こんにちは!
大規模改修の工事が進みまして、ご来館の皆さまにはご迷惑をお掛けしておりますが、今週も連日遠方より団体でのご来館をいただいておりまして、毎日賑やかな博物館です。
さてさて、遠方からのご来館といえば、やはり海外からいらっしゃる皆さま。
2014年度だけでも、ヨーロッパ(ロシア・スイス・イングランド・オランダ・オーストリア・スコットランド・アイルランド・ルーマニア・スウェーデン・スペイン)、北米・南米(カナダ・アメリカ・ブラジル)、オセアニア(ニュージーランド・オーストラリア)、アジア(台湾・タイ・カンボジア・中国・シンガポール・マレーシア・韓国・ネパール)と、25か国から来られました。
今年は、2月24日、日本で研修中のアフリカ(モザンビーク・マラウイ)と、アジア(ミャンマー)から、鉱山関係の方が3名、日本の引率者と通訳の5名の方が来られまして、英語での解説ガイドとしてご案内をしました。
本館が改修中の為、石炭記念公園内の記念碑、竪坑櫓、二本煙突を案内し、屋外展示場の採炭機械類、蒸気機関車59684、復元炭坑住宅、採炭関係の資料室を解説後、最後に世界記憶遺産「山本作兵衛コレクション(複製画)」の展示の順で回りました。
記念碑は、「炭坑節発祥の地」が刻まれた碑と、それに付属したボタ山型の記念碑、「炭坑夫の像」、炭坑節の歌詞が刻まれた「炭坑節之碑」、「筑豊塵肺訴訟記念碑」、「橋本英吉文学碑」、「種田山頭火之句碑」をご覧いただきました。
特に「筑豊塵肺訴訟記念碑」はお客様も鉱山関係なので関心を示していました。
公園内は、上記以外にも、煙突の向こうの丘に「炭坑殉職者慰霊碑」などもあります。
「炭坑節之碑」の前では、一節歌って意味を翻訳してお伝えしました。
(「香春岳から見下ろせば~」と「月が出た出た・・・三井炭坑の上に出た~」で始まる2番分が碑に刻まれています)
「山本作兵衛コレクション」の部屋では、かいつまんで絵を選びながら明治の手掘り採炭の状況を理解してもらうよう努めました。
寒い中ご来館いただき、熱心に見学してくださる国内外の皆さまに、「来てよかった!」ともっともっと言ってもらえるよう、研鑽せねばと思いました。