友人のそば屋さん、三重県白山町の青山街道でそば屋を営んでいましたが長年の夢が叶い今年の四月に三重県上野市青山町に移りましたので開店祝いを兼ねて食事に行く。
山間の綺麗に舗装された二車線の道を車で走ると突然「手うちそば 空木(うずぎ)」の看板が飛び出して来ました。
田舎の民家を買ってそば屋に改装したと聞いていましたが店は民家そのまま原形を止めそば屋の趣は殆んど有りません。
玄関に赤いのれん、やっとそば屋さんの雰囲気です。そば屋さんはこんな店構えが似合うから不思議な商売です。
店の中も田舎の民家そのままです。しかしここの御主人「そば」には頑固一徹、そばを湯がいて、お客さんが食べるまでの時間がとても気になるとのこと。湯がいてから食べるまでのわずかの時間ですで味がどんどん変わるとのこと、そばを出してからビールやお酒を飲んて゛、又お喋りして食べる時間が過ぎていくと厨房でイライラするそうです。
そんな頑固な主人に惚れて名古屋や大阪等からもお客が来るとの事、そば通の人ってこんなものなのでしょうか。ざるそばと天丼のセット(1000円)を戴いて御満悦でした。
店内に無造作に置かれた版画、これはお釈迦さんが説法をしている姿を石に彫刻したものを墨で版画にしたものとのこと、アンバランスの装飾が心の緊張をほぐしてくます、そばとお釈迦さん、お互いに味わい深いものですね。
是非そば好きでこしゅくを云いたい方は一度御出掛下さい。
「空木」(うずぎ)
三重県上野市青山町諸木606
℡ 0595-54-1070
(定休日が有りますので電話をしてから御出掛下さい)