私の恩師でした慈光先生を偲んで出雲さん参拝が10月27日と28日に行われました。旧暦の10月は全国の神さんが出雲に集まるため「神無月」と云いますが逆に出雲地方は「神有月」で神々(こうごう)しい月で有ります。
三屋(みとや)神社は大国主命(大国さん)が最初に政治を開いた所として由緒ある神社です。境内の山には奥さんの須世理姫様の古墳が有ると云われています。
出雲大社の御祭神は大国主命(大国さん)です、大国さんは縁結びの神様で男女の縁を結び結婚に導く神様ですが縁は男女の縁だけでなく良き人との出会いも総てが縁です、縁の多い方は商売も上手で商売繁盛の神様でも有ります。出雲大社は平成25年に60年ぶりの遷宮が行われます、遷宮と言ってもお伊勢さんの遷宮の様に神殿を総て新しくするのでは無く出雲さんの場合は古くなった屋根の葺き替えや痛んだ柱等を修復する、いわゆるリニュアルの遷宮だそうです。
昔の出雲大社は50m近く有る超高層神殿だったそうです。出雲地方の神々様の神徳がいかに大きかったが伺われます。
出雲大社から車で約30分の日本海沿いに朱塗りの神社が有ります、この神社が日御碕(ひのみさき)神社です、大きな神殿が二つ有り主祭神は「神の宮」が素佐之男命、「日沈宮」は天照大神です、この神社の沖合いに小さな島が有りますが海猫の生殖地として有名です。
二日目は素佐之男命と奥さんの稲田姫がお住まいを構えられたこの宮が須賀の地です。そして素佐之男命が詠まれた日本最初の和歌がここの石に刻まれています「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる この八重垣を 」
神魂神社(国宝)
最後は美穂神社です、御祭神は事代主命(恵比寿さん)です。「大社だけでは片参り」と申しまして大社にお参りすればこの美穂さんもお参りすべし、なぜならば恵比寿さんと大国さんはお二人で何時も家庭の平和、産業の振興、国土の安全ををお守り頂く大変庶民的な神様で有ります。お陰様で天候にも恵まれまして大変神々しいお参りでした。