前にもご紹介しました、明(アケ)邸は今月末完成に向けて仕上げ工事が真っ盛りです。業者の方がバッティングしない様に交通整理に苦慮しています。 最近の住宅はクロス張りが支流、限られた予算と工期ではどうしても多用してしまいます。
リビングの腰壁です、既製品の腰壁材も有りますが今回は科ベニアに水性塗料によるオリジナルの腰壁です。現場手作りのオンリーワンの仕上げです。
漆喰仕上げの下塗り
これはリビングの壁の一部です、設計当初はクロス張りでしたがお施主さんと喫茶店に行きその店に使われていた漆喰の壁にほれ込んで設計変更にしました。漆喰は以前、土蔵や蔵に使われていた白い壁で日本古来の建材です。今はやりのエコ製品です。
和室のジュラク壁です
若いお施主さん場合、洋間ばかりで和室が無い時もあります、そしてハウスメーカさんの場合は和室の壁もクロス張りがよくあります。しかし明邸は一応略式の床の間付きと壁はジュラク壁で、そして本格的な畳敷の和室です。
玄関のタイル見本
家の顔は玄関です。これは玄関に貼るタイルのサンプルです、何色か整えて床や壁の色彩と色合わせです。このタイルもメーカーから数種類取り寄せてお施主さんの好みと全体の色調をトータルに考えて決めました。
次回はこの家に生活の臭いをかもし出す家庭味を紹介します。