長岡京市の小学生が夏休みに取り組んだ工作や自由研究の作品を紹介する「第22回市小学生アイデア作品展」が3日、市役所大会議室で始まった。大学の研究者やアーティストも顔負けの鋭い観察力や豊かな創造力でまとめられた力作が並んでいる。
市教育支援センターが、小学生が夏休みに制作した優秀作品を、保護者や地域住民にも公開しようと毎年開催している。市内10小学校の172クラスから校内発表会などを経て代表作品が選ばれ、工作の部に109点、自由研究の部に63点が寄せられた。
会場には、恐竜や昆虫、惑星などの大型模型をはじめ、歴史の語呂合わせかるた、走馬灯など、紙パックや粘土、毛糸など多彩な素材で手作りした工芸品が並んだ。また、模造紙やノートに、写真やグラフ、標本を添えた個性豊かな「研究論文」がずらり。植物や生き物を観察したり、「なぜおしっこが出るのか」といった身近な疑問を調べた作品が展示された。
長岡第十小4年の青山佳史君は1学期に鎖骨を骨折した経験から骨について調べ、エックス線写真を交えて骨の再生の様子をリポートした。
今年は、東日本大震災の発生を受けて、地震や津波、放射線などを題材に研究した児童も多く、太陽光発電パネルを使った省エネ扇風機や液状化現象の実験装置などもあった。長法寺小5年の小山奈緒さんは、原子力に加え、風力や振動力などの発電について調べたことをまとめ、「少しでも自然エネルギーが使われるようになってくれるといい」と指摘した。
4日まで。無料。
【 2011年09月04日 10時29分 】
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