水彩の京町家カレンダー、人気 大山崎の男性が製作

2012-01-07 08:59:08 | 歴 history
京町家の水彩画を載せた2012年のカレンダーと、製作した佐々木さん(大山崎町円明寺) 減りつつある京町家の風景を水彩画に描いてきた京都府大山崎町の男性が、作品を編集した2012年のカレンダーを作った。洛中に残る老舗の薬屋や和菓子屋など、素朴な筆づかいと淡い色彩で表現した13点を載せている。町民に好評で、自費製作した320部は完売に近づいている。

 作者は、定年退職後から趣味で水彩画を手がける同町円明寺の佐々木幹夫さん(64)。昨年は約30カ所の町家を描き、多くの人の目に留まるようにと、カレンダーの製作を思い立った。

 表紙や各月には、京都市中京区を中心に、車屋町通二条にある1648年創業の「雨森敬太郎薬房」、車屋町通姉小路にある1804年創業の「京菓子司 亀末廣」、明治・大正期から東洞院通六角で営む「辻森自転車商会」などが登場する。

 黒い木壁、藍色や灰色に塗った瓦、風にそよぐのれんを見事に表現。空を広めに描き、町家がたたずむ街角と行き交う人々の様子が伝わってくる。どの絵にも、短い解説文と場所が記されている。

 佐々木さんが主宰する絵画サークルや、昨年11月に町内で開かれた催し「おもてなしウイーク」で販売したところ、売れ行きは好調だった。「気に入った絵があれば、実際に町家を見に行って雰囲気を肌で感じてもらえたらうれしい」と話す。カレンダーは残り5部で税込千円。購入希望者は佐々木さんTEL(956)6620へ。

【 2012年01月06日 11時31分 】

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