こんにちは!
今週の田川市は、大雪の影響での断水などもあり、ご来館の皆さまにはいろいろとご迷惑をおかけしました。
断水やトイレの修繕も完了しまして、博物館もやっと平常運転に戻りました♪
さて、当館は石炭の名を冠した博物館なのですが、この石炭、別名黒ダイヤとも呼ばれます。
明治日本の産業革命を支えた石炭は、まるでダイヤモンドのように輝いて見えたのでしょう!
もう一つ、田川には白ダイヤと呼ばれるものがあります。
田川のシンボル香春岳で産出された石灰石がそうです。
セメントの原料として、石炭と並んで最盛期の田川エリアを支えました。
石灰石は、約3億年前に赤道近くにあったサンゴ礁が原料で、プレートの移動で日本列島にぶち当たり運ばれてきたものです。
北九州市に有名なカルスト台地がありますが、香春岳もその一部です。
香春岳は、全体が高品位の石灰石で出来た山で、三つある山のうち、南にある一ノ岳は採掘で形が変わっています。
そんな田川の誇る宝石である黒ダイヤと白ダイヤを、実際に触って貰えるコーナーを作ってみました♪
田川伊田の良質な石炭と、寒水石と呼ばれる最高峰の香春岳石灰石を揃えましたので、ご来館の際にはぜひ触ってみてくださいね!
また、昨年秋より開催して大人気だった、石炭重さ当てクイーズ! も復活いたしまた♪
アタリますと、粗品ではありますが、お土産をプレゼントしておりますので、コチラも奮ってご参加くださいね!
田川市石炭・歴史博物館ホームページ
こんにちは!
本日の田川市は、気温は低いものの陽が差し込み穏やかな天気ですが、今週アタマの田川市は雪でてんてこ舞いでした。
明日からの週末は、記録的な寒波が襲ってくる予報になっておりますので、マタマタ雪が積もりそうな状況です。
皆さまも、お出掛けの際は運転など十分注意されてくださいませ。
さてさて、博物館とは各専門分野の資料を収集し、保管(育成を含む)し、展示を行い、あわせて資料の調査研究などを行う施設なのですが、それだけではなく、社会教育の場としての側面も持っています。
ということで、そんな社会教育の一環としまして、今週田川市立田川小学校さんに、「山本作兵衛さん 展示miniコーナー」を設置に行ってきました♪
※黒板に字を書くのは、うん十年前の教育実習以来のスタッフの手書きなので、見映えがイマイチなのはご勘弁を(汗)
今回のミニ展示では、山本作兵衛さんの炭坑記録画(複製)と、作兵衛さんの生涯を解説したパネルや、働いていた炭坑の写真などを中心に展示しております。
設置場所がちょうど子ども達の描いた絵を展示している場所の前ですので、明治25年生まれの作兵衛さんと、平成20年前後生まれの子ども達との、世代差一世紀超のコラボレーション!? が実現しました♪
設置作業中も、休み時間などに子ども達が興味深そうに遠巻きに覗いていました。
同じ田川の著名な方の作品でも、じっくり見る機会はなかなかありませんので、今回のミニ展示で少しでも興味を持って貰えると嬉しいですね♪
このように、博物館では社会教育の面でもいろいろな活動を行っておりますので、今後もブログ等でお知らせしてまいりますネ!
田川市石炭・歴史博物館ホームページ
こんにちは!
本日の田川市は、午後から冷たい雨の降る生憎のお天気ですが、博物館には、バスツアーの団体さま4組を含む、たくさんのお客さまにご来館いただいております。
ガイドさんによる解説も行なっておりますので、団体でご来館の際は、事前にお気軽にお問い合わせくださいネ!
(混雑時は対応できない場合もありますので、予めご了承くださいませ)
さて、本館が休館中ですので、ご覧いただける展示はいつもより少ないのですが、その代わり館外の歴史遺産などをたっぷり解説いたしております♪
ちなみに当館は、筑豊最大の炭鉱であった、三井田川鉱業所の伊田坑の跡地である、石炭記念公園の中に建てられています。
田川市のシンボルである、国登録有形文化財 伊田竪坑櫓、伊田竪坑第一・第二煙突は、約百年前と場所を変えずに残されています。
ということで、本日は二本煙突について少しお話しなど。
雨であまりキレイに撮れていませんが、コチラが第二煙突になります。
竪坑櫓から向かって右手になります。
左手にあるのが第一煙突。
完成はどちらも1908年(明治41年)、高さは45m45cmで、213,000枚の煉瓦を使ってあります。
うち181,000枚はドイツ製の煉瓦が使われています。
見上げてみると同じに見えますが、根本部分がチョット違います。
コレは、第一煙突は最初フランス(フランドル)積みで造り始めて、途中からイギリス積みに変更されており、第二煙突は下から上までイギリス積みで、かつ八角形の美しい装飾がされた基壇が作られました。
こんな感じで、非常に面白い成り立ちの煙突なのですヨ!
竪坑櫓の巻揚げ機の動力としての、蒸気汽缶の排煙用として造られ、炭坑節のモデルとしても有名デス。
巻揚げ機が電化された後は、閉山の昭和39年まで、病院や共同風呂のボイラーの排煙に使われたのですが、このボイラーには伊田坑の石炭は使われなかったそうです。
ナゼナノカ?
伊田の石炭は品質が良すぎて、カロリーが高くボイラーには適さなかったんデスネ。
と、このように二本煙突だけでも面白い話がたーくさんあります。
ご興味が湧きましたら、ぜひホンモノを観にきてくださいネ!
オマケ
石炭記念公園を航空写真で見ると、面白いモノが見えますヨ!
Googleマップなどでチェックしてみてくださーい。
(煙突裏の高台からもご覧いただけまーす!)
田川市石炭・歴史博物館ホームページ
改修のため、本館部分を閉館してから初めての週末を迎えた博物館でしたが、天候にも恵まれ、寒い中でしたがたーくさんのお客様にご来館をいただきました♪
団体のバスツアーの皆さんにもお越しいただき感謝感謝です!
さて、今回本館部分を閉じておりますので、博物館の入口が変更になっておりますので、チョット迷われてしまう場合もあるようです。
ということで、駐車場から受付までの歩き方を写真でご紹介させていただきます。
まづ駐車場から石炭記念公園に入りますと、看板が立っております。
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この看板から約50メートル先に新しい入口があります。
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元々の入口にも看板が立っております。
自動ドアは締切になっておりますので、そのまま約40メートルお進みください。
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元気に営業中のお土産屋さん『シルバー館 お・も・て・な・し』さんの横を歩いてくださいませ。
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大型機械を展示しております場所に、看板があるますので、門からお入りください。
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入られましたら、『←受付』と書かれた紙が各所に掲示しておりますので、ズンズン進みます。
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奥に進みますと、田川市のシンボル伊田第一竪坑櫓の下に、復元炭坑住宅【別名 ふれあい館】が見えてきます。
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ふれあい館の一番奥に受付がありますので、そちらへお越しくださいませ!
こちらにて、山本作兵衛翁の炭坑記録画(複製画)もご覧いただけますヨー
なお、受付では当館でしか手に入らないミュージアムグッズも販売しておりますので、そちらもぜひチェックしてくださいね!
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田川市石炭・歴史博物館ホームページ
※博物館の入口につきましては、改修工事の状況によりまして変更になる場合がございますので、予めご了承くださいませ。
今年も当ブログ及び当館への変わらぬご愛顧のほど、何卒宜しくお願い申し上げます♪
さて、昨年末お知らせしておりました通り、本年、田川市石炭・歴史博物館は、大規模改修工事のため本館部分を休館させていただくことになり、皆さまにはご迷惑をお掛けいたします。
工期は、来年四月までの一年三カ月の予定なのですが、それまで山本作兵衛翁の炭坑記録画を観ることができないちゅうワケにはいかない!
ということで、復元炭坑住宅である産業ふれあい館に、山本作兵衛コレクションの展覧室を作ってみました♪
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まだ最終調整中ですが、中はこんな感じです。
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今までの展示室に比べると、カナシイくらいに小さな部屋なのですが、スタッフ一同一生懸命、あーでもないこーでもないと言いながら、少しでもご来館いただいた皆さんに楽しんでもらえる展示を目指しました。
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明日から無料にて、部分開館がスタートいたします。
まだまだ手探り状態で、いろいろ不備もあるかもしれませんが、スタッフ一同笑顔でのお迎えいたしますので、ぜひ遊びにきてくださいね!
田川市石炭・歴史博物館ホームページ