京都府長岡京市の観光ボランティア「まちづくり女子会」がこのほど、オフィシャルサイト「らしく長岡京」を開設した。案内役のホストと社寺の文化財の鑑賞や古墳巡りをして竹箸作りや古墳ピクニックなどを体験するプログラムを企画、紹介して誘客を目指す。
同女子会は地域の観光振興を目的に市観光協会元職員で退職後もボランティアを行う樫村恭子会長(65)が一昨年春に同協会の仲間2人と設立。現在は計6人が活動している。
サイト開設は「地域を盛り上げるため印象に残る体験プログラムで観光客を呼び込みたい」と、女子会設立後に先進地へ出向くなど準備。市観光まちづくり協議会の協力と文化庁の補助金を受けて取り組んだ。
市内の主要文化財として楊谷寺や乙訓寺、勝龍寺・勝竜寺城公園、恵解山(いげのやま)古墳公園など6カ所を取り上げ、解説と写真を付けて掲示。観光体験プログラムは長岡天満宮で開く江戸時代の算数「和算」の算額(府暫定登録文化財)の鑑賞と和菓子を食べて糖分補給しながらの脳トレ、光明寺での地元和菓子店がホストになった季節の和菓子作りなどを告知している。
樫村会長は「普段に見る機会の少ない文化財の鑑賞は観光の大きな魅力になるはず。今後は新会員を募りながら乙訓全体の観光体験プログラムを提供していきたい」と意欲をみせる。アドレスはhttp://rashiku-nagaokakyo.com/
【 2018年07月29日 20時30分 】
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