田川市石炭・歴史博物館のブログ

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釧路炭田のお話

2024年08月27日 | 日記

博物館講座「たがわゼミナール」は、「炭鉱」を今年度のテーマとして、7月から2月まで(12月を除く)毎月開催しています。

8月25日(日)は、田川市石炭・歴史博物館の友好館である釧路市立博物館(北海道釧路市)から、学芸員の石川孝織さんをお招きして、「釧路炭田のお話〜北海道最初の炭鉱・国内唯一の現役炭鉱〜」と題した講座を行いました。

現在、日本で唯一坑内採炭を行っている「釧路コールマイン」は、その前身が「太平洋炭砿」で、国内最後の商業炭鉱として平成14(2002)年1月に閉山しました。

なぜ、釧路が日本最後の炭鉱になり得たのか?その9つの理由を、ご説明いただきました。

筑豊とは距離が離れ、環境も異なるため(ちなみに、8/27の福岡の最高気温は36℃、釧路市は24℃・・・)、炭鉱の様子も違いますが、何より「機械化マニアだった」「ゼロ災害へのあくなき取り組み」などの先進的な風土が、最後の炭鉱となり得た大きな特長だったのかもしれません。

次回のたがわゼミナールは、9月29日(日)13時30分からの開催です。国指定史跡・筑豊炭田遺跡群に関連して、「飯塚市域の炭鉱について(仮)」をお話いただきます。講座の模様は、YouTubeのライブ配信でご自宅等でも視聴できます。詳細は、田川市HPをご覧ください。


台湾・猴硐礦工文史館(3)

2024年08月18日 | 日記

 台湾・瑞三炭鉱猴硐炭坑の炭坑経験者の方々が自らの年金で、2019(中華民国108)年8月10日に創立した猴硐礦工文史館は、2024年6月29日に、盛大な消灯会を行ないました。

 台湾の炭坑文化に関心高い各業界の方々や一般民衆、台湾・新北市政府の責任者、台湾と海外の大学との炭坑文化の研究者や学者など、消灯会へお越しになった人数は500名も超えました。

 

来賓がご挨拶しています。

 

 

『礦工的最後一哩路(炭鉱夫の最後の歩み道)』という著作にサインしている周朝南さん。

 

大雨の中にご挨拶をしている周朝南さん。(傘をさしている女性は周朝南さんの奥様である呉宝銀さんで、文史館のベテラン解説員です。)

 

来賓に感謝状を渡します。

 

瑞三本坑の前に、猴硐礦工文史館のランプを消しました。

 

 

当日に来られた方々。

 

 情報によると、猴硐礦工文史館の灯が消えましたが、館舎はそのまま台湾経済部地質調査センター(以前の鉱務局)によって、引き続き運営して、「経済部地質及び鉱業文化推進教室―猴硐教室」となって、

依然として周朝南さんと仲間の皆さんが観光ガイドしたり、資料研究に協力したりします。なお更若者の参入により、炭坑文化の伝承が進めるようになるそうです。

 先日、近い将来に点灯式典が行なうという話を聞きました。猴硐礦工文史館の官民共同運営の新しい「経済部地質及び鉱業文化推進教室―猴硐教室」の灯りが輝く日を楽しくお待ちしております。


第2回たがわゼミナールライブ配信のお知らせです☆ミ

2024年08月16日 | 日記

みなさんこんにちは

 

第2回たがわゼミナールも講師のご厚意により、ライブ配信が決定しました

第2回たがわゼミナールは、釧路市立博物館 石川孝織さんによる、釧路炭田のお話です。

ぜひご参加ください!

日程は8月25日13時30分から15時です。

お申し込みはこちらから!

 

博物館HPの該当ページはこちら!

 


第2回たがわゼミナールを開催します☆ミ

2024年08月15日 | 日記

みなさんこんにちは

8月25日(日曜日)に第2回たがわゼミナールを開催します。

第2回は北海道の釧路炭田について、

当館と友好館協定を締結した釧路市立博物館の石川孝織さんにお話いただきます。

釧路市には、まだ現役の炭鉱があります。

この機会にぜひお話を聞いてみませんか??

 

 

詳細HPはこちら

 

 

 

 

 


本日の来館者

2024年08月09日 | 日記

昨日の日向灘を震源とする地震発生に伴い、市内文化財の巡検を実施しました。

幸い、被害を受けていなかったので、一安心しています。

写真は夏吉1号古墳(市史跡)です。

 

さて、今日は福岡市のある高校が、吹奏楽部の活動として来館されました。

今年度より導入したタブレットを使って館内を見学されています。

タブレットの使用は、当館の受付で手続きを済ませると貸出しできます。

また、スマートフォンの多言語展示解説や解説員による展示解説といった

来館者のニーズに合わせた対応を行っています。

活用いただき、多くのことを学んでいただきたいです。


🦴ミニ企画展始まりました 🦴

2024年08月01日 | 日記

ミニ企画展「ホネからわかる田川人」が本日から開催します🦴

昨日は資料の搬送や展示替えを実施し、準備を整えました。

展示替えには、九州大学総合研究博物館 米元先生の協力をいただきました 

この期間のみ展示する資料もあります。皆様のご来館をお待ちしています。

会期は9月29日(日)まで、会期中の9月8日(日)にミニ企画展の講演会を、

田川市民会館講座室にて開催します。

展示品・講演会を通して、田川人の姿に迫っていただきたいです。

会 期:令和6年8月1日(木)から9月29日(日)まで

    休館日:8月5日(月)、13日(火)、19日(月)、26日(月)

        9月2日(月)、9日(月)、17日(火)、24日(火)

講演会「ホネからわかること」

 レプリカ古人骨に触れながら、古代田川人の素顔に迫ります。

 日 時:9月8日(日)13時30分から15時まで

 場 所:田川市民会館講座室1

 講 師:米元史織 先生(九州大学総合研究博物館)

 ※会場が博物館ではありませんのでご注意ください。

  事前申し込みは不要となっていますので、どなたでもお気軽にご参加ください😆😆