引き続き2021年春ドラマの感想を。春ドラマも豪華キャストかつ面白いドラマが多かったです。なかなか甲乙つけがたいですが…とりあえず。
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「今ここにある危機とぼくの好感度について」&「半径5メートル」
攻めてるNHK2作品がペアでトップです。刑事や医療の世界だけでなく、わたしたちの身近な世界にも現代社会の根深い問題がありドラマがある。そんなことを感じました。…うーん、でも、大学事務方と雑誌編集社…そんなに普通な職場ではないか、今思うと。このリアリティはやはり松坂桃李くんと芳根京子ちゃんの高い演技力のおかげだと思います。キャストもとても良かったです。特に「ここにある危機」の大学教授たち。教育業界に長いこといた私から見ても、うわーい ああいう人、いるいる!って感じのはまり方(笑)。かっこいいオーラを封印しての桃李くんの<普通の人>演技、堪能しました。そして「半径5メートル」の芳根京子。「海月姫」「ちゃんねるはそのまま!」「コタキ兄弟」と注目しておりましたが、ここにきてこの王道、自然体の演技。京子…おそろしい子
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「ここにある危機」の音楽(壮大なクラシックが場面場面にベストマッチ)・伊武雅刀のナレーション、そして「半径5メートル」の大道具さん(なんて素敵な編集部とふーみんのお部屋
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)にも個人的アカデミー賞を
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「大豆田とわ子と三人の元夫」
こちらも伊藤紗莉のナレーションと音楽が秀逸。元3人の夫のキャスティングもセンスが絶妙でした。本当は★3つ…といきたかったところなんですけど、最終回を見て…「んん?結局なんだったのかな?」
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…でも、その曖昧な余韻にこのドラマの面白さがあるのかもしれません。
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「コントが始まる」
上手くいかなかった夢の終わり。みんな誰でもこんな経験あるんじゃないかな~。でもって、そのこと自体は幸でも不幸でもなく…。最後みんなが新しい世界で「コントを始める」。いや~なかなかによい終わり方でした。その後の3人も見てみたい。「不揃いの林檎たち」みたいに10年後に続編やってみてはいかが?そして、ここでも芳根京子がすてきな存在感を放っておりました。京子…おそろ…あ、もういいですね
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「最高のオバハン 中島ハルコ」 大地真央ハルコさんのバッサリ発言に毎回スッキリする。要所要所に登場する名古屋名物もよいですなぁ。かえるまんじゅう🐸やっとかめだがね~!
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「ソロ活女子のススメ」 ひとりで行動するのって楽しいよ?みんなも会社を定時上がりをしてお出かけ
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してみよう!とりあえずソロプラネタリウムを現在計画中。
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「コタローは1人暮らし」 幼稚園児が一人暮らし…ファンタジーではあるけれど。コタローが安心して暮らせて、子供らしい子供になる日々がきますように。それにしても、横山裕はジャージにサンダル履きが似合いすぎ(笑)
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以下完走 「きれいのくに」不思議ドラマ…でした。高校生たちの演技がとても繊細。 「珈琲いかがでしょう」あてがきのような中村倫也、磯村優斗ペイとのコンビネーション良かったです。でも確かに!一番コワいのは夏帆ちゃん演じる垣根さんかも。 「桜の塔」途中からコメディ?と思ったらなんだか最後まで見られた。…玉木宏はもしかしたら極道主夫のようなコメディのほうが光るのかもしれない。とりあえずLIFE!に出なさい(笑)
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短発ドラマ
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「岸辺露伴は動かない」
いやはや、ものすごい完成度の高さ。高橋一生演じる露伴先生は、衣装といい仕草といい荒木先生のペン先から生まれてきたよう。岸辺邸(葉山加地邸)素敵でした。”ヘヴンズ・ドアー”の表現も独創的で幻想的。面白かった~!12月に4~6話を放送するようです。楽しみ
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「劇場版おいしい給食 Final Battle」
まさか「おいしい給食」で涙するとは…放送室ジャックのゴウの演説、しみじみしてしまいました。まぁ結局、大人の事情というか、教育委員会という長いものに巻かれる甘利田とゴウですが…そんなもんよ、世の中は。「おいしい給食」はこの秋、Season2が始まります。中学3年になった神野ゴウが甘利田先生の黍名子中学(…なんちゅうネーミング
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)に転入してくるらしいです。ちょびっと大人になったゴウと甘利田の対決がまた見られます。武田玲奈の副担御園先生、豊島花(大豆田とわ子でもいいキャラでした!)演じる藤井マコが出ないのが残念。ところで…1984年の給食でプチトマトはあり?そして基本的には加熱した野菜しか出さないはずなので、キャベツの千切りもないのでは?
☆「きよしこ」 いいお話でした。昭和56年…感慨深い。onちゃん、もはや名優ですね!
☆「ペペロンチーノ」 実はまだ見ていない…いまやすっかり徳川慶喜の草彅くんの名演技に期待です。
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そのほか、いつもの番組
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100分de名著「金閣寺」
朗読は山田裕貴。このビジュアルと声で「金閣を焼かねばならぬ」
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☆「4Kでよみがえるあの番組~新日本紀行~」
昭和の懐かしい香りがする。画像は昭和44年磐梯山麓の春を追った「山と湖の5月」分校の子供たちの待ちに待った遠足。このお弁当箱!きれいな包み紙でつつんでお母ちゃんの手首にはまっている輪ゴムで止める!遠足のお小遣いは300円。子供たちはここ一番のおしゃれをしてバスに乗る。そうして行先はもちろん、野口英世記念館!
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この番組はまだまだ続行中。貧しかったけれど幸せだったあの頃を思い出せます。
☆「ハルさんの休日第6シリーズ」国分寺(というよりほぼ国立)のカフェおきもと、行ってみたいです。
☆「ボヘミアンラプソディー」 クイーンの音楽は凄い!