レストランバスで紅葉・グルメ満喫 京都・長岡京

2017-11-30 08:34:58 | 創 creation
 京都府長岡京市内を24日、2階建ての「レストランバス」が巡回した。乗客たちは市内の有名店のコーヒーとケーキを味わいながら、紅葉に染まる長岡天満宮や西山の山並みを車上から堪能した。市内のスポットを周遊できる観光商品づくりを目指して市が初めて試みた。

 レストランバスは1階に厨房(ちゅうぼう)施設を備え、2階は対面式の客席で屋根が開く仕様。市内では、点在する観光名所をつなぐ公共交通が乏しく、資源を生かし切れていない課題がある。問題を解決し、地元ならではのグルメで誘客につなげる一案として、市が大阪市の長距離バス運行会社と共同で実施した。

 長岡京市内の飲食業者や観光協会関係者ら計約40人が2便に試乗。阪急西山天王山駅を起点に市内のコーヒー店に立ち寄って品質へのこだわりを聞き、車窓に映える紅葉の眺めを楽しんだ。参加した地域情報誌「おとくにSanpo」編集長の松野敬子さん(56)は「移動手段を埋める方策として興味深いが、いかに魅力的な内容を提示できるか工夫がいる。近隣のまちとの連動も必要では」と話した。

 25、26日も、事前に申し込んだ計100人が試乗。光明寺の紅葉狩りやビール工場の見学などを盛り込んだ行程で、タケノコを使った弁当を味わう。試乗後の座談会などで価格設定の在り方や満足度について意見を聞く。市商工観光課は「採算が取れる形で持続して運行することが可能なのか、模索し見極めていきたい」とする。

【 2017年11月25日 11時03分 】


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