油?…犯人はアライグマ 京都・向日神社の国文化財に

2015-05-26 10:20:28 | ブログ Weblog
 京都府向日市向日町の向日神社で、アライグマによる建物被害が相次いでいる。4月には国登録有形文化財の指定が決まったばかりの幣殿の板絵に、アライグマの小便がかけられる被害があった。同神社は「対策に取り組んでいるが、いたちごっこです」と頭を抱えている。

 六人部是継宮司によると、板絵は狩野派の絵師により江戸末期に描かれたもので、全部で10枚ある。4月中旬にマツと鳥が描かれた板絵にしみを発見した。全国で神社や寺に油がまかれる事案が相次いでいた時期だったため、最初は油かと思ったという。小便は天井近くからかけられたとみられる。

 同神社では以前にも壁に傷をつけられたり、明け方に天井裏を走り回るなどの被害があり、そのたびに駆除剤をまくなどの対策をとってきたが、時間がたつと舞い戻ってくるという。

 六人部宮司は「1年くらいは見掛けなかったのに。どこかに大きな穴でも空いているのだろうか」と話している。

【 2015年05月26日 09時44分 】


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