taraの日常

好きなものいろいろ

2021年5月の静岡旅行③~ク・ナウカ「アンティゴネ」

2021-12-28 08:41:01 | 観劇
三島のせせらぎ遊歩道をお散歩している間にも空模様が怪しくなってきて…実はこの日の天気予報は雨。待ちに待ったク・ナウカ公演、野外劇なのに~。雨天決行ではありますが…。

ク・ナウカに出会ったのは、2003年東博東洋館地下で上演された「マハーバーラタ」。ク・ナウカのお芝居は二人一役、スピーカーとムーバーに分かれて演じられます。…そう、お能や歌舞伎に近いかたち。ムーバーとしての役者さんは「言葉」を発するのではなく「感情」や「想念」をしぐさや動きで濃厚に表現する。そしてスピーカーから発せられる言葉は「説明」の役割がかなり削がれて、「音」として彼方の世界から響いてくるよう。…多様されるパーカッションの役割も大きい。ク・ナウカの公演の多くは劇場ではなく野外で演じられるため、照明や音の響きが独特で、不思議な世界観…なんていうか、この世のものではない感を感じさせてくれます。続いて2004年の東博本館前と中庭で演じられた「アンティゴネ」も素晴らしかった!
その後、なかなか観劇の機会に恵まれず、そうこうしているうちに宮城さんが静岡に行っちゃって…。もう、ク・ナウカ的世界を感じることはないのかな( ノД`)シクシク…と思っていたら、2020年春に静岡駿府城公園で公演をする、というじゃありませんか!しかも、美加理、阿部一徳、吉植壮一郎というフルメンバーで!これは、行かないわけにはまいりません。…しかし、ここでコロナ渦1年待ってのこの日は雨、しかも結構な豪雨…。長靴、オーバーズボン、雨合羽と雨装備は一生懸命整えましたが…やはり、せっかくの舞台を充分に楽しめたとは言い難い。雨音が思ったより大きくて音が聞こえない、フードに邪魔されて視野が狭くなる(広い空間を贅沢に使った舞台装置なのに!)。残念~

雨がなければこうだっただろうなぁ~と想像しつつ、舞台の様子はお借りしてきた画像を。
    
宮城代表、ぜひぜひ再演をご検討ください。できれば、次回は年寄にも優しい屋内(…でも、普通の劇場はイヤ←わがまま)で。静岡県内に東博みたいな場所ないでしょうか。どこにでもお伺いしまっせ!

M!~緊急事態宣言の合間に

2021-10-18 12:43:04 | 観劇
お久しぶりの帝国劇場、4月21日ソワレでM!を観てまいりました。やっと再開したM!ですが、このあと緊急事態宣言が出て、4月28日以降は公演中止になってしまいます。ぎりぎりセーフの隙間観劇
ついでに、草津温泉フェイスパック(引き出しに眠っていたのを使ってみたら…あらまぁ!いい感じ)を探しに群馬県アンテナショップに。結果…お目当て商品はなかったけど、おもしろそうな乾物屋さん(<岡田かめや>さんでした)を見つけたり、交詢社ビルをしみじみ見たりしながら、ゆるゆる帝劇まで歩きます。
 

さて、2020年6月以来の帝劇。
  4月21日ソワレ 帝国劇場
ヴォルフガング:古川雄大/レオポルト:市村正親/コンスタンツェ:木下晴香/ナンネール:和音美桜/ヴァルトシュテッテン男爵夫人:涼風真世/コロレド大司教:山口祐一郎/セシリア・ウェーバー:阿知波悟/エマヌエル・シカネーダー:遠山裕介/アルコ伯爵:阿部裕/アマデ:深町ようこ
安定成熟のカンパニー…って感じで、安心して舞台の世界に入り込むことができました。なんと!古川ヴォルフは初見です。自分でもびっくり。古川くんってヴォルフを演じるにはクセがなさすぎる…と思っていたのですが、かえってそのクセのなさ加減が運命にあらがえない、時代に流されるヴォルフをうまく表現していたように感じました。

この日の観劇は通常の座席配置…でも、1席飛ばしの座席配置での快適な観劇を経験してしまうと、とても窮屈に感じられました。自分のパーソナルスペースが明らかに広くなっていて、そこに他者がいる、しかも3時間近く…というのがちょっと耐えられない…かも。まぁ、もともと閉所恐怖っぽいところもあって、お隣が壁とかブロックの真ん中辺のお席が苦手、できれば通路側を…というタイプなので、ますます息苦しく感じるのかなぁ?うーーむむむ、今後の観劇はちょっと考えものであります。しばらくはよっぽど気になる公演に絞って、お席はなるべくB席はじっことか、そんな観劇スタイルにしようと思っています。

       
美しい東京駅の夜景を見ながら帰ります。

ミュージカル座「ひめゆり」

2021-07-16 14:59:34 | 観劇
昨年のミュージカル座でのクラスター発生…衝撃でした。もうお芝居は無理なのか…と。でもでも!劇団のみなさんの物凄い努力と細心の心配りで、見事上演可能になりました。原因分析とそれを踏まえた再発防止レポートが事前に送付されてきて、ほとほと感心した。
      
コンドルズ近藤氏が芸術監督に就任した(あの蜷川氏のあとを引き継いで!)さいたま芸術劇場へ。与野本町…遠い。
この自粛の鬱々した時代になんで「ひめゆり」?と最初は思ったけれど、割と真剣に生と死を考えさせられました。コロナのこともあるせいか、不思議な緊張感に包まれた舞台。舞台を観るって「一期一会」なんだよね。悲しいお話ではありますが、なんか「生きる希望」みたいなものも、とっても感じられる良い舞台だったと思います。
 観劇後は星乃珈琲で一息。
      
帰りはちょっと遠回りしながら駅前の夜桜を堪能しました。
 伊勢丹お取り寄せの餃子。このお取り寄せは賞味期限が少しずつずれたラインナップになっていて、一度に食べなくてもいいように配慮されている。さすが伊勢丹!

プロデューサーズ

2020-12-27 18:18:39 | 観劇
舞台は2月の「天保12年のシェイクスピア」以来。やっぱりワクワクします
  11月21日マチネ シアターオーブ 富士山がうっすらと見えました。
マックス:井上芳雄/レオ:吉沢亮/ウーラ:木下晴香/ロジャー・デ・ブリ:吉野圭吾/カルメン・ギア:木村達成/ホールドミー・タッチミー:春風ひとみ/フランツ・リープキン:佐藤二朗//演出:福田雄一

速いテンポで半ば強引に繰り広げられるストーリー、キラキラした舞台美術とお衣装、散りばめられるコメディエッセンス…やっぱりミュージカルはこうでなくっちゃ!いやぁ~面白かったです。
結構(…というか、かなり)眉を顰めたくなりそうなお下品な場面もありますが、芳雄くんや春風さん(ルドヴィカお母様~なにやってんの~(笑))が演じると何か中和されて、笑い(ちょっと苦笑に近いですが)に変わります。
吉沢亮くんはミュージカルお初ということで、おどおど振りが気の弱いレオ役にピッタリでした。初めてという割には歌もダンスもなかなかお上手。芳雄くん相手にちゃんと歌いこなしていたのに感心しました。役者さんってなんでもできるんだなぁ~。
自分的ツボとしては…まずは佐藤二朗さん。案外(というか無駄に(笑))美声、かつくそまじめに歌ってらしてそれがまたフランツらしくって可笑しかった。そして、カルメン木村達成さん…美しかった長い手足のさばき方が最高。立ち姿や一つ一つのしぐさがピシッと美しく決まっている。あまりに決まりすぎて、それがなにか笑いを誘うのよね。もうひとり、ウーラ木下晴香さん。確かな歌唱力と堂々としたコメディエンヌっぷり、キラキラしていて素敵でした。来年のCLUB7に早速登場するようです。玉野部長、さすがの眼力(笑)だわ~楽しみ

大作目白押しだったはずの2020年、サイゴンやエリザも行くつもりでした。でもこの状況下、やむを得ず…ですね。最後にこの楽しい舞台で終われたことが救いです。熱演してくれた芳雄くんありがとう!
さて、来年はどんな状況になっているのやら。とりあえずM!とクラセンは行くつもりですが…。はやく感染状況が落ち着いてほしいです。舞台を支えるすべての皆さん、それまでなんとか持ちこたえてくださいね。

 
お芝居後はヒカリエ<ハチカフェ>(なんと待ち時間なしで入れました)で岡山祭り寿司御膳。黄にらのお味噌汁が美味しかったです。その後日本橋に移動して、三菱マテリアルのジュエリーフェアへ。日本橋に行ったならば、髙島屋<ロブション>でお茶をせねば!シトロンのケーキをいただきました。

THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE

2020-09-05 20:39:46 | 観劇
  8月24日ソワレ 帝国劇場
あまりに久しぶりの帝劇。オペラ持った、冷房対策のストール持った、チケットはっと…なんて前の晩には持ち物準備をしちゃうくらいワクワクしてしまいました~
この日の仕事はねじ伏せるような勢いでこなし、いつものルートで日比谷へ。ずいぶん長いことやっていた三田線の日比谷駅の工事が終わっていて、時の流れを感じます。地下から行っても良かったんだけど、この日は何となくちゃんと正面玄関から劇場へ。……やっぱり帝劇はイイ!臙脂色のふかふかした絨毯、黒・金・臙脂を基調とした重厚なロビー、ゆったりとした2階への階段。そして、1席飛ばしの座席に座ってステージを見て…おお!大階段!…もう、これだけでチケット代元採ったなと思ったもん、まじで。

プログラムCのセットリスト
01. オープニング「レビュー THE IMPERIAL」(井上芳雄 ほか)
02. 「サウンド・オブ・ミュージック」より「サウンド・オブ・ミュージック」(島田歌穂)
03. 「王様と私」より「シャル・ウィ・ダンス?」(一路真輝、石井一孝)
04. 「キス・ミー・ケイト」より「ソウ・イン・ラブ」(一路真輝、石井一孝)
05. 「屋根の上のヴァイオリン弾き」より「陽は昇り又沈む」(大地真央を除く全員)
06. 「ラ・マンチャの男」より「見果てぬ夢(騎士遍歴の唄)」(井上芳雄)
07. 「スイート・チャリティ」より「ビッグ・スペンダー」(朝夏まなと)
08. 「アニー」より「明日は」(ソニン)
09. 「ナイン」より「グイードの唄」(田代万里生)
10. 「シカゴ」より「オール・ザット・ジャズ」(瀬奈じゅん、朝夏まなと)
11. 「レ・ミゼラブル」より「オン・マイ・オウン」(島田歌穂)
12. 「レ・ミゼラブル」より「民衆の歌」(石井一孝、佐藤隆紀、島田歌穂、平野綾)
13. 「ガイズ&ドールズ」より「はじめての恋」(平野綾、佐藤隆紀)
14. 「回転木馬」より「もしも あなたを愛したら」(ソニン)
15. 「シー・ラヴズ・ミー」より「バニラ・アイスクリーム」(平野綾)
16. 「ミス・サイゴン」より「神よ、何故?」(石井一孝)
17. 「南太平洋」より「すてきな人に恋してる」(一路真輝)
18. 「42nd ストリート」より「42丁目」(朝夏まなと)
19. 「ルドルフ ザ・ラスト・キス」より「明日への道」(井上芳雄)
20. 「ダンス オブ ヴァンパイア」より「フィナーレ」(ソニン)
21. 「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」より 「さあ、声を出せ!」(瀬奈じゅん、朝夏まなと)
22. 「モーツァルト!」より「ダンスはやめられない」(ソニン)
23. 「エリザベート」より「私が踊る時」(一路真輝、井上芳雄)
24. 「エリザベート」より「夜のボート」(瀬奈じゅん、佐藤隆紀)
25. 「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」より「塵と灰」(井上芳雄)
26. 「マリー・アントワネット」より「遠い稲妻」(田代万里生)
27. 「マリー・アントワネット」より「もしも鍛冶屋なら」(佐藤隆紀)
28. 「レディ・ベス」より「秘めた想い」(平野綾)
29. 「十二夜」より「私はシザーリオ」(大地真央)
30. 「風と共に去りぬ」より「女は降伏しない」(大地真央)
31. 「ローマの休日」より「自由~誓い」(大地真央)
32. 「マイ・フェア・レディ」より「踊り明かそう」(全員)

なんて豪華なラインナップ。どれもこれも素晴らしかったけれど、島田歌穂さんの衰えない歌唱力、ソニンちゃんの迫力演技(歌なのにっ!)(TDVはまじ上がった!)、万里生くん佐藤隆起さんのMAの2曲(MAはちょっと苦手なんだけれど…やはりいい曲だ!)が印象深かった。それから「ローマ」で舞台上方に映像にてご出演(笑)の祐さんが若い!アンサンブルさん達もお久しぶり。中山昇さん、階段上のセンターの立ち姿がヤバいくらい素敵でした。

配信もあるけれど…やはり生の舞台はいいなぁ「場の空気」に包まれる、この感じは劇場でしか味わえないものだと思います。このご時勢にこうした場を作ってくれた出演者さんやスタッフさん、みなさんにとてもとても感謝です。

   
高揚した気持ちをもう少し味わいたくて、帰りは東京駅まで歩く。風鈴のオブジェがきらきらしていました。






2020年冬の舞台

2020-04-13 20:52:55 | 観劇
シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ
  1月23日ソワレ シアタークリエ
【キャスト】三浦悠介:井上芳雄/折口佳代:咲妃みゆ/テムキ・フジ:畠中洋/マスター:吉野圭吾/春江・ウメ:濱田めぐみ/早瀬・ゼス:上原理生/里美・レポーター:仙名彩世/ミラ:内藤大希/久保:照井裕隆/ピア・キク:土居裕子
音楽座の伝説的ミュージカル。一度は観てみたいと思っていましたが、チケット取れなくて…毎度のことながらミュー友のおかげで観に行くことができました。厚く御礼を申し上げる次第でござるよ
大箱での演目ではないため、シンプルなセットとお衣装ですが、それだけにキャストの演技力と歌唱力がモノを言う。今回の舞台は文句なく堪能できました。土居裕子さん、ダンビエット、マリーアントワネット以来か?透き通った美しい歌声、健在でございます。おとぼけ宇宙人も良かったけど…やはりお佳代を土居さんで観てみたかったかも。1988年の初演ということで、舞台全体の空気感とか役者さん達のやりとりとかちょっと古いな…と思うところはありましたが、素直に「夢や希望を持って生きる」とか「人を信じる」って素敵だなぁと思わせてくれた舞台でした。

天保十二年のシェイクスピア
 2月13日マチネ 日生劇場
【キャスト】佐渡の三世次:高橋一生/きじるしの王次:浦井健治/お光・おさち:唯月ふうか/鰤の十兵衛:辻萬長/お文:樹里咲穂/お里:土井ケイト/よだれ牛の紋太:阿部裕/小見川の花平:玉置孝匡/尾瀬の幕兵衛:章平/佐吉:木内健人/お冬:熊谷彩春/清滝の老婆:梅沢昌代/隊長:木場勝己
1974年初演の井上ひさしの戯曲。シェイクスピア劇の要素がそこかしこに盛り込まれております。裏切りやえげつない殺人やら(ま、そこはシェイクスピアなんで)で目まぐるしく舞台は展開します。面白かったけれど…うーーむ…シェイクスピアがわかったら、もっともっと楽しめたのかなぁと。井上先生、自分、勉強不足ですみませんっ!下敷きがわからないセリフや場面が結構ありました~予習が必要でしたわ。

コンドルズ Bridges to Babylon
   2019年11月22日ソワレ 東京建物ブリリアホール
そういえば去年の暮れ、コンドルズに久しぶりに行ってきました。10年ぶりくらいかなぁ。新しくできた池袋の劇場も見たかったし。コンドルズ古参メンバーもそろそろアラフィフ。でも思ったより息切れせずにダンシング!しておられました。
池袋の新しいホールはエントランスのタイルが素敵。絵本のような色彩で迎えてくれます。舞台や客席も広々としていて舞台の見え方もいい感じ。ただ…問題はこのホールから池袋駅までのルートだね。ホールから一歩外に出ると、やはりそこは池袋なのでありますよ。ここをちょいと整備していくと評判のよい劇場になると思います。


ダンスオブヴァンパイア2019

2020-03-02 10:32:56 | 観劇
  
2019年ももちろんお城に参ります!
 11月15日ソワレ 沙也加/相葉/開次【スケッチブック「雪景色」「闇が広がる」】
 11月17日ソワレ 沙也加/東/佐藤【三井住友VISAカード~♬】
 11月19日ソワレ 桜井/東/佐藤【日傘ヘルヘル登場💛ルンバ…も面白かったな~】
 11月24日マチネ 桜井/東/開次【ロックシンガークコちゃん お掃除ロック】

今期は舞台セットがかなり変更されています。
まず、シャガールの宿屋が全面改装。出入口が正面から下手側になり、なんといっても建物自体が3階建てのドールハウス状態に!お風呂シーンでは伯爵クレーンがなくなってしまった!うーーん…宿屋は正面から雪が吹き付けるあの感じや、床下から影伯爵が出てくるところとか好きなシーンだっただけになんだか寂しい。2006年初演時には大爆笑だったクレーンも、もはや「お約束の伝統芸」だったのに…惜しまれます(笑)。お城も全面改装。螺旋階段がなくなって、霊廟、図書室、墓場も変わっています。変わっていないのは天蓋ベッド(でもシーツがシルバーになっている)とお城のお風呂くらいかなぁ。お城全体は…うまく言えないけど、ちょいと平坦になってしまったような印象。特に屋上(「どこかにおいで~か♪」のとこね。冬空の深さと寒さが感じられるとても好きな場面なのです)が、高さが感じられない。なんでかな?
キャストさん達については…とりあえず山口伯爵が健在なので一安心しました。ちょっと残念だったのはヴァンパイアシンガーから松澤さんが抜けてしまったこと。もちろん今期のシンガーさんたちも上手かったけれど、あの松澤氏の独特の声というかシャウトが聴けないのは寂しい。でも、東啓介くんというNEW STARを見つけられたのは収穫、収穫クレバーなお芝居、素直で伸びやかな歌。なになに?ジャージーボーイズに出演予定とな?これはチケットを取らなければ!
     
  
帝劇もお城仕様になっています。一三先生にも蜘蛛の巣が…(笑)
    
丸の内仲通りのイルミネーションが美しかったです。お芝居後の高揚した気分をそのまま維持してくれます。





2019秋の観劇

2020-02-24 16:35:20 | 観劇
🌹「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」🌹
  9月7日 ソワレ EX THEATER ROPPONNGI
【キャスト&スタッフ】 ヘドウィグ:浦井健治 イツァーク:アヴちゃん(女王蜂) 歌唱指導:冠徹弥!!
「MIDNIGHT RADIO」が聴きたくて。…うーーむ、予習なしで行ってしまったのでわからんところも多かった。でも!どんなに不幸でも、どんなに孤独な人生でも、愛と歌を求め続けたヘドウィグに涙しました。「相対的に人生は祝福されるべきものだ」…なんとなくこんなことを想いました。
【お芝居後のお楽しみ】
     
六本木通り沿いのホテル&オフィスのラウンジにあるレストラン<ココノマ>。観劇前にお茶をして観劇後も行ってしまいました~!ちょいと酔っぱらってしまって写真が全くダメダメですが(笑)美しいお料理。フォアグラのムースがとてもとても美味でした。

🌹「ペテン師と詐欺師」🌹
 9月11日 マチネ 新橋演舞場
【キャスト】フレディ・ベンソン:山田孝之/ローレンス・ジェイムソン:石丸幹二/クリスティーン・コルゲート:宮澤エマ/ミュリエル・ユーバンクス:保坂知寿/ジョリーン:大和田美帆/アンドレ・チボー:岸祐二
とりあえず何も考えずに笑って、主役2人の馬鹿馬鹿しいまでの「いいオトコっぷり」を堪能する。夏はそんな舞台がいいなぁ。
【お芝居後のお楽しみ】
 
歌舞伎座タワーの寿月堂で海苔のクリームパスタ。ごはん中にものすごい豪雨と雷が!

🌹「組曲虐殺」🌹
 10月13日 マチネ 銀河劇場
【キャスト】小林多喜二(作家):井上芳雄/田口瀧子(多喜二の恋人):上白石萌音/伊藤ふじ子(多喜二の妻):神野三鈴/山本正(特高刑事):土屋佑壱/古橋鉄雄(特高刑事):山本龍二/佐藤チマ(多喜二の実姉):高畑淳子
前日に台風19号が猛威を振るった影響で、劇場には空席が目立ちました。舞台は…どなたもお芝居が上手くて…でもやっぱり…小林多喜二をこのように表現していいのかな?という疑問がどこかに残る。
【お芝居前のお楽しみ】
 
たしか銀河劇場のお隣にお蕎麦屋さんがあったはず!早めに劇場に着いたので今日はおそばおそば!と思っていたら…なくなっていたカフェとかも見当たらずカレー…。うん、でもたまにはこういうのもいいかな。


復活!久しぶりの舞台 part2

2019-08-07 11:32:45 | 観劇
🌹CLUB SEVEN ZERO Ⅱ🌹
   
6月20日ソワレ<A version> 6月24日マチネ<B version> 
【キャスト】玉野和紀/西村直人/吉野圭吾/東山義久/大山真志/沙央くらま/北翔海莉

<A version>CLUBSEVENテーマ/FEVER/今日からあたいは!/保育園物語/下町ロボット/玉子とニャンコ/監督シリーズ今日に向かって撃て!/5‐10‐15TIMES/傘/ミニミュージカル「M」/50音ヒットメドレー/CLUBSEVENテーマ(Repreise)
<B version>CLUBSEVENテーマ/FEVER/ご長寿ジェスチャーゲーム/新アンディー・ジーンズ/おっさんずアモーレ/玉子とニャンコ/監督シリーズ今日に向かって撃て!/5‐10‐15TIMES/傘/ミニミュージカル「M」/50音ヒットメドレー/CLUBSEVENテーマ(Repreise)

VISAの先行受付でAver.しかチケット取れなくて、もういいや~と思ってたんだけど…やっぱり直前になって、Bver.も観たくなり残席わずかなチケットを急遽GET。…なんかこういうのいつものパターン過ぎて笑えます。
懐かしのキャラクターやスケッチがあり、新しいシーンもあり、相変わらずの楽しいショーでした。特に「5‐10‐15TIMES」は白スーツにハットでの7人全員のダンスナンバー。それぞれの個性が溢れる「大人の」CLUBSEVENらしいパフォーマンスでありました。若手枠(…でもありいじられキャラでもある(笑))大山くんもすっかりメンバーに溶け込んで、キレッキレのダンスを見せてくれました。1幕終わりの「傘」…もう一度聴きたいな~と思って探したんだけど発見できず。これは玉野さんのオリジナルナンバーなのかしら?
毎回毎回楽しいクラセン。どことなく昭和な香り(もう平成も終わったというのに!)のショートコントや50音、見ごたえたっぷりなダンスシーン。玉野部長もうちょっと続けてくださいね。

復活!久しぶりの舞台 part1

2019-08-04 23:41:29 | 観劇
4月の「笑う男」以来、久しぶりの日比谷方面へのおでかけである。特に帝劇は1年ぶり。ロビーが改装されていてちょっと戸惑いました。あれあれ?真ん中スペースが売り場じゃなくなっている~。

🌹エリザベート🌹
   6月19日ソワレ
【キャスト】エリザベート:花總まり/トート:井上芳雄/フランツ:平方元基/ルキーニ:成河/ルドルフ:三浦涼介/ゾフィー:香寿たつき/マックス:原慎一郎/ルドヴィカ、マダム・ヴォルフ:未来優希/エルマー:植原卓也/ヴィンディッシュ嬢:真瀬はるか/少年ルドルフ:大橋冬惟
      6月29日ソワレ
【キャスト】エリザベート:愛希れいか/トート:古川雄大/フランツ:田代万理生/ルキーニ:成河/ルドルフ:京本大我/他は19日と同キャスト

ポスター写真、美しいですよね特にお花様と古川くんの2ショットは「ヅカかっ⁉」と突っ込みたくなる麗しさ。
今回はお花様&井上くん、愛希れいか&古川くんの組み合わせでの観劇でした。お花と井上くんのシシィ&トートは、もう王道まで行ったな~と思わせる圧倒的な存在感と重厚さを備えており、申し分なく堪能できました。さて!29日のおけぴ観劇会(おけぴマスコットも扮装してる!)は、今期からの愛希れいか&古川雄大。うーーーむ悪くはない、悪くはないけれど…「普通の貴族の少女と貴公子」なのよねぇ…「皇后」と「帝王」にはまだまだかなぁ~。特にお花様の2幕以降のシシィの…なんていうか、まるで豪華な薔薇が朽ちていくみたいな「廃墟感」が圧巻なだけに、愛希シシィは物足りなく感じました。古川くんも…まぁ一生懸命なんだろうけれど、トートはそれだけではねぇ~なんたって「黄泉の帝王」なんだからさ。表情とか所作とかがわかりやすすぎるのかも。でも!上から目線でもうしわけないのだけれども…古川くん、結構いいところまでいっていると思うので、次期エリザもチャレンジしてほしい。次の古川トート、観てみたいです。
その他のキャストでは、原慎マックスパパの安定の歌唱力、良かったです。コルフ島の不協和音デュエット(好きなの!)も安心して聴けました。そして、万里生フランツの品格の高さ(お芝居も歌も!)は相変わらず素晴らしい。平方くんフランツは、うーーん、優し気でいいんだけれど…そこが逆に「皇帝」にはあっていないかもしれないなぁ。あと、真瀬はるかさんのヴィンディッシュ嬢も今期改めて感心しました。安定の歌と優雅な所作。出番は短いながら印象に残りました。
 
メモとお扇子を入手。あとTDVのポスター、新しいのがでていたので写真に収めてみました。

長くなってしまったのでpart2に続きます。







 

2019春先の観劇~笑う男

2019-06-02 14:31:16 | 観劇
 「笑う男」 4月20日ソワレ 日生劇場
【キャスト】グウィンプレン:浦井健治/デア:衛藤美彩/ジョシアナ公爵:朝夏まなと/デヴィット・ディリー・ムーア卿:宮原浩暢/フェドロ:石川 禅/ウルシュス:山口祐一郎
世間様の感想はなかなかの高評価なのですが…うーーーん、自分としては微妙だった。1幕までは良かったのよ、もう理不尽な結末しか予想できない不幸な伏線満載で。でも、その中で気高く光るグウィンプレンとデア、ウルシュスの不滅の愛。なんたってユゴー先生のお作品だからね!なんて思ったんだけど…。んんんっ?なんだ?この2幕。貴族と貧民の対比がいかにもプロトタイプで浅いし、貴族社会の壁の前に玉砕したグウィンプレン…「え?帰るの?」。でもってあの結末?って感じで茫然。もしかしてもう1回観たら違う感想が持てたかもしれないのだけれども。
今回の舞台で一番共感できたのはまーさまのジョシアナ公爵…かな。本当に自分が求めるものは何なのか?に気づいていく姿がなんだかとても強くて美しかったです。そして祐さんのウルシュス。いつになくとても自然で、歌声も相まってやさしさがあふれる人間くさい「とうちゃん」でした。祐さん、やっぱり素敵だな~

今年の春は忙しくってココロも荒れていたので…ファンのひとごめんよ~あまりいい印象がなくって。6月からはまたちょくちょく劇場に行きますよ!とりあえずは「CLUBSEVEN」と「エリザ」で復活だ!



2019年1月~3月の観劇

2019-05-03 17:06:53 | 観劇
久しぶりの更新です。2019年4月は…本当に忙しかったよ…帰宅してからPCを開ける気力もなく、即気絶するように寝てました。なんとか4月末までこぎつけましたが、もう一息。5月下旬になれば!1年の仕事の半分がとこが終わるといっても過言ではない。余計な仕事が入らなければ…の話ですが。

さて、今年初めからの観劇記録をサクッと。

🌸現代能「陰陽師」 1月10日夜の部 中野サンプラザ🌸
【キャスト】葦屋道満:梅若実/安倍晴明:野村萬斎/葛葉姫 榊の前:大空ゆうひ
お友達に誘われて、まぁ…なんとなく。

🌸「レベッカ」 1月20日マチネ クリエ🌸
  
【キャスト】マキシム・ド・ウィンター:山口祐一郎/わたし:大塚千弘/フランク・クロウリー:石川禅/ジャック・ファヴェル:吉野圭吾/ジュリアン大佐:今拓哉/ベン:tekkan/ジャイルズ:KENTARO/ベアトリス:出雲綾/ヴァン・ホッパー夫人:森公美子/ダンヴァース夫人:涼風真世
レベッカ、やっぱりいい舞台だなぁ~。祐さん、ちぃちゃん(なんて言ってはいけないですね。今回の少女から大人の女性への変貌ぶり、お見事でした)、涼風さん、3人のバランスが絶妙。

🌸「グレート・コメット・オブ・1812」 1月22日ソワレ 芸術劇場プレイハウス🌸

【キャスト】ピエール:井上芳雄/ナターシャ:生田絵梨花/エレン:霧矢大夢/アナトール:小西遼生/ソーニャ:松原凜子/ドロホフ:水田航生/マリア:はいだしょうこ/アンドレイ:武田真治
トルストイの「戦争と平和」である。昔むかーし原作は手に取ったことはあるが、もちろん挫折した(笑)。あーんな複雑な物語をどう切り取って2時間半に収めるのか?半信半疑で行った舞台でしたが…うん、とりあえずは頑張ったね!という感想です。
この舞台で特筆すべきは劇場の使い方かな。ステージ上にもテーブル席の客席があり、ショーが行われている豪華なレストランのよう。どこが舞台で客席で、はたまたオケBOXなのかの区切りがなく、劇場全体が非現実な空間になっています。舞台美術やそんな中でお芝居をする役者さん達は相当大変だと思いますが、新しい体験型舞台のひとつなのかなと思いました。

🌸「ベルサイユのばら45」 2月9日マチネ フォーラム🌸

ソング&トーク 初風諄/榛名由梨/日向薫/紫苑ゆう/杜けあき/一路真輝/麻路さき
ダイジェスト オスカルアンドレ編 オスカル:稔幸/朝海ひかる アンドレ:湖月わたる/水夏希
ダイジェスト フェルゼンアントワネット編 フェルゼン:和央ようか アントワネット:星奈優里
ダイジェスト フィナーレ 稔幸、和央ようか、湖月わたる、星奈優里、朝海ひかる、水夏希、華形ひかる
お友達からチケットを譲っていただきました。ベルばらやっぱり名作!素晴らしかった久しぶりに体感時間30分の舞台でした。ロビーのパネル展も懐かしく見ました。2001年の横尾忠則ポスターは衝撃だったなぁ~。このころの月組や宙組のポスターは横尾氏デザインで攻めてたわね。ポストイットまだあるかも。思えば2001年9月11日は村でノルさんのオスカルを観てました。出待ちしてたら帰れなくなって、急遽大阪に泊まったんだけれど、お部屋でTVをつけたらあの光景が。なんだか複雑な思いをしたことを覚えています。あ、そうそう客席には植田せんせいもおられましたよ。
 観劇の興奮さめやらず、小雪の舞う中ふらふらと喫茶店に向かい、乙女なケーキをいただきました。

🌸「タイム・フライズ」 2月17日マチネ 光が丘IMAホール🌸
ミュージカル座の公演です。なんと!お友達が女優として出演。すごいなぁ~!夢を追っている人間ってキラキラしてる。

🌸「PRICILLA」 3月17日ソワレ 日生劇場🌸
  
【キャスト】ティック(ミッチ):山崎育三郎/アダム(フェリシア):古屋敬多/バーナデット:陣内孝則
陣内さんのバーナデット可愛かったなぁ~。「バカ?あなたはバカなの?」←好き!

🌸「十二番目の天使」 3月30日マチネ クリエ🌸

【キャスト】ジョン:井上芳雄/ティモシーの母親・サリー:栗山千明/ビル:六角精児/ローズ・ジョンの母親:木野花/メッセンジャー・ジョンの父親:辻萬長
久しぶりのストプレ。「説明はいらん!なぜそこで歌わない!」とか思ってしまうミュージカル脳の自分にあきれる。

2018年11月の観劇~メタルマクベスdisc3

2018-12-30 21:00:09 | 観劇
さて、今年の観劇納めはメタマク。
 ちょっと明るくなった豊洲市場。
  劇場も最後かな~と思って写真を撮ってみました。
「メタルマクベスdisc3」11月29日 IHIステージアラウンド東京
【キャスト】ランダムスター/マクベス浦井:浦井健治 ランダムスター夫人/ローズ/右近B:長澤まさみ  レスポールJr./元きよし:高杉真宙 グレコ/マクダフ柳下:柳下大 グレコ夫人/シマコ/林:峯村リエ パール王/ナンプラー:粟根まこと 右近/医者:右近健一 エクスプローラー/バンクォー橋本:橋本じゅん レスポール王/元社長:ラサール石井 トーカイ/磯野君:磯野慎吾 森/老婆:中谷さとみ 門番/杉:村木仁 冠君:冠徹弥

2018年の最後、2年通った360℃シアターの最後を飾るにふさわしい華やかな舞台でした。メタマクも3バージョン目ともなると、どうなのかな~と思っていたけれど、さすが新感線、最後にこのキャストをぶつけてくるとは!完成度めっちゃ高い。
長澤まさみ、ビジュアルはもちろんいいんだけれど、歌と演技はその斜め上をいくうまさで驚きましたよ。浦井くんウカウカしていると押されちゃうよ~(…って、そういう役どころだからいいんだけれど(笑))このふたりのマクベスは、小市民的で平凡な器に、途方もない野望が悪魔のように侵入してきて壊れていく悲劇が良くわかる。根はお人よしな子たちなんだから、王を殺してとって変わるなんてことをしでかした自分に耐えられないんだよね。途中で気が付くんだけれど、もう遅い。悲劇に向かって突っ走るしかない。その絶望感ったら凄かったわ。一番人間くさいマクベスだったんではないでしょうか。
さて、そのほかのキャストでは、何といっても<新感線歌唱指導>右近健一。好きなの~あのクレイジーな歌やお芝居が。久しぶりにいっぱい聴けて嬉しかったです。それから、冠君も良いですね~。disc2の松永君も悪くはなかったけれど、やっぱり新感線は冠君の「炎の報告」じゃなくっちゃね。そうそう、レスポール王の亡霊に苦しめられる場では、なんと「闇広(?)」らしきものが目の前で繰り広げられてて…!腹を抱えて笑いました。浦井くん、新感線に愛されてるなぁ~いっつもミュージカルからみでいじられるもんね。そしてそして!メタルマクベスのCD欲しいです。中身はとにかくジャケットだけでも。グッズで作ってくれないかなぁ~売れると思うんだけど。

4時間の上演時間があっという間。2018年の観劇納めとしてはとっても満足な舞台でした。今年は美術館や小旅行に行くことが多くて、お芝居はちょっと少な目だったかな。石丸さんのジキハイ、魔界転生、メタマクdisc3…この辺が自分的BEST3といったところでしょうか。来年2019年は「レベッカ」で始まります。来年も素敵な舞台と出会えますように。

2018年11月の観劇~魔界転生

2018-12-30 17:52:02 | 観劇
   「魔界転生」11月12・19日 明治座
【キャスト】柳生十兵衛:上川隆也/天草四郎:溝端淳平/柳生但馬守宗矩:松平健/お品:高岡早紀/根津甚八:村井良大/北条主税:松田凌/田宮坊太郎:玉城裕規/柳生又十郎:木村達成/荒木又右衛門:猪塚健太/小栗丈馬:栗山航/戸田五太夫:丸山敦史/由比正雪:山口馬木也/宮本武蔵:藤本隆宏/淀殿:浅野ゆう子/宝蔵院胤舜:野添義弘/岩浅重成:真砂京之介

正直チケット取るかどうか迷っていました。「真田十勇士」観たし、ミュージカルじゃないし、明治座だし…。でも行って良かった。素直に面白かったです。豪華なキャスト陣とプロジェクションマッピングを多用した華やかな舞台。さすが日テレ開局65周年記念。
特に印象に残ったのは、松平健と浅野ゆう子のベテランお二方。役者オーラ半端ないっす。二人が出てきてお芝居すると、一気に舞台が引き締まるっていうか。マツケンの殺陣も凄い!上川十兵衛との対決、藤本武蔵との勝負…目が離せない凄みがあります。ラスト近くの四郎消滅場面、上川十兵衛が溝端四郎の肩を抱いて「さぞやつらかったであろう…」…うわーーーん上川くんの「SIROH」もう一度観たいよ~。
さて、今回は久しぶりの重複観劇。なぜかというと12日は歌舞伎舞台特有のサイド席だったので、四郎の放つ忍法髪切丸ビームがいまいちずれる、ストレスたまる~。これは正面席からぜひ!ってことで久しぶりに、観劇後チケット劇場直買い(笑)をいたしました。翌週は2階正面席。うん、やっぱりこの席の方が、舞台全体を俯瞰できて、プロジェクションマッピング効果を十分に味わえる。映像を使った舞台美術は席によって効果が違ってしまうというのが難点かもしれません。いっその事360℃シアターでやれば良かったのにとちょこっと思いました。

      
それにしても明治座は良い日本画をお持ちですね。それを惜しげもなく飾ってくれているのも気前が良くて良い。

  
明治座のおとも① 「柳家」のたい焼き(お土産配っちゃって最後の1個)
明治座のおとも② 人形町駅そばの「喫茶去 快生軒」シュガーポットがレトロで可愛い

10月の観劇~タイタニック・メタルマクベスdisc2

2018-12-02 19:34:50 | 観劇
おかしいなぁ~?この時期はもう少し暇になるかと思っていたんだけれど…なんだかガタガタした毎日が続いております。毎日疲れるっていうか。そんな中でも観劇はほそぼそと続けております。

 「タイタニック」10月11日(木)ソワレ 日本青年館
【キャスト】アンドリュース:加藤和樹/イスメイ:石川禅/バレット:藤岡正明/エッチス:戸井勝海/チャールズ・クラーク:相葉裕樹/マードック:津田英佑/ジム・ファレル:渡辺大輔/ブライド:上口耕平/ライトーラー:小野田龍之介/エドガー・ビーン:栗原英雄/アリス・ビーン:霧矢大夢/キャロライン・ネビル:菊地美香/アイダ・ストラウス:安寿ミラ/イシドール・ストラウス:佐山陽規/スミス:鈴木壮麻
以前、クリエコンサート(じゃないかもしれない)で藤岡くんの「バレットの歌」を聴いて、ぜひ、舞台で聴いてみたいと思ったので、チケットをとってみました。群像劇…ふむふむ、誰が主役ってわけではなく、キャストそれぞれの心情が語られるわけね。開演前の舞台では、ひとりコツコツと設計をしているアンドリュースがいて、もう舞台は始まっている。世界一を誇る大型客船の最初の乗客になる誇らしさが舞台からあふれ出て、観客である私たちもタイタニックの一乗客であるかのような想いへといざないます。藤岡バレットの歌はもちろんすばらしく、上口ブライトとの若々しい友情も素敵。そして、戸井さんの一等客室係、佐山さんと安寿ミラさんのストラウス夫妻…もう、なんていうか、このキャスト以外考えられない!って感じの「正解」な演技に感心しました。
どんな人間にも等しく「ドラマ」はある。それが自然や運命の大きなうねりのなかで儚く消えていくものであっても…そんな想いを残す舞台でした。

     市場前はちょっと賑やかになってきた。
「メタルマクベスdisc2」10月20日(土)ソワレ IHIステージアラウンド東京
【キャスト】ランダムスター/マクベス魔Ⅱ夜(←マトゥヤ!):尾上松也 ランダムスター夫人/ローズ/村木B:大原櫻子  レスポールJr./元きよし:原嘉孝 グレコ/マクダフ浅利:浅利陽介 グレコ夫人:高田聖子 パール王/ナンプラー:河野まさと 村木/医者:村木よし子 エクスプローラー/バンクォー岡本:岡本健一 レスポール王/元社長:木場勝巳 森/老婆:保坂エマ 門番:逆木圭一郎 伝令係ヤマハ:インディ高橋 徳永君/杉:徳永ゆうき
disc1とはずいぶんキャストのあてはめ方が違うし、冠君もじゅんさんも粟根さんも出ないし、どうなの?と思って出かけたdisc2。うん、なかなか見ごたえありました。disc1は人間関係のしがらみが絡みつく途方もない罪と愛のお話だったけれど…disc2は寂しい子供たちの残酷なお話だ。とっ散らかってて暴力的、疾走感は半端ない。実は先週disc3も観てきたんだけれど、なんていうか…悪魔感があって。同じ演目でこれだけの色の違いを出してくるってヴィレッジ凄いです!そして、徳永君の「炎の報告(演歌版&鉄ヲタ版)」も違和感なくメタマクに溶け込んでいました。演歌とハードロックってあうのかしらね?disc1と3の間の箸休め的な舞台…と思っていましたが(ごめんなさーーい)、きっちり期待を裏切ってくれる大満足の舞台でした。

ところで、2019年のステアラはどうなるのかしら?新感線は39公演だし…2020年まで使わないのかな?