいな~)…となにやらお元気そうです。良かった、良かった。大島さんには、ゆっくりでもいいから書き続けていってほしい。「グーグー」での自画像はすっかりおばさんになってるけど、日々の暮らしの中での微かなココロのざわめきを大切にしてるとこは変わらないと思う。
大島さんの作品では「綿の国星」も好きだけど…やっぱり75年あたりの「いちご物語」「F式蘭丸」「ト短調」「さようなら女達」「バナナブレッド」あたりが一番好き。…大島作品を語るのは難しいから止めとく。あとは橋本治先生の「花咲く乙女達のキンピラゴボウ」(皆さん知ってる?)でも読んでくださいな。
あ、それから「グーグー」なんと小泉今日子主演で映画になるそうで。小泉今日子も犬童一心も好きだけど……心配…。


世界の終り

2007-09-22 16:52:18 | コミックス・本
この間から、村上春樹爆読中。村上朝日堂→羊をめぐる冒険→世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドと来ています。次はねじまき鳥クロニクル、海辺のカフカ…にいくはず。村上春樹は好きなんだけど、ノルウェイの森、ダンスダンスダンスはだめだったな~。受け入れられないというか。一人の作家でこれだけ好き嫌いが出るのも村上春樹ならでは…なのではないだろうか。個性が強いからなんでしょうね。
一番好きなのはやはり、世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド。世界の終わりの不条理で閉ざされた美しい世界、ハードボイルド・ワンダーランドのニヒルな近未来社会。やがてつながっていく2つの世界と「僕」と「私」。
ちなみに、私の持っている文庫は昭和63年初版本。バブル終焉の予兆をはらんだ喪失感を感じさせる小説です。

遅まきながら原爆の本2冊

2007-09-17 17:07:43 | コミックス・本
掃除しようと思ってて、思わずこうの史代の「夕凪の街、桜の国」をまた読んでしまう。とても、とても悲しくて美しくて重い話です。スクリーントーンやパースを使わない独特のやわらかい筆致と少々時代遅れ気味の温かい絵柄が余計切ない。それから登場人物が誰一人として泣かないのも。終盤近くの見開きの新井薬師の桜のシーンで泣かない人はいないだろう。

原爆ものといえば、もう1冊「八月がくるたびに」。ちょっと調べていたら「71年初版で何刷もされている」というコメントがあったので、補足。この本は71年の夏休みの読書感想文の課題図書だったざんす。今はそんな制度あるのかな?とにかく、その頃は課題図書になれば全国の小学生(の親)が購入したのでベストセラーになったのですよ。それから課題図書は学校で何冊か購入して、地域毎に回し読みをしたのです。ウチは親が買ってきたのでパスだったけど、たしか3、4日でお隣の○○ちゃんちに…みたいなスケジュールで地域を回ってました。昭和のあの頃はまだまだ貧乏なウチがあり、買えないというお家への配慮だったんだろうなあ、たぶん。
そのころの私はなーんにもわかってなくて、ただただ、怖いなあ~自分がこんなになったらやだな~くらいしか思わなかったけど、適当に感想文書いて、それがたまたま、市の特選みたいのになって、授業中に一人で廊下に机を出して書き直しさせられた。今思い返すと担任の先生の名誉のためだったのかとも思う。…その頃の小学校って結構乱暴なトコロあったよね~。
大学生になって、少しは人が死ぬってどういうことか、戦争とか何なのかとかわかってきたころ、もう一度読みたいと思って探したんだけど…復刻版しかなくって。子供には衝撃的だったあの口絵や挿絵がなくなっている!けど、やっぱり考えさせられる本でした。

結局、巻き込まれた当事者は静かなんだと。本当の事は、声高にいうものではなく静かにしか語れないものなのだと。私達にできること、それは毎日ちゃんと生きていくことだと思う。なんだかこんな感想しか書けないってちょっとなあ…。

しかし、小学生の私はあの時一体何を原稿用紙に書いたんだろうか…?

ライム

2007-08-29 02:14:50 | コミックス・本
え~?もう2時?そりゃ会社に0時過ぎまでいりゃそうなるよね。
今日お友達に貸していた本が帰ってきました。井上ひさしの「十二人の手紙」。もう絶版になっているけど、惜しいなあ。凄くいい本なんだけど。手紙で綴る12話の物語と人生、そして最後13話のエピローグでの仕掛けの素晴らしさ!
お貸しするとき本を入れた袋に合わせて、ライムのクッキーのおまけ付きで返却してくれました。センスいい子じゃ。

パーム

2007-08-28 00:41:38 | コミックス・本
カテゴリーは日常でいいのだろうか…?パーム「蜘蛛の紋様」ついに始まりました。思えばこのコミックスとの付き合いも長くなったなあ。伸たまきを始めて知ったのは87か88年(…え!?20年も前!?)太い描線のアメリカンコミックな画風とエキセントリックなストーリー、今までのマイフェイバリットコミックスにはなかったジャンルでもの凄く斬新だった。それ以来ぽつりぽつりと出る伸たまきコミックスを購入することはや20年やっぱり怒涛の様に展開する「星の歴史」と、ものすごく巧妙に作られた「2821COCACOLA」がお気に入り。それからなんといっても新しいペンネームには心底たまげました。獣木野生って…(先生の好きな文字の大集合とのことでしたけど)先生、本屋で注文するとき必ず聞き返されるんですが…

「人々」
  エフトゥシェンコ

つまらぬ人間などこの世にいない
人間の運命は星の歴史に等しいもの
一つ一つの運命が、まったく非凡で独特で、
それに似ている星はない
たとえだれかが目だたず生きて、
その目だたなさになじんでいても、
人々の中で、おもしろいひとだった
おもしろくないということそのもので

だれにでも自分ひとりの秘密の世界がある
その世界にはこよなくよい瞬間がある
その世界にはこよなく恐ろしい時がある
だが、それはみな、ぼくらには未知のまま
人が死んでゆくなら、
ともに死んでゆくその人の初雪、
はじめての口づけも、はじめてのたたかいも
何もかも人はたずさえていく
たしかに、あとに残る本や橋、
機械や画家のカンバス
たしかに、多くのものは残る運、
だが、何かがやはり消えてゆく
それが非情なたわむれの法則
死ぬのは人間というより、それぞれの世界、
人をぼくらは記憶にとめる、罪ぶかい地上の人を
だが,実際,ぼくらは何を知っていたのか、その人たちのことを?
何をぼくらは知っているのか、兄弟のこと,友のことを?
何を知っているのか、ただひとりの自分の女のことを?
血をわけた自分の父親のことを
ぼくらは何もかも知りながら、何も知らない
人は消える
そのひそかな世界はもどせない
だから、消えるたびにぼくはまた
返せないから泣きさけびたくなる

「太郎物語」

2006-08-17 23:39:22 | コミックス・本
ふう!仕事なんとかやっつけました。これで明日はすっきりお休みできます。明日はなんてったって今回のヴァンパイア公演のハイライト!!1階C列観劇でございますわよ。明日がこんなに楽しみって、近年にないトキメキ感を味わっています。
さてさて、お盆休みちょいと前に「太郎物語・高校編」「太郎物語・大学編」を読みました。高校生の時に買った本です。あまりに古本なので、ページが少々崩壊気味。でも、新しいでかい活字の文庫本なんかで、あの頃はまった本は読みたくないので、丁寧に扱わなきゃ…です。「太郎物語」はNHKのドラマにもなったよね、たしか。お母さんが岸田今日子、太郎君は広岡瞬。広岡瞬って最近みないなあ、何してんのかな~と思って検索!ネットってこんなとき便利。……え?石野真子と結婚離婚?俳優引退?イギリスの日本料理店でオーナー?お芝居結構上手かったような気がするからもったいないね~。でも、ま、人生いろいろだからね。当の三浦太郎氏は南山で人類学の学者になって今は英知大学の教授です。
あの頃の青春モノって庄司薫とか三田誠広とか、ちょっと違うかな~って思ってた。「太郎物語」の太郎君は等身大の高校生・大学生でとても共感できた記憶がある。若いから何していいのかわかんなくてウロウロしてんだけど、大人たちに正面切って戦いを挑むほど度胸も根性もなく、学校やおうちでは、周囲の大人の期待に応えるべく、明るくお茶目に過ごし、でもこんなんでいいのかなあなんてちょっと悩み…そんな高校生が大半だったよね。太郎君は、ちゃらちゃら生きてる風だけど真剣に考えることも嫌じゃないって私たちの世代を良く体現してると思う。
今の高校生とかはこういうの読んでどう感じるのかしら?そうそう、私は「太郎物語」ではじめてクレッソンなるものを知りました。

内田善美 内田美奈子

2006-06-02 00:27:05 | コミックス・本
突然ですが、好きだった漫画家2人の検索ちゃんをしてみました。そのヒット数の多い事、多いこと。みんな結構まだまだファンなんだね。特に内田善美は幻の漫画家みたいね、今となっては。「空の色ににている」をぶーけでONTIMEで読んでたなんて書くと年齢ばれるかも…。「星の時計のRiddell」「草迷宮」「かすみ草にゆれる汽車」「ひぐらしの森」「星くず色の船」持ってるよ~ん。内田善美セットを15万で売ってるネット古書店もあった!私の蔵書もちょっとお宝かな。そして内田美奈子。なんたって「DAYIN・DAYOUT」の枯沼進と「百万人の数学変格活用」の八居先生のおじさん2人が大好きでした。(って今となっては年齢設定は年下だよなあ、きっと)「赤々丸グラフィック」探してるんだけど…あったのだが、いまいちネット販売ってちょっと怖いなあ。やはり現物を見て買いたいと思う私は時代の流れについていけていないのか?