12月から咲き続けているプリムラ
プリムラも地植えすることで夏も鉢植えよりコンディションよく乗り越えることができるようになった。
青花系のプリムラが好きで他にも地植えしている。
鉢植えのものも、地植え予定。
雑草みたいに生えてるのはベントグラス&種類わからないけど西洋芝
急に暖かくなってきたので、バラの新芽の展開が早くなってきた。
バラのアーチ。ティーのスヴェニール ドゥ マダム レオニー ヴィエンノ。
あんまり落葉せず。幅2.2mアーチ2本占領w
ランとネペンテスもぶら下げてます。
庭にバラを全て置けなくなってきたので2階のベランダへ移動~
夏が怖い…
ベランダはマンションのバルコニーくらいの幅はあるのではないかと。
なので鉢を置こうと思えば、もう少し置けるかな。
挿木のデュセス ドゥ ブラバン。べーサルも2本出てきた。
挿木から4年、地植え2年目にして幅1m弱にまで広がってきた。蕾もついてきました。
秋~冬はほぼ日照がない状態だったけど、何故かあまり落葉しなくなった。
家のバラ全体の傾向でもあるけど、秋~冬は、南面に家があるため日照が殆どないのに
年々バラが落葉しなくなってきましたね~。
でも温暖化の影響ではないと思いますよ。温暖化してないと個人的に思ってるしw
当地、暖地ですが1~2月は最低気温がほぼ毎日零下ですしね。
年に数回こんな気温です↓
でも…千葉ってだけで、暖かいよね?と言われますw
そりゃ南房総のイメージだわ。。。
で、タイトルの西洋芝(ベントグラス)ですが、上記バラの画像見てもわかると思いますが結構ボーボー。
これには理由があります(後ほど)
実は西洋芝を始めたのは2010年の3月から。
元々庭には、家を購入時から高麗芝が生えていたのが、土質も悪く雨のあとには芝に中に水たまりができる始末。お世辞にも綺麗とは言えない色。
バラや宿根草の庭にしたく、高麗芝より一年中グリーンの西洋芝に憧れて播種をしたのが2010年の3月です。
西洋芝どころか、芝のことについては全く無知で、ネットなどで調べたところ西洋芝は暑さに弱いとのこと。
それで砂などで水はけを良くすることが大切だと書いてあった。
暑さに弱いベントグラスにあって、007という西洋芝は暑さに強いということで種子を購入決定。
庭は広くもないが、それほど狭くもない。敷地78坪で駐車場は車3台分、建坪は約37坪なので残りが庭ってことかな。
それを全て耕し、水はけのために砂を入れるのは難しいので、取り敢えず種を播く際に砂(山砂)を多めに使用。
順調に発芽。濃いグリーンに期待が膨らむ。画面左端の一部はTM9(姫高麗)
関係ないけど、この後プンゲンストウヒは移動
2010年5月の様子
ところがである。梅雨~夏にかけて葉が黄ばんできて、秋に復活することなく消滅してしまった。
いかにも調子が悪そうな状態。病気ではなく根の異常だと思う。
病気という症状は未経験。
やはり暖地で西洋芝は無謀だったのか?
真夏は雨が少なく、最高気温は度々ニュースで報じられる場所の近くである(市内)
何がいけなかったのか?高温のせいか?007という西洋芝を選択したのがまずかったのか?
芝初心者のくせに無謀にも西洋芝に挑戦したのが悪かったのか?
秋。半ば諦めていた時、庭の所々にまだ007が生き残っていた。
何故かこの部分だけは真夏も殆ど茶変することなく、青々として生き残っていた。
それはバラを植えたそばだった。
それを見て、007、西洋芝が上手くいかない理由と自分の愚かさに気づいた。
西洋芝を育てるにあたり、ネットで調べてみたが
・暑さに弱いため過湿は禁物ゆえ、水はけを良くするために砂使用を推奨。
・西洋芝は成長が早いから生育初期段階から肥料を定期的に施す。特に葉を育てるため窒素肥料をやや多めに施肥する。
・成長が早いため、刈りこみを頻繁にまたは多くする必要がある。
・殺菌剤必須
など
今となっては、そのいずれも間違っていたようである。
先入観、思い込みとは怖いものである。
よく考え、植物のことを熟知していれば、西洋芝を維持したい場合、上記の栽培法ではおかしいとすぐに気づくはずなのに
芝は経験がないとはいえ、考えもせずネットに書いてあるからと鵜呑みにしてしまった自分が愚かしい。
西洋芝も植物だ。ランや特殊な構造の植物以外は、どんな植物でもだいたい基本は一緒だと思う。
なのに、西洋芝は特殊だという先入観、こうしなければという思い込み…
大事なことを忘れていた。
たった2年強しか西洋芝を育てていないのに、と思われるかもしれない。
持論ですが、栽培に関しては年数が長い=ベテラン=上手い、ではなく、何故うまくいかないのか、その原因を突き止めて対処ができる。間違いに気づくことが大切で、これができる人は年数関係なく栽培が上達すると思います。
気づかない人は、同じような失敗を繰り返し何年経過しても上達しないと思います。
そして2011年5月
去年から生き残っていた部分と新たに播種した部分がおわかりいただけるだろうか。
去年の失敗を踏まえて、春に007の枯れた部分にTOP GREENという西洋芝と007を播いた。
因みに刈りこみをあまりしていなく、草丈が長いのは、自分なりの考えがあるからです。
また庭でゴルフをやるつもりはないので(爆)ゴルフ場のように短く刈り込みする必要性もないです。
画面左奥の部分はTM9(姫高麗)で、日当たりが良くないのでまだ緑ではない。
上記画像:無事に猛暑を乗り越えた10月の様子。
※秋に追い播きはしていません。
短い西洋芝でなければ見るに堪えないという方もいるでしょうが、生き生きしてるとは思いませんか??
今までにわかったこと
1.砂系を使用すると調子が悪い
2・肥料、特に化成肥料で窒素分が多いものを使うとよくない。
3.頻繁に刈りこみをするとよくない。特に生育初期段階においては、必要ないと思われる。
4.真夏、蒸れ等を心配し必要以上に刈りこみをしたりすると良くないようだ。
5.殺菌剤は使わない(私の場合は使ったことがない)
あくまでも持論です。
まず1ですが、砂系を使うと水はけがよい反面、芝は十分な根が張れず、また微生物等もあまり住めず弱りやすいようです。
2ですが、完全に根付くためには窒素肥料より重要なのがリン酸・カリです。
リン酸・カリは根の成長を促進させます。
ところが十分に根も張っていない状態、或いは何らかの理由で芝自体が弱っている状態で(例えば刈込の回数が多い、暑さで弱っている等)
窒素肥料を使うと、徒長、組織が軟弱になり、また組織が軟弱になるということは病気も発生しやすくなる。
化成肥料は土を固くしてしまうため、長期で考えると通気性などの点で好ましくないようだ。
3ですが、基本的に植物は地上部の量(面積)によって光合成が多いか少ないか決まります。
とても元気な状態でかつ、真夏以外に刈りこみをする分には大丈夫でしょうが、弱り気味、更に根も十分に張っていない状態で刈りこみを繰り返すと次第に弱っていくように思います。どんな植物でもじゅうぶんに根を張れない状態で剪定苅込を繰り返し、かつ窒素を多く含む肥料を与え続けると弱ります。最悪、枯死です。
また、地上部を刈り込み、弱ってじゅうぶんに光合成できないのに肥料を頻繁に与えたりすれば、植物に吸収されず残った肥料が根に害を及ぼす可能性もあると思う。
重要!…西洋芝の本来の姿とは草丈が30cm以上ある。5cm前後に刈り込んだ姿が本来の姿ではないということ。
バラに例えるなら、赤ちゃんの新苗を買って、伸びないように20cm前後に通年剪定したらどうなるか??
弱りますよね、普通。(ミニバラの盆栽じゃないし。普通に大きくなるバラね)
ところが一旦大きく育てて、根もじゅうぶんに張ったら、剪定する分には枯れませんよね。しょっちゅう強剪定してたらいずれ弱るけど。
4.真夏は弱るので、蒸れることを懸念して短く刈り込んでしまうと芝の体力を奪いかねず結果、秋に弱ってきたりするようです。
あとは個人的な感想ですが刈り込みをせず、芝生が倒れてくる程度までボーボーに茂らせたほうが、短く刈りこみをした時と比べて
根が高温に晒され辛いとも思いますね。
それと我が家で刈りこみを定期的にしないのは、まず根を育てたいからです。刈り込みあまりしないとは言っても、流石に宿根草が埋まってしまうのは耐えがたいので
バリカンで適当にはやっています。
バラや他の植物も同じ事をしていますが(やたら剪定しないなど)
芝や芝の根を観察して西洋芝が成熟し、ある程度特性を掴みわかってきたら自分で刈りこみ頻度を決めてやろうと思います。
実際、刈り込みが少なくても高さが25~30cm以下ですし、やがて倒れてランナー出して増えますんで。
若しくはランナーを出しても、土に接していなければやがて先端15cmくらいは勝手に枯れますしね。
また刈り込まず横に倒れることによって、根元から新たに脇芽のようなものが出てきて(頂芽優性)横にどんどん増えますし。
くどいようですが、我が家の植物はバラも含めほぼ無農薬です(バラはアブラムシの大群に遭遇時のみ使用)
理由なるべく健康に、病気を発生させたくないからです。薬は人間のも同じですが、基本的に副作用がありますし耐性の問題もあります。
病気にさせたくないが、薬は使わないというのは一見矛盾してみえますが、微生物などの働きや土壌の改善などを重視しているからです。
普段は薬を使わず、健康で、それでも病気になってしまった場合の使用にとどめたいですね。
人間ですら外界では無菌では生きられない。
このブログでも過去に書きましたが、人間だって殺菌剤(抗生物質)服用すると下痢しますよね。
それは腸内の共生菌(善玉菌)であるビフィズス菌なども駆逐されるからです。だからビオフェルミンなどの薬、即ち共生菌(腸内菌)も服用するわけです。
ところが、一般的に西洋芝の場合(他の植物も同じだが)、殺菌剤を散布して、無菌状態にして、西洋芝と共生している菌まで駆逐して
肥料を多くやって組織を軟弱にして、やっと光合成のために葉を伸ばせたと思ったら、また刈り込まれ、組織が軟弱で共生菌を駆逐したため病気にかかりやすく
また殺菌剤を散布されたり、やれ土中の虫がと、殺虫剤も散布され微生物も駆逐し、そしてまた刈り込まれ…これを繰り返され、大地に張る根も育たず
やがて過酷な夏がやってきて、夏を乗り越える体力さえ維持できず、枯れたり調子を悪くする。そして人は西洋芝が暑さに弱い、病気に弱いと言う。
暑さについては同意できる部分もあるが病気に弱いには同意できない。人為的にこのような状態を作っているとしか思えない。
芝生の下、土壌には憎きコガネムシの幼虫や害虫もいるけど、同時に大事な微生物もいるんですよ。
それに、私もよく宿根草を植えるために芝生の部分にスコップ入れて、害虫に遭遇するけど、その部分の芝生は枯れていないです。
それは根っこが沢山張っているから。容易に大きいスコップ(というよりショベル?)が入らないです。で、入ったらミシミシ、バリバリとすごい抵抗があります。
害虫のせいで芝生が枯れたり調子が悪くなるのは、根が本来より少ないとか、芝生自体に体力がないからではと思います。
宿根草を植えるために、剥がしたベントグラス↓
一昨日、芝をはがして、別の場所に移動。まるで高麗芝の販売状態みたい。
そういえば何で西洋芝は、高麗芝みたいにカッティングされて販売されてないのかな??
で、私の方法。
・堆肥、ココピートやピートモス(粉状ではなく繊維のあるもの。西洋芝は弱アルカリが調子良いみたいなんで、ピートモス使用時は石灰も播いて)藁の堆肥などいずれも完熟のものと庭土を混合する。Sugoi-Ne1号を予め水につけ半生状態にして混合。※これらは植物性の堆肥である。
団粒構造無視で大丈夫、勝手に微生物が土中の通気性をよくしてくれるから(これも以前気づいたが、フカフカの団粒構造とは用土が粒々である必要はない。そのうち書きます。広葉樹の森の中の土は掘るとフカフカだよ、粒々じゃないけどね)
因みに庭土を何十cmも耕す必要はないですね。私の場合、表土10cmかな、せいぜい。粘土土+赤土だからそんなに掘ってられないw
でも、、引っ越してきた当初は水はけがメチャメチャ悪くて一部沼地だった部分(雨の後、長靴の上部付近まで泥に埋まる)も、今では何やらフカフカになってきた。
これにはびっくり。年月をかけて、土壌が改良されてくるみたいなので、興味津々です。
・バイオポストを投入(芝を植えたい、種を播きたい付近にパラパラと。ケチらないほうが好結果)
で、1週間はウェット状態を維持、乾燥させない。乾燥させると微生物や善玉菌が増殖しない。
・バットグアノを適当に播く。但し、過剰には播かない(石灰分あり)
・種を播く
・発芽後暫く何も肥料はやらないし、刈り込みもしない。強いて言えば、何か散布したい人は万田31号、高いけどこれを散布するとよいです。ヘタな葉面散布肥料よりずっと好結果。
・西洋芝の丈が3cm程度になったらバットグアノと少なめにバイオゴールドの芝セレクションをパラパラと。
・農薬散布は絶対にしない。今までのことが無意味になるから。
重要!…有機資材、有機肥料を使うなら殺菌剤、殺虫剤の類は基本的に使わないこと。特に土壌潅水。何故か?有機物質は有用菌・微生物(バクテリア類など)の働きで分解させるわけです。
そこで殺菌剤や殺虫剤使って、分解してくれる微生物や有用菌殺してどうすんの??という話。
微生物や有用・共生菌が一旦減ったら回復するのに時間がかかるよ?その間に悪さをする病原菌が来たらどうする?殺菌剤や殺虫剤使用で本来、病原菌に対して有用な共生菌や微生物も殲滅するんだよ?
有機資材の分解過程で発生したアンモニアを分解して亜硝酸に変える微生物。亜硝酸も有毒だから、それを無害な物質に分解する微生物とかね。
するとどうなるか。アンモニアが蓄積したりする。根に悪影響が出たりする。だって分解する微生物や有用菌を殺菌しちゃうんだもん。
絶妙なバランスが崩れる、食物連鎖の崩壊の手助け。ニホンオオカミを一方的に駆除した結果どうなったか??
いつ、病原菌が来るかわからないから農薬使う??
じゃあ、みなさんは、いつ風邪をひくともわからないから抗生物質を予防のために服用しますか??
植物と人間は違うよ~
果たしてそうだろうか。私は今までの栽培経験で、そう思えなくなった。
私が農薬を殆ど使っていないのはエコだの何だのではなく自然の摂理に従っているだけです。
あと、有用菌や有用微生物のために、できるだけ好気性の環境を作りたいですね。好気性は、生息している有用菌、共生菌、微生物類が空気(酸素)を好む種類・環境ってこと。
因みに米ぬかとかは使いません。嫌気性になってしまうから。
嫌気性とはつまり空気(酸素)のない環境を好むってことです。これが植物にとっていいとは「私は」思わないですね。
植物の根って空気好むでしょ??植物の根の周囲は、好気性の環境だよなぁ。。。
それを嫌気性の環境に変えるのは…言わずもがな。
これらは芝に限らず、バラやクリスマスローズ栽培にも言えることだけどね。
あとは上記記事を参考にしてもらえばと思います。ま、やってみる人はいないだろうけどねw
あとは、環境も違うし、私と全く同じなんて無理だから、それで失敗して嘘つきって言われるのも困るしね。
真似しないほうが良いかもですw
植物の知識がある程度ある方なら成功するかも??
それと資材でオススメなのは万田31号やアグリボ。アグリボがないならペンタガーデンとか使ってみるとよいかもね。
グアノはリン酸カリで弱アルカリ目的、バイオゴールドのは窒素目的です。
私は春1回だけバイオゴールドまいて(バラにも。お値段がね、だって10kgのだもんw)あとは春、夏、秋、冬それぞれグアノをパラパラまいてます。
それ以外には特に何もしていないですね。気が向いたら万田31号を散布したり、アグリボ使ったり。
バイオポストは、追加で年に何回か播くよ、少量ずつ。
播くっていうか、普通は土に混ぜるものだけど、私の場合は芝生の上から播いて流水で芝の根元になじませています。
ついでに言うと私の場合、その後ココピートをバラ撒いています。芝の根元も隠れるけど、根が出やすいみたいだし、堆肥の類なんで
いずれ分解されて嵩も減るんで無問題。
あと自分の方法は秋に追い播きせず、長期維持を目標にしています。
これらは我が家のバラも宿根草も上記と全く同じ土壌です。
西洋芝のすきまにこぼれ種で増えたコーカサスジャーマンダーなどの宿根草もよく育ちます。
論より証拠だと思うけど、隠れて農薬散布してるに違いないとか思われそうだな(爆)
どうでしょうか?とんでも方法ですかね??(爆)