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トルカータスの根っこ

2012-06-02 | Helleborus(クリスマスローズ)
以前も書きましたが、3月下旬に4号ポットから6号ロングテラコッタに植え替えたトルカータスの根です。
比較のため、微妙に混入している資材が違います。





左が6号ロングテラコッタ、右が4号ロングスリット。
大きさ比較です。かなり大きさが違いますね。通常このような鉢増しは推奨されないでしょう。
根腐れしてしまうんでしたっけ?




早2か月ちょっとで、根がまわりました。
けれどまだ不完全なので、これ以上は鉢増しはしないです。





産毛もあります。





別株。こちらも結構根がまわっています。白いカビは意図的に投入した菌が活発な証拠ですね。




上記別アングル。





友人から届いたトルカータスの根が傷んでいたので植え替えて1か月半の状態。
下の方で黒ずんでいるのが痛んで腐っていた根ですが除去していないです…
やはり根の活動は活発です。こちらは4号ロング。





こちらは堆肥類ほぼなしの砂利系用土(鹿沼、日向、焼赤玉、蝦夷砂など)主体のトルカータスです。
今まで掲載したものに比べて根の本数は多いが(これは元々)生き生きとしていないと私は思います。
みなさんはどう思いますか?



というわけで、個人的な感想ですが、やはり堆肥類をあまり入れないと根張りが弱いです。
堆肥類なら何でもよいわけではありません。
トルカータスなどは成長が遅いため、根がいかに早く健全に張れるかに関心があります。
小苗でも根が早く張れば1年くらい開花が短縮されないかなーと思っています。
よく何を使っているのですか?と質問されますが、まだ掲載できません。
もう少し様子を見てからでないといけません。
ただ1つ言えることは、無機質用土(堆肥類なし)主体だと枯れもしないけど、コンディションが良いとも言えないのではと思います。
堆肥は私が10年以上、バラでですが根にこだわり色々使ってみて、成績が良いものの複数ブレンドです。
ほぼ植物性堆肥主体です。馬糞は成績悪いので使っていません。通気性もあまりよくないからです。
この堆肥は、バラにもヘレボにも宿根草にも応用できるものです。

その堆肥に赤玉の中~大粒を混ぜるだけと簡単です。そのまま維持がよい場合は、硬質赤玉や若干の山野草用土の中粒を入れても良いし
小苗~中苗で鉢増しを前提とするなら、硬質でなく普通の赤玉中粒と堆肥のみで問題無いです。
植える鉢の種類や日照、水やり頻度によって赤玉の量を調整するだけです。
炭(くん炭ではなく破片)入れるのも良いです。
あとは粒子が細かいとダメみたいですね。




右が普通のトルカータスのグリーン葉、左が黄色っぽいトルカータスの葉。
黄色っぽいトルカータスは茎が赤っぽい。未開花なのでどんな花になるかわかりませんが
イエローっぽいのではないかと予想。
トルカムルチの黄花も葉がやはりイエローっぽいですが、こっちのトルカータスのほうが黄色っぽいし茎も赤みがかっています。





シルバーがかった葉も魅力的です。トルカータスも色々な葉の形、色も違って個体差が激しいように思います。





現地株の株分け、オドルス/トルカータス。
葉っぱを見る限り、トルカータスっぽさはわかりません。




今から冬~早春を楽しみに観察していこ~
トルカータス、我が家のは何株、初開花してくれるのかな。。。
個人的にはラッパのようなネクタリーが好きです。
今年発芽した現地採取苗もあるし、色々実験観察するのが目下のところの楽しみです。