京都府八幡市橋本の民家で、9月4日に上陸した台風21号の暴風で傷んだ桜の大木が開花した。住人の男性(80)が5日朝見つけた。複数の太い枝が折れ、葉も飛ばされたが、木の3カ所以上で花を咲かせており、家人を驚かせている。
男性の父親が、40年以上前に裏庭に植えたソメイヨシノ。現在は高さ約10メートルになり、毎年春に鮮やかなピンク色の花で満開になる。
今回の花は季節外れのせいか白に近いが、男性は「かれんで、生命力に感心しています。自分もまだまだと勇気づけられた」と喜ぶ。
宇治市植物公園(宇治市広野町)によると、桜はつぼみのもとを夏に作り、葉っぱが落ちてから成長して開花するため、台風などで葉が一気に落ちると開花することがあるという。
【 2018年10月05日 23時43分 】
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