最近は寒暖の差が激しいっすね~
人間も風邪をひきやすい季節だけど、そんな時期は植物も同じ。
人間が心地よいと思う時は植物もそう感じていると思うよ。
思うんだけど、植物栽培ってそんなにきっちりと管理栽培的なことをする必要はないと思うんだよね。
○月は○○病防除のため○○剤を散布、○月はああしろ、○月はこうしろ…
疲れちゃうよね、人間が植物に振り回されているってかんじ。
そんなことする前にやるべきことがあるんじゃないの?と思う。
以前にも書いたんだけど、基礎体力があれば枯死するような深刻な病気になる可能性って低いんじゃないの?
農薬なんかは最終手段だと思ってる。だからヘレボ栽培でも農薬、生薬って全く使ったことがない。
個人的な考えだから異論反論あろうけどまずは聞いてほしい。
よくバラやヘレボが病気になると殺菌剤使うよね?するとその時点では病原菌って消滅するよ。
でもさ、周りにウヨウヨと病原菌やそれを運ぶ害虫っているわけよ。
だから結局その場凌ぎになってしまう場合もある。
人間が風邪ひいて抗生物質服用するとする。その時は悪玉菌って消滅あるいは不活性化するけど風邪ってまたひくよね?
何が言いたいかっていうと、人間も植物も菌(善玉、悪玉)と共生してるわけよ。
で、体力が落ちた時に悪玉菌が善玉菌より勝って、発症すると思うんだよね。
それで人間で言うと抗生剤使うと体力のない場合下痢するね。これは善玉菌をも駆逐してしまった結果だね。だから併用して善玉菌であるビフィズス菌を服用するわけだけど。
つまり殺菌剤は悪玉菌もやっつけるけど、有用な善玉菌まで駆逐してしまうってこと。
だからやたらと農薬使っていると植物と共生している有用な菌まで駆逐することになる。これっていいことかな?
体力がなくなり悪玉菌はおろか善玉菌をも駆逐されてしまった植物…(人間のように抗生剤と一緒に善玉菌は処方されない)その後、病気がウヨウヨしている屋外へ晒されたら格好のターゲットになりはしないかな(殺菌剤の効力があるうちは大丈夫だけど)ライバルの善玉菌や有用微生物がいないのだから。
更にインフルエンザじゃないけど、耐性菌が出現したりしたら、それまで頼っていた薬が効かなくなる。
人間だって同じような薬をしょっちゅう処方されていたら、じき効かなくなったりする。
結局、農薬を手軽に使っていたらずっと使い続けることになると思う。
それって健全なのかね?ちょっちゅう薬使っていたら薬なしじゃ育てられなくなってしまうんじゃないかな。
薬効が切れる→病気発症→農薬散布→症状治まる→薬効が切れる→病気発症…
そりゃそうだ、薬の力で抑えてたんだもん、根本的な解決になっていないわけだ。
根治するには農薬使うよりも何故病気になったかを考えて対策しないとね。
なのに植物は人間とは違うからと言って何の疑問も持たず薬品を乱用してよいのだろうか…
バラなんかでは『防除』ってことで病気が発症していないのに殺菌剤散布する。
でも散布したところで全く病気にならないってことはない。
風邪でもないのに予防として抗生剤服用するのと一緒。申し訳ないけどナンセンスだと思う。
人間だって健康に気をつかう人は普段から食事や生活に留意してなるべく病気にならないようにするよね。
そうした人は仮に病気になっても軽症で済む気がするよ(遺伝性の病気や遺伝性リスクのあるものは当てはまらないが)
だからこそ、安易に薬品に頼る前に基礎体力のある健康な株づくりが重要ではないかと思う。(基礎体力云々に興味のある方は過去記事参照ください。バラの用土などの私見が書いてあります。バラに限らず着生種以外の植物に当てはまると思う。ヘレボもバラ栽培に準じているよ)
前にも書いたけど初心者の頃、色々な植物を育ててきて本やネットに書いてあることを鵜呑みにしていたが、うまくいかなかったことがある。
妄信的にそれらのことを鵜呑みにしてうまくいかないと自分の育て方が悪かった、なんでうまくいかないのだろうと壁に当たってしまう。
でもその前にもし本やネットの情報がおかしいとしたら…(勿論全てが誤りだとは言わないよ。有用なことも沢山ある)
自分はこれからも色々と検証していきたいと思う。
栽培の様子↓スペース的には下記の倍程度(ダブルコーナー)
↑右下:シングル、原種、パーティードレス系