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バラ 挿木苗の地下茎

2007-09-23 | Rose(バラ)
前回、挿木苗の話をしましたが、挿木苗の根はどうなっているんだろう?
どうやって成長していくのだろう?
ノイバラ台木に接木しないで、うまく育つわけないじゃん!
だいたい、シュートはどこから発生するのよ~
接木しない苗なんてひょろひょろと枝が1本しかなくて頼りないじゃん!
と疑問のアナタ・・・

挿木苗の地下はこうなっています↓



よ~く見てみると、何やら太くなった根から上向きに伸びた2本の根の先に
白っぽい部分が突き出しています。
これが挿木苗の「シュート」なんです。
この部分が地上に出て枝となります。
そして植物本体から少し離れた場所へにょっきりと出現するんですね。
宿根草が地下茎で増えていくのと同じです。
なので接木苗のように台木がダメになって共倒れになることもないんですね~。
そこが挿木苗の一番の利点だと思っています。
またノイバラ台木との不親和性もなく、うまく成長しないな~んてこともないです。

バラには台木の相性があるようで、特にティーやチャイナのいくつかに不親和性による枯死の傾向があるように思います。
あとERなどのモダンローズにも一部あるようです。
私も経験したことがあるんです・・・
と、あるティーローズ(あまり人気ない&メジャーでもない)の接木苗を新苗で購入して育てたところ2か月で原因不明で枯れてしまったんです。
自分の育て方が下手なんだろうと思い、翌年、同じナーセリーから同じバラを購入、今度は3か月でまたまた樹勢がなくなりじょじょに枯れました。
購入元に相談したところ今度は厚意で1.5年生苗を代品として送ってくださいました。それから枯れることはなかったのですが、成長もせず、半年で枯れてしまいました。つまり3回ともまともに育たず枯れてしまったことになるんです。
(しかし、そこのナーサリーから購入した他の苗はちゃんと育っています)
それから複数のバラ専門家の方々に話をきいたところこの品種を含めて、ティーやチャイナの一部にはこういった現象が見られるとのこと。
どうやら台木であるノイバラとの相性が悪い(不親和性)のでは?という話でした。
不親和性の代表としては同じ中国原産(ティーやチャイナも中国原産のバラの交配種でしたっけ)のモッコウバラが有名どころでしょうか。
そもそもモッコウバラは接木しなくても大丈夫なくらい樹勢がありますが、ノイバラに接ぐと成長不良になったり枯れるそうです。

それから、どうしても諦められず挿木苗を入手。
流石に3回も枯らしてしまうと自信がなくなり、今回も枯れるんではないかと
ヒヤヒヤしていましたが、2年半経過した今でも元気なようです。


え~、話は変わりますが、ブログをサボっていた間に咲いたバラ達を
アップしてみます(いっぺんには無理なので数回にわけて)↓


HTクローネンブルグ(ピースの枝変わり)


パピヨンドプレイニー(N)


ミセスジョンレイン(HP)


ジ・インジニアス・ミスターフェアチャイルド(ER)


ソニア・リキエル


ウィリアム・モーリス(ER)

更新が滞っています・・・

2007-09-20 | Rose(バラ)
仕事が忙しく、なかなか更新できずにすみません・・・
もはやブログの体をなしていませんね。
そんなわけで、現在私のもう1つのブログ
『ねぺんてすらいふ』との統合を考えています。

バラのほうは、ぼちぼち咲いているのですが
仕事から帰ってきたら撮影しよう、と思っても
散ったあとだったりと、なかなかタイミングがあいません。
また、今年の猛暑で、ミニバラが不調でいくつか枯れてしまいました。
ちゃんと世話できなかったことと、乾燥対策でピートモスを多めに使ったところ
梅雨の雨&急な暑さで根が蒸れたようです。
素焼鉢&テラコッタ鉢を使用したミニバラはわりあい咲いています。

同じ環境、同じ用土、同じ鉢に植えても、枯れるミニバラと元気なミニバラがあって、大変興味深い結果でした。
特にダークサンレモとマルセイユ・フォーエバーの強健さには驚きました。
逆にあっけなく枯れてしまったのがタスマニア・フォーエバーや
コルダナの一部です。特にタスマニアに関しては大きいテラコッタに
ダークサンレモとの寄せ植えで、夏になり急に枯れてしまいました。
逆にダークサンレモのほうは生茂り咲き続けています。

意外だったのは一見弱そうなペパーミント・コルダナ、コルフ・フォーエバーが夏も咲いていたこと、モーニングブルーやグラウンブルーも同様でした。
ミニバラは、手軽に育てられる反面、小さいためか環境の変化に弱く
私が思うに、ミニバラをうまく育てられる方は、一般の木バラもうまく育てられるのでは、と思います。

で、ミニ以外のバラはというと、暑さで多少弱っていますが
今のところ平気なようです。

ERローズムーアもこの猛暑でダメになることを覚悟していましたが
予想を裏切り続けています。

RoseMoore(ER)

先月猛暑の盛りに撮影したものです。
国産苗は生産されておらず、輸入苗です。
台木がカニナだかラクサ+暑さに弱いということですが
本当?と疑いたくなってしまいます。当方もちろん
千葉在住なので思いっきり暖地です。
しかも葉も綺麗で今のところ全く病気になっていません。
暑さに弱いということで、夏越し対策としては明るい日陰に置き
鉢内温度の上昇を抑えていました。
このバラは耐陰性もよく日陰でも明るめなら開花するようです。


これも先月咲いたERチャールズ・ダーウィンです。
アプリコットピンクに咲きました。
ERモリニュー。

先ほど撮影したERシスターエリザベス。蕾22個。輸入苗。




暑さのためかゴージャスさに欠けるマダム・ワグラム・コンテス・ドゥ・トゥリュネ(ティー)挿木苗。

挿木苗、接木苗に比べると樹勢は大人しい?ですがわりと接木苗と遜色なく
育っています。
挿木苗については賛否両論ありますが、私は肯定派です・・・
うまく育つと嬉しいものがありますね。


これ全て挿木苗です(HT,ティー)8号鉢使用。意外と育つもんですね~。