向日市教委は20日、「市教職員ふるさとセミナー」を市内で開いた。郷土の歴史を学び、授業への生かし方を考える研修で、出席した教職員が、長岡宮跡の見学などを通して向日市の文化や歴史に理解を深めた。
市内の小中学校の教職員を対象に、昨年に続いて実施した。新規採用や、これまで向日市の小中学校で勤務したことのなかった教員ら計33人が参加。市文化資料館職員が講師役を務め、朝堂院跡、南真経寺などを訪れたほか、資料館で講演「市の文化資産・史跡と資料館の活用について」を聴いた。
大極殿公園では立体表示されているのぼり旗「宝幢(ほうどう)」の概要、大極殿の大きさなどの説明を受けたほか、小安殿の柱跡を見学。配布されたパンフレットと照らし合わせていた。
4月から寺戸中で教える山沖正子教諭は「知らないことが多かった。子どもたちが自分の古里を振り返るような総合学習ができるのではないか」と話していた。
【 2010年08月21日 10時43分 】京都新聞
【 2010年08月21日 10時43分 】京都新聞
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