大山崎町大山崎の古刹(こさつ)2カ所で16日、お盆の風物詩となった恒例行事が行われた。「山崎聖天」として知られる観音寺では、残暑の中を訪れた参拝者にかき氷を振る舞う「氷接待」があった。夜には宝積寺で精霊会(しょうりょうえ)が営まれ、ろうそくの明かりとともに先祖の霊を送り出した。
観音寺の氷接待は、お供えの小豆を参拝者に分ける目的で明治期に始まった。当初は氷をかんなで削っていたという。この日は地元の主婦2人が器の底に手作りのあんを入れ、手動のかき氷機で削り砂糖水をかけて参拝客に手渡した。
天王山に登った帰りに訪れた大山崎中1年の立花建さん(12)は「久しぶりに来た。冷たくてほど良い甘さでおいしい」と喜び、おかわりしていた。
宝積寺の精霊会は「千灯供養」とも呼ばれる。閻魔(えんま)堂で法要が営まれた後、極楽浄土への道を示すとされる行灯(あんどん)250基ととろうそく250本に火がともされた。夜の境内は幽玄の世界へと姿を変え、家族連れなど参拝者は煌々(こうこう)とした明かりに照らされながら、静かに手を合わせていた。
観音寺の氷接待は、お供えの小豆を参拝者に分ける目的で明治期に始まった。当初は氷をかんなで削っていたという。この日は地元の主婦2人が器の底に手作りのあんを入れ、手動のかき氷機で削り砂糖水をかけて参拝客に手渡した。
天王山に登った帰りに訪れた大山崎中1年の立花建さん(12)は「久しぶりに来た。冷たくてほど良い甘さでおいしい」と喜び、おかわりしていた。
宝積寺の精霊会は「千灯供養」とも呼ばれる。閻魔(えんま)堂で法要が営まれた後、極楽浄土への道を示すとされる行灯(あんどん)250基ととろうそく250本に火がともされた。夜の境内は幽玄の世界へと姿を変え、家族連れなど参拝者は煌々(こうこう)とした明かりに照らされながら、静かに手を合わせていた。
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