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セントポーリアのうどんこ病

2020-04-27 | African violet (Saintpaulia)セントポーリア
最近、まともに肥料をやるようになったらセントポーリアにうどんこ病が出ました〜
セントポーリアにもうどんこ病が出るんですね!
初めて見る事象にわくわくしてしまう(苦笑)
何しろバラにはうどんこ病なんてほぼ出なくなってしまったので久しぶりに見たのです
まぁ、ちょっと多肥になってしまったかなという自覚はあったんです
それまで肥料をあげても2000倍〜3000倍程度の液肥をたま〜にしかあげず
さすがに肥料が少ないかなと思って、置き肥もあげたんです
置き肥はバラに使っているバイオゴールドなんですけれど、セントポーリアには大きいので
ミキサーで多少細かく砕いたんですね
でも考えてみれば、置き肥というのは溶け出す量も計算されてあの大きさなわけですから
細かく砕いたらより溶けやすく効き目が早く出てしまうということなんですよね…
プラス液肥1500倍にしたので、肥料が効きすぎてうどんこ病が出てしまったのだと思いますね〜




花にうどんこ病が出ています、葉は多少出ているかな程度
葉にも出ているセントさんがありましたが、今日見たらあまり目立たなくなっていました
これ、むしろうどんこ病が出てラッキー??だと思うんですよ
なぜだと思いますか?
植物がうどんこ病になる原因は主に乾燥(用土と湿度)と窒素過多なのですよね
我が家の場合、乾燥はしていませんので、そうなるとやはり肥料を与え始めて出たうどんこ病は窒素が原因ということになります
それに出品者様のお宅では農薬を使っていたでしょうから、その効果も切れて本質が現れたと言えると思うんです
つまり、農薬でマスキングされていた本来の性質が出てきたということになります
わかりづらいでしょうか?
農薬を使うと、うどんこ病は出にくい(出ない)ので知らず知らずのうちに本当はあまり窒素を必要としていない品種でも
窒素を多くあげてしまっている可能性がある
無農薬だと、こうやってうどんこ病が出ることによって、その品種が窒素を多く必要としていないことがわかる
ということなんですね〜
このセントさんはKo’s Sundanceですが、思えばまともに肥料をあげていないにもかかわらず
ずーっと絶え間なく咲き続けています
つまり少ない肥料でも育つ、咲く品種である可能性があるということ
そういった品種に他のセントさんと同じように肥料をあげていると調子を崩したり、まともな花が咲かなかったり
窒素をそれほど消費しないということは、鉢内に硝酸体窒素も蓄積しやすいということですね
ウイック式など、鉢内の水が流れ出ない場合は顕著でしょう
同じように肥料をあげてもうどんこ病が出ていない品種は窒素を多く必要とする品種ともいえますね
いや〜、でもおもしろい!色々な発見ができそう( ´ ▽ ` )
バラもですが農薬漬けの場合は、購入後数ヶ月〜1年程度は色々出てきますね
で、うどんこ病を抑えるにはどうすればいいか?
農薬をかける?答えはNO
窒素のない肥料、リン酸カリのみの肥料を与えます



これお高い肥料です…
セントポーリアのために初めて購入してみました
お高いですが、セントポーリアに希釈して使う場合は相当長持ちしますので
結果的にはそこまでコストは高くないでしょう
この肥料は064とあります、つまり窒素0、リン酸6、カリ4の有機肥料です
あ、農薬使ってる場合は有機肥料使う意味がないですね
有機肥料は微生物が分解して、植物が吸収できるようになりますから
農薬を使っているとそもそも分解する微生物がいませんし…(悪玉菌はいるでしょうね、競合する菌も天敵もいないので)
化成肥料は微生物の分解を介せずそのまま植物が吸収できます、が…
天然と合成の違い、サプリメントでも天然と合成の違いとは化学式は同じですが
合成の方は無理矢理、化学構造を同じにするために不必要な物質が入ってるんですね
化成肥料は微生物の分解を経ないので…ってあまり難しいことは書かない方がいいですね><
脱線がすぎてしまいます、いずれまた


先日は購入後、植えつけ1か月のセントポーリアの根を見ていただきましたが
2か月後はどうなの??↓




Raspberry Halo SPの根
正確には丸2か月は経過していません(1か月25日)
2.5号鉢に根が回っていますから3号くらいに鉢増しをしたほうが良さそう…
植えつけの際は、元についていた用土を可能な限り全て落としています
鉢増しは同じ用土なので、根はいじらず


セントポーリア栽培は奥が深いですね〜
ところでバラ、なかなか咲かないです




ガクが開くか、というところでストップ…
GW前だというのに例年より気温が低いからかな〜




やっと開いてきたものも
これは100Idees Jardin




ブラバンもポツポツきたくらい
汚い葉は去年の葉、ブラバンは基本的に無剪定で枯れた枝を整理する程度
ティーローズはそのように管理しています
去年の葉は病害虫を持ち越さないため、無理矢理に葉をむしる?
そんな必要はありません、バラが自分で落葉させると判断するまでそのままです
それに、このブログでよく読まれている記事↓

庭がほぼ日陰に。。。そんな中バラが咲いている - Let's growing a favorite perennial plant!

風邪をひき一週間自重していたつもりなのに、今日微熱が出てきました((((;゜д゜))))アワワワワ免疫が弱っていると、なかなか治らないようで...

庭がほぼ日陰に。。。そんな中バラが咲いている - Let's growing a favorite perennial plant!

 


ここに8年前の小さいブラバンが写っていますが、今では2m✖️2mまで成長していますよ



バイオレットバーンから輸入した苗の根が…

2020-04-26 | African violet (Saintpaulia)セントポーリア
バイオレットバーンから届いた苗を植え替えたのが4月21日
用土がある程度乾くまで待っていたのです
それから5日で新根が既に1cm伸びてきたものもありますよ〜




きちんと深植えしてもこのように根が地表付近から出てしまうのが困りもの
この場合、地表というのは酸素が多く好気性の木材腐朽菌が1番繁殖するのも地表近くなので
菌めがけて根が伸びてきてしまうのだと思いますね
これはランでも同じ傾向です

バイオレットバーンから輸入した苗ですが、届いた時に腐ってとろけていた苗はダメになりました
まあ、当たり前ですが…
だって、こんな状態でしたから↓

I received African Violet from Violet barn,but it was dameged.
That’s too bad…




画像ではわかりづらいですが、中心部もダメになっています



そして完全にダメになりました↓




残念ですが仕方がありませんね(T ^ T)
他は今のところ大丈夫なようです


待望の?ザカズジョーゼット、購入後1か月と20日後の様子↓


購入時より葉も6〜7枚増えて、ストーク6本上がってきて根も元気いっぱいです
葉はなぜかふちが少々茶色くなっています、照明が強いのかな?うーんでもザカズさんはそんな強光下には置いた覚えはないのですが…
ザカズさんですが…蕾に縞や色が見えません((((;゚Д゚)))))))
初花確認済ということで購入時は花は咲いていませんでした
正規のお花で咲いて欲しいな(T ^ T)
お高いものだけに、少々心配ではあります







右Shirts Hawaiian Lei初開花です
このお花は写真より実物の方がずっとキレイですね
左隣のも初開花のロシア種かウクライナ種のВат-лервоклассница(←頑張ってキリル文字のキーボードで打ったんです・笑。ロシア語もキリル文字も読めません…)
Vat-Pervoklassitsa?なんて読むのですかねぇ…ペルヴォクラッシツァ??
バルカン〜ウクライナあたりだと”tsa”で“ツァ”と発音した気がする
まだ半開きですね



こちらも初開花(ホームセンターのサルベージ品以外は全て初開花です)
AV-Vkusnyashka
クリスマスローズのddピンク糸ピコですね(笑)



Rob’s Zipper Zapper
糸ピコ繋がりで
輸入したものです




June bride
真っ白も素敵ですね〜




Biscayne trail






しおさい





Rob’s Match point
うまく色がうつりません
輸入したものです





Sun kissed rose
これは先月咲いたもので、今また数本ストーク上がってきています
サンキストローズというので、てっきりSunkist roseかと思ったらSun kissed roseだったのね(笑)
アプリコットカラーのセントさんもあるのですね〜



遮光したくてAmazonで注文した不織布を待っていましたが、どんどん出荷日が伸びて一向に届く気配もないのでキャンセル
仕方がないので短い不織布を何重にも巻く作戦に変更
こちらは明後日に届きそうです


無農薬・菌栽培のセントポーリア

2020-04-24 | African violet (Saintpaulia)セントポーリア
無農薬、菌栽培のセントポーリアの根
落札後、植えつけて1か月くらいでこのくらい根が張ります



深植えしても根が表面に張ってしまう…



鉢底からも根が出ていますね
6cmポットです







このセントさん(キメラ)は購入時から徒長していたもので、撮影にうってつけなのでモデルになってもらいました
徒長していないと、株元が撮影しづらいですからね〜
困ったことに、根張りが良すぎてたまに用土に触れてもいないのになんと、茎の途中からも根が出ることがあるんですよ〜



小苗だと落札してこのくらいの根のこともままあります↓





上記のちょうど1か月後↓

もうポット底まで根が張ってきていますね〜(6cmポット)




上記くらいの根、小苗でも2週間後にはこのくらい根が張ってきます↓




この栽培法は、ベテランの方ほど受け入れることができない思います
なぜなら農薬は絶対NGだし(菌が死ぬ)1年は植え替え不要ですし、色々と従来のセントポーリア栽培とは全く違うからですね
こちらの栽培法は、自生地の再現と同じだと思います
多分、外国の方のほうが、こういう栽培には興味を示すと思いますね〜
イワタバコ科植物、ベゴニアにもうってつけ(というか殆どの植物がうまく育つでしょう)


ロシア種含めどんどんストークが上がってきていますが、ブルードラゴンがなかなか開花しません


初開花なんですが、なかなか開いてこないんですね〜
葉っぱがうねって、そういう種類なのかと思ったら湿度不足?でも湿度は高め(60〜70%)なのにな〜と思ったら
どうもうちの照明は強すぎみたい…遮光したくて不織布探したけど、今はマスク不足のためかどこも品薄なのね…
右上も初開花の7belok、これってユカコのスポーツなんですね〜


ユカコさん(その1)


照明が強すぎて葉焼けしてしまいました…
でもとても元気で根もバリバリ



ユカコさん(その2)


購入時、黒くなった葉が3枚付いていて外しました
それ以降、黒い葉は増えていないようですがなんだろう??
こちらは過保護にフラコンケース?に入っています
でも個人的にはフラコンケース、テラリウムは好きではないですね〜
徒長しやすいし、貧弱に育つから
やっぱり自然の通気、風に当たらないと葉が弱いままだと思います
なので昼間は解放し、夜間のみ蓋閉めています
自生地だって1日中高湿度ではなく、夜間気温が下がって高湿度になると思うから…




セントポーリア ぼちぼち開花しています

2020-04-22 | African violet (Saintpaulia)セントポーリア
セントポーリアがどんどん開花してきています
蕾もどんどん上がってきて、毎日見ているのが楽しいです



Humako Inches





Tomorrow pink ice






Lyon’s bunny hop






Mont Saint-Michel






AE blue system








他にも色々ありますが、そのうち




おまけ


キメラの脇芽、パーライトに挿して根が5mmで植え付け
パーライト挿しより菌用土に直接挿した方が良かったみたい




根は嫌光性なので、外側にもポットで二重にしています
植え付けて1か月ですが、もう根がかなり発生
この無農薬、菌栽培ですと恐ろしいくらい根が発生しています




上2つは最初から6cmポットへ植え付けたので大きくなっています、両ポットともストーク上がっています




実はね…アメリカからセントポーリアを輸入してみました





残念なことに溶けてしまっていたものも…
開花してきたら順次アップします(いつになることやら…)

アメリカから送られてきたセントポーリアを植え替えして気づいたんですよね
用土が臭くないんですよ〜、感動しました
今まで複数の出品者から苗を購入してきたんですけれど、ほぼ例外なく用土が“臭い”(無機質用土の1名様除く)
どんな臭いかというと、長年使っていない倉庫とかそんな臭い
要するに泥カビ臭いのです
植え替えながらいつも、なんでこんなに臭いんだろう??と思っていました…
自分ちのセントポーリア用土は植え替えてもこんな臭いはしないわけですのでネ
おそらくというか十中八九、鉢内バランスの崩れ、原因としては多肥、農薬のせいではないかと思うのですね
農薬で殺虫殺菌して、用土に共生菌もいなければ、有害物質を分解する菌もいない
悪玉菌が蔓延っている状態ですね(だから短いスパンで植え替えないと維持できないのでしょう?)
そもそもピートモス等の有機質を使っているのに農薬使って有機質を分解する菌がいなければそうなりますわね…
多分、ですが欧米では日本のように農薬を頻用していないのではないかなと思いますよ
実際ドイツなどでは一般人の農薬入手は難しいのだそうですよ
バラの記事で何度も書いていますが、農薬、消毒は細胞障害性(細胞毒性)があります
正常な細胞も傷つけてしまい、結果、人間で言えば全身やけど状態になってしまうのですね
だから、薬害が出てボロボロになることもあるわけですね
正直言って私には虐待に見えてしまうのです(申し訳ないですが)
正常性バイアスとは怖いものですね!
人間が農薬を使う時は手袋、マスク、ゴーグル…それほど毒性の強いものを、発がん性もあるものを
安全だと信じて、セントポーリアに掛けて…
農薬は過去記事にも書いていますが、全て分解なんてされないのですよ
近年では分解されないこともわかってきましたね
残留農薬の問題、地下水の農薬…
新型コロナ、日本人はなんでも除菌、手洗いも除菌ハンドソープ
私は弊害を知っていますから、敢えて除菌ハンドソープは使わず石鹸です
人間の皮膚にも守ってくれる常在菌がいますが、除菌ハンドソープで常在菌が殺菌されてしまうと…
むしろ感染しやすくなるのではないかな
実際に除菌ハンドソープで黄色ブドウ球菌により感染しやすくなるという話もあるんですよ
お気をつけくださいね〜

チランジアの管理〜我が家の場合〜

2020-04-14 | Tillandsia(チランジア、ティランジア)
首都圏の当地にも先日、緊急事態宣言が出されました
そうはいっても、何かが変わるわけではなく…強制力もないのでそうなりますね

我が家のチランジア(ティランジアが正式ですが便宜上チランジアとしています)管理方法です


今日のチランジア






チランジアのブログを見ると、あまり栽培方法について書かれていない気がする…
立派になったチランジアの画像は良く見るのだけれど、肝心の栽培方法に関してはこれといって書かれていません
環境については書かれていますがね、なんでだろう?
企業秘密なのかなぁ、とか教えたくないとかあるのかなぁ〜なんて穿って見てしまう(笑)
なのでチランジアについては試行錯誤で栽培しています

我が家の場合、外気温10度以上、晴れた日に屋外へ出しています
この時期は直射日光にできるだけ当てます…チランジアも植物ですから光合成しますし室内の照明では余程強いライトでなければ光量不足になると思いますね
光量に比例して水分要求量が増えるのではないかな?と思う…
なので、室内管理ですと屋外ほど水分要求量が多くないので、過湿で枯らしやすくなると思います
屋外栽培のメリットは日照以外にも風通しが良いこと、風に当たるということは植物の組織もそれに応じて頑丈になるということですね
ハウス栽培の植物は組織が弱く、少しのダメージでも損傷しやすくなりますが、屋外ですと風に当たるから、それに応じて組織や葉が厚くなるのではないかな
チランジア、現地の写真を見ても割と直射日光に当たっていますね
現地の環境に近い季節は直射日光に当て、暑い時期は遮光する
チランジアは木に着生していますが(そうでないものもありますが)赤道に近いほど季節の変化も少なく
太陽の高度にあまり変化がないと思います
日本では四季によって太陽高度が違い、木に着生していると仮定して、夏は太陽高度が高いので木の陰になりますが
秋〜冬、太陽高度が低い時は直射日光が当たりますね
そういうことを意識すれば割とうまくいくのかな?と感じています

チランジアも植物ですので、人為的な水やりのほかに雨にあてたいものです
梅雨など雨で乾く間もないような連日の雨は過湿になりやすいですが、雨にはチランジアの栄養源である尿素(窒素)が含まれています
木に着生しているので、もしかするとランのように木材腐朽菌とも共生している可能性があるのではないかな
そのため我が家ではチランジアに木材腐朽菌と尿素を定期的に与えています

水やりも、種類によって詳細なデータがネット上にはないのでこれまた試行錯誤です
テクトラムは乾かして栽培といいますが、我が家ではそれではうまくいきません
小さいタイプのテクトラムは葉を見てもどうも水分を保持できるような厚さではないし、ウニタイプ?は基本的に水を欲しがる気がします
葉が柔らかく細いものは水好きでしょう
水やりでトリコームが剥げるから水やりを控えるなんてナンセンスですよ
水やりを控えてトリコームは維持できたけど、調子を崩して枯れてしまう、なんてことになったら…
それにトリコームって厳しい日差しから守るために発達するのだとしたら、水やりを控えるのではなく日光に当てる方が良いのでは?
テクトラムでもラージタイプ(ステム)は、小型のテクトラムより乾燥に耐えそうでうすね、葉の感じが違います
ストラミネアも水好きそうです、水好きなガルドネリーのようなタイプの葉ですし、そんなに厚くないし柔らかい
水やりするとスーッと水を吸収します
カクティコラも水好きそうです、これも水やりするとスーッと吸収されます(ロングフォームシルバーはちょっと違って葉裏に水がスーッと入らない…)
こんな感じで観察しながら栽培しています



ウスネオイデスも直射日光に当てています(左がホームセンターで購入の太葉?右が細葉。色も違います)
多分太葉タイプなのでモフモフです、ウスネオイデスについては難しそうな印象があったので手を出しませんでしたが
太葉は一応3か月保っています…今のところ元気そうです
その後調子に乗って通販でウスネオイデスを買ったのですが、これがとんでもない代物で細葉な上に内側は蒸れて?黒くなった部分がたくさんあり
ソーキングすれば水は緑になるし触ると指が緑になる…悪臭がする
多分アオミドロでしょう、アオミドロが繁殖するような多湿の環境でないと細葉は難しいのかもしれません
我が家ではソーキングは基本していませんが、ウスネオイデスだけは週1回ソーキング、毎日水やりです


夜間多湿にしているチランジアたち
この中にあるアルゲンティア(フックシー グラシリスではない)は葉が硬く意外と乾燥にも強そうな印象
ウニタイプ(プラス、マレモンティーなど)を収容
テクトラムやガルドネリーも別の場所で夜間多湿にしています


バラの蕾とチランジア

2020-04-06 | Rose(バラ)
暖冬のおかげで、早くもバラの蕾が目立ってきましたよ








とてもわくわくしてきますね!
一部は窒素過多になってしまったようです(葉がテローンとしてる)
以前は花より栽培プロセスに興味がありましたが…
今は純粋にお花を愛でたいと思うようになりました
土こぼれは、鉢を倒してしまったのです…


巨大なデュセス・ドゥ・ブラバン

縦横2mくらいありますよ。挿木でもここまで大きくなりますよ〜



寄るとしっかり蕾がついているのがわかります
ぼぼ一年中咲いている気がします。厳冬期のみお休み
それでも今年は暖冬だったので1月も咲いていました。
当地は暖地ですが厳冬期は-7度程度まで冷え込む日もあり、例年は1〜2月の3分の2程度は最低気温が零下
しかも雪も降らず太平洋側は乾燥し湿度もないのでカラカラ、植物にとっては意外と過酷なのです…
人間にも過酷?家は暖地仕様で断熱材もあまり入っておらず、家によっては室温最低0度とかあるんじゃないかな〜?
以前、今の家から数km離れた場所に住んでいましたが、かなり寒く夜7時には路面が凍結し、一度凍った水は3月まで溶けず凍ったまま
雪が降ると膝まで埋もれる(近隣は5cmでも)それでいて寒冷地ではなく家は暖地仕様ですからね…
私の住んでいる市は真夏40度超えた記録もあります。夏でも内陸ではないので夕立もあまりなく雨が降らない…
寒暖の差が激しいですよね





チランジア・テクトラム

テクトラムは乾燥させて栽培と言われているので、最初は照明の下に置きあまり水もあげず様子を見ていたら葉先が枯れてきた…
その後、毎日ミスティングをしたのですが、葉先の枯れがおさまらず…これは乾燥させてはいけないのではないか?水が好きなのではないか?
発想の転換で気温10度以上の日は晴天時に極力、直射日光に当てて、夜はビチョビチョにしセントポーリア用の丸ケースやフラコンケースに入れ高湿度を保ったら
ボリュームも出てきて、根っこも出てきましたよ〜色も購入時は緑がかっていましたが白っぽくなりました






チランジア・マグヌシアナ

多分マグヌシアナ。多分というのはこれ、通販で買ったキセログラフィカのおまけに入っていたのだけど、タグもなくダンボールの底にカラカラに丸まっていた
葉先もところどころ茶色く枯れているのは元々で、うちに来てからも更に葉先が茶色く枯れてしまい…
湿度60〜70%でもダメなんて、これも水が大好きなんですね〜、やはりテクトラムと同じように夜ケースに入れ高湿度にしています
見違えるほどに大きくなりました



こんな感じでチランジアは夜、高湿度栽培
セントポーリア用の丸ケース、あまり使い道がなくて邪魔だったけど穴もいくつか開いているし、高さもあり丸いので意外とチランジアを収納できるんです
通気性も良いので、今ではむしろ丸ケースが足りないかも?他のチランジアも入れたい
ということで、丸ケースのセントポーリアには移動していただきました〜


大きいマレモンティ(コロンビア産マレモンティ)やカクティコラにせよ、水が大好きなチランジアは高湿度で見違えるほど大きくなるんですね
成長が早いものは購入2か月以内で1.5倍ほど大きくなったものも
ただ風通し、日中の高照度はお約束?



チラタワー(チランジア・タワー)
バラ用のオベリスク、今はチランジア専用
ここで日光浴しているチランジアは少なく、いつもはもっと多くの種類を日光浴させています
チランジア自体は40種〜栽培しています(50株程度)
最低気温が10度を越えたら屋外栽培に切り替えて、夏は遮光します
あ〜そろそろネペンテスも植え替えないと…
なにしろ長いものは15年くらい栽培、維持しています




セントポーリア コンコルド

2020-04-05 | African violet (Saintpaulia)セントポーリア
コンコルドの育て方が全くわかりませ〜ん
初心者のくせにコンコルドに手を出すなんてね((((;゚Д゚)))))))
もちろん初コンコルド
2月中旬に購入したんだけど…




2号スリットに入っていました
ストーク3本
周りのセントさんは数ヶ月前にホームセンターで弱っていたのでサルベージしたセミミニ)ロブズ ジッターバック、ハンプティドゥなど)
もちろん無農薬、菌で栽培
サルベージ品はホームセンターでは弱っていて、葉が黒く透き通って腐っていたり、ストークもダラーンとしてクタクタだったり
復活してくれて嬉しい〜



鉢から抜いて用土を落としたところ
バンザイして葉が楕円形、丸まっていました
で、まずバンザイを直したくて照明の明るめな場所へ置き
ストークは1週間ほど咲かせて摘みました


そして昨日の様子


なんと、ストークが8本も上がってきてしまいました…((((;゚Д゚)))))))
画像では8本見えませんが、8本のストークが出ています
もちろん咲かせるわけにはいかないので1本のストークだけ残して更にそのストークの1つの蕾だけ残してあとは全てピンチしました
バンザイはほぼ直ったけれど、相変わらず葉がゴワゴワ
特にフラコンケースなどには入れていませんが、湿度は常時65〜70%はあります(湿度足りない?照明が強い?)
しかも肥料も殆どあげていません(尿素2000倍を2回程度。しかもこれは菌の餌だし)
なのに…ストークが上がってしまうのはなぜ??開花休んで、成長して欲しいのに…
特に調子が悪い感じではありませんが、元気いっぱいにも見えません
葉が伸び伸びしていませんからね…特に新しく展開している葉
やっぱり窒素不足かもしれませんね(マイツやハダニではないですね)
蕾(花、ストーク)をつけるのは、体力があるからとは限らないんですね
株が弱って、子孫を残そうとして咲く…
コンコルドはお高いのでたくさん買えませんし
環境や肥料で比較検証しようにも、比較できない
増やすにも脇芽が出ないと…でも脇芽が出るということは脇芽が出やすい品種ではない場合、なんらかのダメージがあった場合や植物が苦しんでいる場合に多いんですよね…
クラウンカットというのがあるようですが初心者にはハードルが高い
そういえば購入した苗、出品者によって色々な傾向があるんですね
セントポーリア初心者の私にはハードルの高い苗から、元気なものまで様々です
ある出品者の苗は一見きれいなんですが、脇芽も多く届いてしばらくすると葉が蒸れたように茶色になってしまう(その出品者の苗はほぼそうなる。他の出品者のはそうならない)
セントポーリア素人の私が考えるに、おそらく窒素過多で葉の組織が弱いのかなと推察、葉もかなりグリーンが濃いです
もしかしたら農薬も頻用しているかも?(窒素多く与えれば相対的に病気が出る確率が高いとおもう)
バンザイ徒長苗の場合は照明が暗いだとか、その状態で窒素を多くあげているのかな
根っこがほぼない場合は何が原因なのかな?などと考察して対策するしかないですね

それにしてもコンコルド…わざと少し暗いところに置いて開花抑制すればいいとか?
でもそうすると徒長しそうですし…
明るさを変えず日照時間を減らす?これはありかも、開花抑制しつつ苗が育つかも?
肥料(窒素)をもう少しあげる?肥料やらない実験ではないんですよ?
購入後、植え替えてしばらくは肥料をあげていないだけ
うーん、もうわかんないや(T ^ T)


精神薬の離脱症状に苦しむ方への一助(2)

2020-04-02 | 医療
原因を探る

では実際にどうすればいいのか。離脱症状に苦しむ方はわらをもすがる思いで対処方法をネットで検索していると思います。
離脱に関してのブログが多くある中、このブログにたどり着いた方も多いと思います。離脱症状との闘いは自分との闘いとも言えます。
因みに減薬や断薬の方法はこれも個人差がありますので書きません。ただ言えることは、一気に断薬をしたり、一週間で8分の1以上の急減薬をしない方がベターだということです。
急に減薬や断薬をするということはリバウンド、離脱症状を余計に悪化させます。
精神薬の離脱症状に苦しむ方への一助(1)にも書いた通り人間には個人差がありますから、この方法が絶対に効く、という方法は残念ながらありません。
しかも離脱症状とはいっても、これも症状には個人差があり、ある人は不安が止まらない、動悸がしたりまるでパニック障害のような症状がある。
ある人は無気力になり、脱力、筋力が低下して動けない。ある人は不眠になったり認知の低下、吐き気、耳鳴り、めまいが止まらないなど人によって様々です。
まずやるべきことは、自分の症状がどのような原因で起きている可能性があるのか、調べて当たりをつけるということです。
例として
パニック障害のような症状→自律神経のアンバランス、カテコラミンの異常、糖代謝の異常、甲状腺機能亢進などの内分泌、海馬の興奮、副腎皮質ホルモンのアンバランス、プロゲステロン、エストロゲンのアンバランス(女性)GABA、グリシンのアンバランスなど
動悸や血圧の乱高下→HPA軸のアンバランスや異常、コルチゾール(ACTH)ミネラルコルチコイドのアンバランス(副腎)、甲状腺、女性ホルモンのアンバランスなど
嚥下困難、震え→筋力低下、甲状腺、錐体外路症状など
筋力低下、ALS様症状、重症筋無力症様症状→甲状腺、錐体外路症状、薬剤性パーキンソニズム、ニューロンの変性、ミエリン鞘損傷など(もはや離脱症状ではなく後遺症に該当しますね)

これらの作業は大変ですが良いと言われている方法を手当たり次第行うよりも、ある程度ターゲットを絞った方が効果的だと思われます。
なぜなら一気に良くなりたくて色々なサプリメントや漢方を飲んでも、金銭的にも肉体的にも負担になるだけでなく、なかなか良くならない焦りや何がどう効いたのかさえわからなくなってしまい、モチベーションも低下してしまう可能性があるからです。
それからこれは残酷な話ですが、一般に脳のダメージは不可逆だと言われています。その真偽は置いておいても、薬を飲む前と全く同じ状態に戻ることは難しいのではないかと思われます。
薬をやめれば、薬を飲む前と全く同じ状態に戻ることができると考えている方も多いかもしれません。
薬を飲む前の70〜80%程度回復すれば御の字かもしれません。
しかし考え方によっては断薬前、断減薬中が本来の10〜30%の状態だとしたら70〜80%の回復は非常に大きいものですよね。
服用期間が短いほど100%に近づける可能性が出てくると思います。服用期間が長いほど、離脱症状が強く出たり回復に時間がかかる可能性があります。
またこれは色々な方の話を聞いて感じたことですが、アルコールに強い方のほうがアルコールに弱い方と比べて身体症状としての離脱の程度が軽めだと感じました(精神症状については不明)
アルコールと精神薬は同じベンゾジアゼピン受容体を介すことと、薬物代謝酵素(CYP)がもしかすると関係してくるのかもしれません(憶測に過ぎませんが)
自分で調べて考え、自分で行動することはとても大事なことです。
苦しくて病院へ駆け込みたくなったり、不安感でいっぱいになるかもしれません。
離脱症状で病院、救急外来へ行っても相手にしてくれないどころか、精神科へ行けと言われて追い返されるかもしれません。
これも色々な方の話を聞いたのですが、精神科の患者が一般の病院へ行くと、診察を拒否され精神科へ行くよう言われるそうです。
そして精神科へ行っても内分泌等を精査せず、はじめから精神疾患による悪化だと決めつけられてしまうことも多いようです。
減薬中でもし不穏なそぶりを見せてしまうと、病気の悪化とされ薬が増えたり精神科へ医療保護入院ということにもなりかねません。
しかも減薬の方法によっては本当に危険を伴いますので、これは大袈裟な話ではなく最悪の事態になる可能性すらあります(なので絶対に急減薬はやめましょう)
脳は体のあらゆる部分をコントロールしているので、減薬、断薬で体がパニック状態になり強い筋硬直や呼吸停止になる可能性がないとはいえないのです。
また自律神経が大きな影響を及ぼす胃も、胃炎、胃潰瘍になることさえあるでしょう。
本当に辛いことだと思います。



具体的な対処方法とは

離脱症状の緩和には様々あります。サウナ、漢方、栄養療法(オーソモレキュラー)、サプリメント(オーソモレキュラー)などです。
私は栄養療法とサプリメントをお勧めします。サウナは脱水等も心配な上、交感神経が異常な状態ですと体温調節がうまくできなかったり暑さで動悸、脈拍数も増えパニック障害の症状が出やすくなりそうな気がします。それに解毒というのならもっと良い方法があるからです。
漢方はこれも代替によく使われますが、私はこちらもお勧めしません。理由としては、漢方だから安全ということではなく、アルカロイド(毒性があるものを含む)や普段人間が摂取しない物質を体に取り込むという点で、薬を飲んでいることと変わらないと思うからです。
まず大事なことは、食事をきちんと取ることです。栄養バランスを考えた食事をと言いたいところですが、離脱症状の時にそんなことは言っていられません。
なんでもいいので、まずはしっかり食べることが重要です。食べることは生きることと同義ですから。
基礎疾患(糖尿病等)がなければ、一週間好きな唐揚げを食べようが、毎日おにぎりを食べようが、毎日アイスクリームを食べようがスナック菓子を食べよう構わないと思います。まずは食べることが重要なのです。
離脱になると食欲がわかなくなって食べなくなる方もいます。絶食は避けなければいけません。
胃が痛い、胸焼けがする、胃酸過多になる場合はH2ブロッカーやPPIはなるべく飲まないでください。PPI(プロトンポンプ阻害薬)やH2ブロッカーは胃酸を抑えます。
胃酸過多なのだから薬で胃酸を抑える。なるほど、でもそれは対症療法ですね。しかもH2ブロッカーやPPIを朝飲んでも夕方には効き目がなくなってしまう。よくあることです。
全く胃痛が治らない。よくあることです。何年も飲んでいる。よくあることです。PPIなどは長期の治験も行われておらず、発がん性も疑われ副作用も多彩です。
さてどうして胃酸過多になるのでしょうか。ストレスでしょうか。ストレスで胃酸がなぜ過剰に分泌されるのでしょう。
ここで問題なのは実は胃酸ではありません。胃酸と共に分泌されるのはなんでしょうか。
消化酵素ですね。消化酵素が分泌されないから、それを出そうとして胃酸過多になってしまうと考えます。
ですから、消化酵素を飲むと良いですよ(というアメリカの医師の話です)

サプリメントの話の前に離脱症状の際に可能ならして欲しくないこと。
それは糖質制限です(糖尿病の方除く。しかし私はいかなる場合も糖質制限には様々な理由で反対です)
その理由ですが、離脱で内分泌系がパニック状態の時に糖質制限をすると副腎疲労を招く可能性があります。
HPA軸が混乱し正常に働いていない時に、糖質制限をし副腎疲労を起こしコルチゾール(ステロイド)分泌を低下させてしまうと炎症を抑制できなくなったり、血圧の異常(低血圧、ナトリウム低下)頭が回らなくなったり、離脱で筋肉が落ちたり筋力低下をする方がいて、その場合も糖質制限は仇となる可能性があるからです。
更に同時にタンパク質を摂取しようとして過剰にプロテインを摂取するのはNGです。理由は副腎疲労時にプロテインを摂取するとコルチゾールを消費し副腎疲労が悪化するからです。
また離脱症状の時は特に注意したいのは、糖質制限で低血糖になった場合、コルチゾールの分泌が抑制され神経等の炎症を招く他、アドレナリン、アルドステロンといった、副腎から分泌されるホルモンに異常をきたす可能性があります。
更にはカテコラミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン)の上昇により脳神経の興奮をも招いたり、急激なアドレナリンの上昇は狭心症様の症状を招くことがあるそうで、これは心臓の冠動脈がアドレナリンにより収縮するからだそうです。ノルアドレナリンも上昇し前頭葉にも影響するのだそうです(血圧も)
他にも色々な症状が出ることがありますが、かいつまんでの説明です。
以上の理由により、精神薬の副作用や離脱症状に糖質制限は私はお勧めできません(過剰な糖質摂取が良くないことは言うに及ばずですが)
病院で内分泌の検査をされた方、カテコラミン3分画や甲状腺ホルモン、副腎関係のホルモン、下垂体ホルモンなどの結果がわかれば対処しやすいですね。
ただ内分泌専門医でなければ、これらについての知識があまりないようです。また少々数値が異常であっても異常なしとされてしまうことも多いと思います。


サプリメントについて

なぜ必要なのか理由も詳しく書きたいのですが、副作用や離脱の最中は理解力も低下して、文章を読むことも疲れてしまうので割愛します。

離脱症状にこれだけは摂りたい思うサプリメントやミネラル


まず脂溶性ビタミン
・ビタミンA(最低でも10000IU、可能であれば25000IU。レバーを食べられる方は食事で代用可。効能については過去記事を参照ください)
・ビタミンD(可能であれば最低でも2000IU)
・ビタミンE(400〜800IU)
脂溶性ビタミンとは字の如く脂に溶けるビタミンですが、脳は脂です。
脳を修復するには必要です。
このうちビタミンAに関してはベータカロチンでは代用できません。レチノールと書かれた天然ビタミンAが必要です(レバー代用可)


水溶性ビタミン
・ビタミンBコンプレックス(可能であれば100mg)
・ビタミンC(1000〜MAXで3000mg。過剰なビタミンCは却ってコルチゾールを抑制する。炎症が悪化する可能性がある)

ミネラル
・マグネシウム(500mg。あらゆる神経や代謝に必要)
・カリウム(腎機能に問題のない方、最低2000mg。食事で代用可)
もし血液検査で低カリウムの場合は高確率で低マグネシウムです。
逆を言えば低マグネシウム状態では、いくらカリウムを追加しても吸収されません。
・ナトリウム(天然塩。食事で)
・亜鉛(15mg程度)
上記はマルチミネラルで代用可(しかし本当は副腎疲労がある場合はカルシウムは摂取しないほうが良い)


含硫アミノ酸、アミノ酸
・グルタチオン(還元型カプセル最低2000mg〜、リポソーム750mg〜1500mg。解毒、炎症性サイトカインの抑制。筋肉の病変を抑制)
・アセチルシステイン(NAC。600mg〜。グルタチオン前駆体。炎症性サイトカインの抑制)
・タンパク質(プロテイン代用可。食事でも。可能であれば自分の体重と同じタンパク質摂取。体重60kgであれば60g。副腎疲労などがある場合は半分程度に。ただタンパク質は可能な限り摂取が望ましい)
可能であれば更にアルギニン、リジンを追加


その他
・α-GPC(可能であれば1日900mg〜1200mg。特に下垂体ホルモン関係や認知低下が気になる方。CDPコリンも可ですが、α-GPCの方がベター)
・イノシトール(パニック症状、不安症状が強い場合1日12〜18g。iHerbで粉末が販売されている)
・レシチン(1200〜2400mg。脂、脳、筋肉)
・タウリン(適宜。ホメオスタシス。サプリメントは輸入規制。イカやタコなどの食事で代用可)
・DHA/EPA
・GABA(これは過剰に摂取すると抑制ではなく興奮してしまうので過剰摂取は禁物です)
・グリシン(GABAばかりが取り沙汰されていますが、実はグリシンは交感神経抑制が強く、最近では不眠に使われています)
・女性の場合、更年期障害のような症状のある方はプロゲステロンクリームを使うと効果がある場合があります(プロゲステロンがコルチゾールの前駆体になります)


以上です。ビタミンやミネラルを個々に買うのが負担な場合はマルチビタミンやミネラルで代用可(ただし日本製は含有量が少ないのでSpecial Twoなどの製品をiHerbで購入すると良いです)
またグルタチオンやNACなどは国内での販売がなく、iHerb等海外サイトで購入できます。
日本語で購入できます。
ナイアシンは、離脱でうつ状態の時は過剰摂取NGです。ナイアシン(ナイアシンアミド)は過剰に摂取するとナイアシンフラッシュだけでなく、ドーパミンを減らしてうつが悪化してしまうそうです。
D2遮断薬などを飲んでいた場合は特に良くありません。
特にこれらのサプリメントで外せないと思うのはマグネシウム、ビタミンとグルタチオン(またはNAC)次点でα-GPCです。
脂溶性ビタミンで脳の修復を促し、グルタチオン(NAC)で神経の炎症、炎症性サイトカインを改善し、肝臓に送られたグルタチオンで解毒です。
グルタチオンを飲む場合はビタミンCとEをセットで。そしてグルタチオンはミネラルを排出してしまうキレート作用があるので、最低でも30分以上あけて飲んでください。
援護射撃でマグネシウムです。修復の材料はタンパク質で。
α-GPCは内分泌(特に下垂体関係)に不調がある場合は効果があると思います。元々α-GPCは下垂体ホルモンのうちの成長ホルモンを分泌促進することで有名ですが、どうも成長ホルモンだけではなく、下垂体になんらかの作用を及ぼす(良い意味で)可能性があります。
また脳外科医が勧めていますが、脳血流が良くなるので認知の低下防止の意味でも私はお勧めです。
欲を言えば他にも効くサプリメントはありますが(カルニチンなど)あれもこれもとはいかないので、この辺を抑えるのがベターかなと思います。

このようなアドバイスを書くと必ず批判があります。過去にはそんなアドバイスを書くと精神科の患者に逆恨みされるから書くべきではないだとか
あの医師はそんなこと言っていなかった(からデタラメ書くな)だとか色々ご批判はあるわけです。
なので、先日も書いた通り自己責任でかつ、ご自分でも調べて納得をしたら取り入れてみてください。
基本的にこれらのサプリメントの栄養素は食事でも摂取または体内で合成可能なものばかりですので、いわゆる副作用的なものはほぼないと思われます。
ただしグルタチオンに関しては特定の遺伝子をお持ちの場合は、インスリン自己免疫症候群になる場合があります(グルタチオン、αリポ酸などSH基を摂取すると自己を攻撃し低血糖になる。この場合はサプリメントなどの原因となるものを摂取中止すれば治るそうです)


iHerbのサイトです(紹介コードにFRF759を入力すると5%オフになります)

iHerb.com - ビタミン・サプリメント & 天然健康製品 - iHerb

30,000以上のトップクラ...

 


OGPイメージ

Now Foods, スペシャルツー、マルチビタミン、180錠

 



Now Foods, NAC, 1000 mg, 120錠

 


Jarrow Formulas, 還元型グルタチオン、500 mg、植物性カプセル 60粒

 


Jarrow Formulas, Inositol Powder, 8 oz (227 g)

 




精神薬の離脱症状に苦しむ方への一助(1)

2020-04-01 | 医療
まずはじめに

(注:精神薬を肯定し飲んでいる方は読まない方がいいです。また、精神薬を飲んでいる人もいるのに配慮せず書くのはおかしいという方。飲んでいる人がいる一方で苦しむ方も多いのです。飲んでいる人に気兼ねして負の部分を語らないことはフェアではないと思います)

事件をきっかけにはじめた某SNSをやっていた時に、多くの方が精神薬(睡眠薬、ベンゾ、SSRIなど全ての精神薬)離脱で苦しんでいることを知りました。
話を聞けば、精神科へかかったきっかけというのは、不眠だったり、ストレスでうつ状態になったり… 少なくとも精神薬を飲む前の方が明かに健康状態は良く、精神薬を飲んでから動けなくなったり、症状が悪化した方が大勢います。
そして精神薬を減薬、断薬したところ、酷い離脱症状が起きたり、断薬して何年経っても具合が悪いままという方も結構いらっしゃいました。
・良くなりたくて精神科の門を叩いたら、余計に悪化した。
・精神薬を飲んだら症状が悪化し、それまでになかった症状が出るようになった。
・薬を飲んでいる間は症状が緩和されるけれども、薬が切れた途端に症状が出る。
・医師に辛さを訴えると薬を変えられたり、薬が増えた。
・副作用ではないかと症状を訴えたら、副作用を否定され被害妄想、強迫神経症、病気が悪化したと言われた。
・精神薬を飲んでから余計に体調不良になったので医師に訴えたら、病名がどんどん変わり最終的には統合失調症と診断された(あるいは医師から口頭で聞いてはいないけどカルテにかかれていた)
・精神薬が怖いと思い減薬、断薬をしたら症状が酷くなり何年も寝たきりになっている。
・あまりに離脱症状が酷く再び精神薬を飲んだけれど、効かなくなった。
このようなパターンが非常に多いようです。 このブログは植物ブログですが、毎日のようにベンゾジアゼピンや離脱症状についての記事が読まれているので改めて書きたいと思います。
因みに精神薬をやめろ、という話ではありません。やめようと思ったり、断薬中で離脱症状が酷く、なんとかしたい、緩和したい、と思う方に読んでいただきたいと思います。
また参考にされる際は自己責任で実行してください。

ところでショッキングなことかもしれませんが、精神薬というのは”麻薬及び向精神薬取締法“にあるようにれっきとした”合法麻薬“です。 合法的に処方可能な麻薬類似品と言っても過言ではないと思います。
それなのに精神薬は副作用が出ないだとか、副作用を否定する精神科医が非常に多いです。 麻薬を飲んで錯乱したり異常になることは知られているのに、”薬“という名前がつくと途端に副作用が否定されるというおかしな状況です。
例えば有名なSSRIであるパキシルの添付文書にははっきりと“ 不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、 攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等”“ また、因果関係は明らかでは ないが、これらの症状・行動を来した症例において、基礎疾患 の悪化又は自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されている”と書かれているのに、いざ患者にこのような症状が出ると「副作用ではない。病気が悪化したのだ」という精神科医が非常に多いのです。
おかしいですね。 なぜ頑に薬の副作用を認めず病気の悪化のせいにしたいのでしょう。 それはおそらく副作用を認めてしまった場合、自分の処方に責任が生じると考えている精神科医が多いからだと思われます。
またうつ病や双極性障害と診断されていても、精神科医が統合失調症に適用の薬を使いたいと思えば、カルテには密かに統合失調症と書かれてしまう場合があります。
そのことが後々、不利に働くことさえあります。 (知らない間に統合失調症にされてしまう)

ところで精神科医は仮に不適切な処方をしたとしても全て患者の病気のせいにできますし、訴訟に発展したとしても精神科医が必要と認めたからと証言ないし意見書を提出すれば、裁判所はそれを鵜呑みにし、医師の裁量権をほぼ認めてしまいます。
仮にそれが薬の添付文書に記載されている最大量よりも処方量が大きく逸脱していたとしてもです。
更に不適切な処方の場合は、Pmda(医薬品副作用被害救済制度)に申請しても不支給決定となります。なぜなら支給の条件として、適切な処方というのが条件だからです。
ですから被害に遭った患者は救われないのです。

法的な話はさておき、なぜ精神薬の副作用や離脱症状が起こるのかは解明されていません。 そもそも精神薬自体、どのように脳に作用するのかも解明されていません。
ですからその作成に製薬会社が絡んでいるであろう診断基準(D-SM)や教科書、モノアミン仮説に基づいて、どの薬が合うかなと憶測で処方されているに過ぎないのです。 色々な薬を取っ替え引っ替え処方したり、カクテル処方と言われる多剤大量処方をしたりするのは、まさに当てずっぽうの手探り処方で精神科医自体、もはや何がどう作用するのかわかっていない状態です。
まともな精神科医であれば、原疾患もわからなくなるほど多剤大量処方をしないと思いますし、薬というのは精神薬に限らずですが複数処方されると、それぞれどのような作用を及ぼし合うのか判別がつかず、想定外の作用が起ることがあります。(相乗効果)
他科であれば血液検査や客観的なデータに基づき診断するところ、客観的データもなく主観に基づき薬を処方する精神科というのは非科学的な学問だと思います。
非科学的にも関わらず、“医療”として主観や当てずっぽうでデタラメな処方をされてしまう可能性が高く、何がどう作用し何が原因で副作用や離脱症状が起こるのか精神科医自体が全く理解していないために、患者を治せないのだと思います。
そして悪化すれば突き放すか、入院させ強制的に点滴や注射で患者を鎮静化させ時には拘束し、その無気力で大人しくなった様子を見て病気が良くなったと思い込んでいるのが現状だと思います。
薬で患者を悪化させ、不穏にし、副作用も認めず更に大量の薬で対処し苦しむ人を増やし、最悪の場合廃人にするか患者が死んでしまう。 精神科の患者さんは偏見もあり声を上げられないため酷い事例や事件が表に出てこないのをいいことに、やりたい放題です。
薬に頼らずサプリメントや糖質制限を勧める医師もいるようですが、この場合も医師の指示通りにして患者が改善しない場合、予想として結局は多くの精神科医と同じく“患者のせい”にしているかもしれません。
そもそも人間には個体差があり、機械ではないので同じ方法で必ず同じ結果-成功する-わけではないのです。 もし三石巌博士の本を読んでいるのならわかるはずです(カスケード理論)
そして三石巌博士自身が糖尿病にもかかわらず、糖質制限をしなかった。 医師をも知識で凌駕する、ノーベル賞受賞者も一目置く物理学者である三石巌博士が、糖質制限の是非について気づかないわけがないと思うからです。
それにも関わらず、糖質制限を敢えてせずに95歳という長寿を全うしたことの意味。 色々書きたいのですが、副作用、離脱の記事なので割愛します。


離脱症状の原因は

先程も書きましたが、離脱症状の原因、機序ははっきりと解明されていません。 ここでは仮に離脱症状は通常断薬を始めてから急性に生じるものをいい、その期間は数ヶ月〜1年程度、何年も続くものは離脱症状ではなく薬による後遺症と定義します。
離脱症状に関して良く言われていることは、体内に薬が残存しているから起るというものです。だからデトックスをして体から薬を排出すれば良い言われていますが、果たしてそうなのでしょうか。
私はこれは離脱症状の根本的な原因だとは思ってはいません。なぜなら、薬物の代謝や半減期等を考えると長期間に大量の薬物が体内に残存するということは考えにくいからです。
半減期は薬によって様々で、2週間〜4週間程度の影響はあるとは思います。また薬物代謝酵素や、代謝能力も人によって違いがあるので全く影響がないわけではありません。 問題は断薬をしても更に長期間、数週間〜長いと1年に及ぶ症状が出ることです。 この原因は体内に薬物が残っているからではなく、薬によって様々な部分-特に脳-にダメージが残ってしまっているからだと私は考えます。
これが深刻なダメージであれば断薬後、数年にわたり症状が続く後遺症となっていきます。 なぜこのような離脱症状が長期にわたり続くのか、理由は色々考えられます。
まず思いつくこととして、理由の一つとしては薬に慣れてしまい体が変化に追いつかない場合です。
ここで例えとして電気の配線を思い浮かべてみましょう。

(電気の)配線には被覆(感電しないように絶縁、カバー)がしてありますね。
この被覆が傷ついたりボロボロになったり、一部が剥がれたり、剥がれかけて不具合が出ているとします。
そこで、新しく被覆で覆うことにしました。
入手したのは欠陥品の被覆でしたが、暫くは騙し騙しなんとか使えました。
でもある日、使っていた被覆を騙し騙し使うのはやめて、リセットしようと全て除去しました。
しかし除去した後に気づきました。新しい被覆の在庫がなかったのです。
応急処置をしてみるものの、すぐにダメになりました。
そして怖いですが、新しい被覆を入手できるまで暫くは被覆なしで配線を剥き出しのまま使うことになってしまいました。
電気は毎日使わざるをえないからです。 剥き出しのままの配線はデリケートです。感電や様々な危険が伴います。
でも新しい被覆を入手できるまでは、このまま使うしかないのです。



ここでもう一度、電気、配線を神経に、欠陥品の被覆を精神薬に代えて読んでみてください。


神経には被覆(感電しないように)絶縁、カバーがしてありますね。
この神経が傷ついたりボロボロになったり、一部が剥がれたり、剥がれかけて不具合が出ているとします。
そこで、新しく被覆で覆うことにしました。
入手したのは精神薬でしたが、暫くは騙し騙しなんとか使えました。
でもある日、使っていた精神薬を騙し騙し使うのはやめて、リセットしようと全て除去しました。
しかし除去した後に気づきました。新しい被覆の在庫がなかったのです。
応急処置をしてみるものの、すぐにダメになりました。
そして怖いですが、新しい被覆を入手できるまで暫くは被覆なしで配線を剥き出しのまま使うことになってしまいました。
神経は毎日使わざるをえないからです。 剥き出しのままの神経デリケートです。感電や様々な危険が伴います。
でも新しい被覆を入手できるまでは、このまま使うしかないのです。



いかがでしょうか。なんとなく言いたいことがおわかりいただけたかと思います。
それまで精神薬を飲んで、神経を麻痺させていたものが減薬、断薬により除去され、保護もない神経が剥き出し状態になり、様々な症状が出てしまうということを言いたかったのです。
想像するのが難しい方、それでは例えば火傷をして皮膚が剥けてしまった部分を触るとどうですか。すごく痛いししみますよね。保護している皮膚がなくなるからですね。
普段使わなくて済むものはどんどん退化していきます。精神薬という保護剤で麻痺させられた神経が退化してしまっても不思議ではないですね。
それがある日、突然保護剤が取り除かれそれまであまり使う必要のなかった神経が剥き出しの状態になったら、ちょっとした刺激にも耐えられず過敏になってしまったり
人間の体はホメオスタシスがありますので、体が元の状態に戻ろうとしたりパニック状態になってしまうのではないかというのが私の考える離脱症状についての一つ目の仮説です。
いわゆる反跳作用のことです(リバウンド現象)

二つ目の仮説としては、脳、内分泌等の異常です。
精神薬というのはHPA軸(視床下部-下垂体-副腎)に影響を及ぼすという海外の論文を過去記事でご紹介しました。
当然のことながら、HPA軸に影響を及ぼすということはホルモンの異常をきたし、体のあちこちに影響を及ぼすことになります。
ホルモンの解説はここで詳述は避けますが、例えば近年明かになった精神薬で目が異常に眩しいなどの症状“ベンゾジアゼピン眼症”も視床下部がダメージを受けるからだと眼科医が発表していますし、精神薬を飲むと高プロラクチン血症は比較的見られますが、これも脳下垂体からプロラクチンというホルモンが過剰に分泌されることが原因です。多飲も比較的見られる症状ですが、SIADH(抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)も下垂体のバソプレッシンというホルモンが関係してきます。
更にパーキンソン症候群(アカシジア、ジスキネジア)など錐体外路症状も出ます。このことは精神薬が神経原性変化を起こし、HPA軸のみならず脳の中脳、黒質などに影響を及ぼしている可能性が示唆されます。

(2へ続く)