今日は、佐賀県から人権研修で多くの方々が来られました。
当館は石炭産業を通して、様々な視点から学べる博物館です。
ご来館ありがとうございました。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年も、田川市石炭・歴史博物館をどうぞよろしくお願いいたします。
年頭にちなんで、今年の干支であるウサギのお話です。
当館所蔵の山本作兵衛炭坑記録画には、「ウサギ坑夫」と題した作品があります。ウサギは前足が短いので、坂を上がるには得意ですが、下りは苦手と言われています。そこで、炭坑では、傾斜のある坑内へ人より遅れて下がり、早く仕事を切り上げて坑外へ人より早く上がる怠け者を「ウサギ坑夫」と呼んでいたそうです。
不名誉なあだ名に使われて、さぞかしウサギも迷惑でしょうが、炭坑記録画には、入坑時間が短い「ウサギ坑夫」が、お弁当だけはしっかり食べていた様子が描かれています。
*炭坑記録画「ウサギ坑夫」は、現在、博物館で展示していません。田川市HPでは、「ウサギ坑夫」はもちろん、他の炭坑記録画もご覧いただけます。
田川市HP:山本作兵衛コレクション特設サイト(←こちらをクリック)
(*写真は、九州某地の初日の出です)
―――
次回の第6回「たがわゼミナール」は、建造物がテーマです。みなさまのご参加をお待ちしております。
「たがわゼミナール」(博物館講座)・第6回
「筑豊の近代和風建築~炭鉱経営者の邸宅と林田春次郎邸~」
講師:松本将一郎さん(福岡県文化財保護課)
○日時 令和5年1月29日(日)13:30~15:00
○会場 田川市民会館 講座室1
○申込 田川市石炭・歴史博物館へ電話にて申込みください(TEL:0947-44-5745)
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さてTVや新聞で特集されていたので、ご覧になった方がいるかもしれませんが、ここで井手川泰子先生の「火を生んだ母たち」を紹介したいと思います。
本は苦手という方でも筑前しまやさんから出ている河村陽介さんの絵による本は気軽に見れると思います。お子さんに「石炭による筑豊の繁栄の陰には、それを支えた女性の坑夫たちがいたことを伝え、炭坑の記憶があった」ことを後世に伝えることはいまに生きる私たちの使命でもあります。みなさんも一度ご覧になってはいかがでしょうか?