厳しい暑さが連日続く中で、京都府の乙訓地域で特産の京都ナスの収穫と出荷が本格化し、栽培農家が早朝から作業に追われている。
栽培されるナスは長岡京市にあった大手種苗会社の試験農場で1960年代に開発された品種「千両二号」が中心。現在、同市ではJA京都中央の長岡京茄子(なす)部会の農家18軒が1.8ヘクタールの畑で栽培している。
同部会長の若林和彦さん(65)=同市今里=の畑では地域独特の枝をV字形に仕立てて栽培するナスが整然と並び、色鮮やかな実を数え切れないほど付ける。早朝から収穫作業が始まり次々に摘み取って、その日のうちに市場に出荷する。
若林さんは「今のところ、気温と湿度とも高いことで実付きと実太りとも良く育っている」と話しながらナスを手にした。収穫は11月ごろまで続くという。
【 2018年07月03日 16時30分 】
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