田川市石炭・歴史博物館のブログ

〒825-0002 福岡県田川市大字伊田2734番地1
TEL/FAX 0947-44-5745

休館日の博物館【炭坑住宅の大掃除】

2014年09月29日 | 日記
休館日(主に月曜日)には、開館日にはできない作業等を適宜行っています。
秋晴れの本日は、朝から職員4人と清掃業者さん3人の計7人で、
産業ふれあい館(炭坑住宅:外観は炭坑住宅に模し、内部は明治・大正・昭和期の炭坑住宅の間取りを再現したもの)の大掃除を行いました。
一昨年は、畳を全てあげて行ったようですが、今年はあげず、ほうき・雑巾・掃除機等で


●昭和の住宅内のお布団を干して、仏壇もきれいに


●内部に展示している資料も一度外に出して、目とおし風とおし


●窓ガラスも内から外からピカピカに


●普段なかなか手が届かない天井のスポットも掃除+電球の交換


●蛙もいつもと違う雰囲気に誘われて見学に

私は午後から外出のため、仕上げの作業はお任せしてしまいましたが、とってもきれいになっていました。
・・・炭坑住宅にお泊り、も今なら夢ではない状態です
きれいになった炭坑住宅は、ご自身の目でご確認ください!

石炭☆ミ

2014年09月28日 | 日記
こんにちは

田川市石炭・歴史博物館は石炭産業関連の資料がたくさん所蔵されています

そして私の机の上にも石炭あります!

↓↓↓

コロン
磨いた石炭です
きれいでお気に入り!

石炭を磨いた置物は博物館の所蔵資料中にもあります
でも展示されていないので、機会があれば皆さんにご覧いただけるように展示したいと考えています

ちなみに、写真にはとっていないのですが、我が家には某所から拾ってきた、石炭が筋になって入っているボタがあります

こちらは写真でいつかアップしますね


炭坑町をまち歩き~田川市フィールドトリップ~開催まであと少し。

2014年09月27日 | 日記
旧炭都である田川市には、地域の宝とも言うべき炭坑遺産をはじめとする文化遺産がたくさんあります。
まち歩きをしながら、田川の歴史を学んだり、新しい地域の宝を発見したりしませんか?
このワークショップは全7回(10月~1月)予定しており、各回20名(先着順)で募集しています。


第1回開催日:10月5日(日)(約2時間を予定)
集合時間:14時(時間厳守)
集合場所:ハローワーク田川前駐車場
コースエリア:山本作兵衛翁旧居跡周辺
コースエリアポイント:長尾鉱業所本部跡、作兵衛翁旧居跡 他

参加費:無料
対象:2時間程度のウォーキングが可能な方。*中学生以下は、保護者の同伴が必要。
申し込み:事前申し込みが必要。開催3日前までに電話又はFAXで申し込みください。
【参加申し込み・問い合わせ:田川市石炭・歴史博物館0947-44-5745】


日頃何気なく見ている風景の中に、炭都の息吹を感じてみませんか
当日、皆さまに楽しんでいただくために、目下準備中です
約2時間のウォーキングとなりますので、歩きやすい・動きやすい恰好でご参加ください

美味しい田川名物 石炭ソフト

2014年09月25日 | 日記
今はまさに食欲の秋
という訳で今日は当博物館の付近で食べられるスイーツをご紹介します
当館の隣にミュージアムショップ「たがわ炭都物語」が営業中です



その商品の中で一際目を引くのが、なんと黒いソフトクリーム…。
これこそがお薦めしたい一品「石炭ソフト」です。実際手に取ってよく見てみると、すごく…黒いです…。
ですが、味は正真正銘のチョコレート味



この黒さの秘密、それは食用炭が入っている点にあります。
食用炭には腸内の有害物質を吸収し、便と一緒に体の外へ排出してくれる「デトックス効果」を発揮する成分が含まれています。このデトックス効果を巧く活用できれば、便秘解消やダイエットにも効果があるといわれています

つまり、石炭ソフトはカラダに良いのです
ただし食べると口の周りがまっ黒くなるので、食べる際には予めお口を拭う物を用意することを強くお勧めします…

来る10月28日(火)から開催される当館企画展「ユネスコ世界記憶遺産登録山本作兵衛翁原画企画展 コロタイプ~未来につなぐ印刷技術~」の観覧の折に是非ご賞味ください

ボランティアガイドさんのご紹介

2014年09月23日 | 日記
今日は、当館でボランティアガイドをしてくださっている原田巌さんをご紹介します。



ご自身の炭鉱での経験等をもとに巧みな話術で解説をしてくださいます

また、田川発祥の炭坑節の語り部もされているので、案内の際にはとても素敵な歌声を
聴かせてくださいます

不定期ではありますが、原田さんによる炭坑節の口演を行うこともございますので、
館内放送でのご案内を耳にされた際には是非ご参加ください

なお、原田さんの在館時にご希望があった場合には、人数の多少にかかわらず
口演を行いますので、受付にお申し出ください

石炭記念公園の記念碑いろいろ

2014年09月21日 | 日記
最近は朝夕めっきり寒いですねぇ
寒さが苦手な私には辛い季節がやってきますが・・
皆さん風邪には気を付けましょうね


今日は石炭記念公園にある石碑をいくつかご紹介します
まずは

現在は一坑だけが残存する竪坑櫓ですが実は二坑ありました
石碑は当時第二竪坑櫓があった位置にありますよ


次は

炭坑節の碑です
歌詞の「香春岳から見下ろせば 伊田の竪坑は真正面~♪」を
思い切り体感できる場所にあります
まさに炭坑節発祥の田川ならではの光景です
みなさんぜひぜひ見に来てくださいね



次に

橋本英吉文学碑です
橋本さんは福岡出身で芥川賞候補にもなった作家・・・にもかかわらず
恥ずかしながら私一冊も読んでおりません
田川市図書館にあるので続きは1冊でも読んでからにします

キャラバン展in石見銀山

2014年09月20日 | 日記
こんにちは

秋になれば各地の博物館・美術館でいろんな展覧会が行われますね楽しみですね

石炭・歴史博物館でももちろん秋の企画展が開催されます
(↑昨日のブログ参照

そして、石炭・歴史博物館での企画展とは別に、石見銀山資料館さんで山本作兵衛コレクションや筑豊炭田について展覧会を開催いたします
期間は11月1日(土)から12月20日(土)まで

石見の皆さんに楽しんでいただくために、現在準備がんばってます

また、開催日間近になったら、詳細ご報告いたします

では、失礼いたします

ユネスコ世界記憶遺産登録山本作兵衛原画企画展 コロタイプ ~未来につなぐ印刷技術~ を開催します

2014年09月19日 | 日記
田川市では、平成23年5月にユネスコ世界記憶遺産に登録された山本作兵衛翁の炭坑記録画をはじめとする「山本作兵衛コレクション」697点のうち、田川市石炭・歴史博物館が所蔵する炭坑記録画585点について、コロタイプ印刷によるレプリカの製作を平成24年度から3ヶ年計画で行っています



田川市石炭・歴史博物館では、秋の特別企画展として、「ユネスコ世界記憶遺産登録山本作兵衛翁原画企画展コロタイプ~未来につなぐ印刷技術~」を開催し、山本作兵衛翁の炭坑記録画の現状を詳細に記録するコロタイプ印刷によるレプリカとその印刷技術について、探求します。期間中は、関連講演会、ワークショップも開催します



この機会にぜひコロタイプ印刷について関心を深めてみませんか
ご来場心よりお待ち申し上げます


たがたん イギリス出発式

2014年09月18日 | 日記
田川市のゆるきゃら「たがたん」がイギリスで開催される
ジャパン祭りに出演するため本日「出発式」が石炭記念公園で行われました
たがたんは全国の有名なゆるきゃらと一緒にイギリスへ行き
田川を世界にPRしてくるそうです



まずは田川市長から挨拶です



次に宝保育園の太鼓の演奏です
もーーー凄い上手だし迫力満点の演奏に驚きです



最後にみんなで「たがたんタンゴ」



たがたんは博物館のPRもイギリスでしてくれるそうです
田川市石炭歴史博物館の世界進出も間近かっ





世界記憶遺産の保存現場見学 見学レポート

2014年09月03日 | 日記
8月24日(日)に、山本作兵衛コレクション保存現場見学バスツアー in九州国立博物館vol.2を開催しました。
当日朝は生憎の空模様でしたが、17名の方々にご参加いただき、交通渋滞もなく九州国立博物館(太宰府市)に到着し、
保存現場見学班と特別展等鑑賞班に分かれて見学を行いました。(午後には班が入れ替わりました。)
保存現場見学班は、到着が予定よりも早かったため、
九州国立博物館の建物・事務エリア・学芸エリア・文化財エリアについて九州国立博物館の先生より、詳細な説明を受けました。

【天神の街中で実際に飾られていた山笠が、エントランスホールに!大迫力!!】

その後、コレクションが平成24年からお世話になっている部屋に入り、
その部屋で約3年コレクションを調査し、保存のための様々な処置を行ってきた先生から、
コレクション・酸性紙・どんな処置を行ったのか等々解説をしていただきました。

【レジュメを見ながら、材料に触れながら解説を聞いているところ】

コレクションの保存のための処置は、一般的に想像される修復とは少し隔たりがあると思います。
例えば時を経て表面に汚れが堆積した絵画であれば、クリーニング等を行い、絵画は描かれた当時の風合いを取り戻しますが、
コレクションに施した処置は見た目の美しさを蘇らせるためのものではなく、今後安全に保存・公開することを目的としており、
一見すると分からないような作業も数多く施されています。
今後、元気になったコレクションの一部は公開していきますが、
額装してしまうと見えない部分に多くの手と時間がかけられている、というところまでこの日は皆さまにご覧いただきました。

【コレクションを収める箱の構造や、記録画の装丁の実際を見ているところ】

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
本年度で、3年間に及ぶコレクションを永続的に守り残すための作業は完了しますが、
元気になったコレクションを元気な状態で次世代に繋いでいくための作業は市博物館でも継続していきます。
引き続き、皆さまの関心をいただけるよう、情報を発信していきたいと思いますので、
今後ともよろしくお願いいたします。