阪急長岡天神駅の東西に広場 立体化後、交通分散へ整備案

2018-02-12 09:13:04 | 政 governing
 阪急長岡天神駅周辺整備について、京都府長岡京市は7日、鉄道立体化完成後の駅前広場を駅隣接の東西両側に設置する案を、基本とする方針を示した。歩行者の安全確保や交通混雑の緩和などの点で片側のみに配置するより高い効果を見込めるため。

 市によると、両側設置案では、バスやタクシーの発着場、自家用車の乗降場を東西の広場に分散して配置し、交通結節点としての機能を分担する。

 歩行者と車の動線が分離されて安全性が高まり、駅周辺での路上駐車を抑えられるとし、駅への車両が東西に分かれることで、アゼリア通りと天神通りの交通量減少が期待できるという。

 立体化後の高架下空間を利用する案については、駅舎計画などとの整合性が必要として検討を先送りする。

 市役所で同日にあった同駅周辺整備基本計画策定委員会で、市側が提案した。

 委員からは「東西広場に同じ機能を持たせては二重投資になる。きちんと機能分担する必要がある」などの意見が上がった。両側設置案に異論は出ず、市は、2018年度に策定が完了する基本計画へ反映させるとした。

 市は、鉄道立体化の実現やその時期にめどが立たない中、立体化完成までは駅南側にある天神通りの踏切周辺へ暫定的な広場を設置し、早期に交通混雑を緩和させる方針を既に示している。

【 2018年02月08日 12時57分 】


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