犯罪を犯した人が社会に復帰できる様、更生保護に努めるのが「保護司」です。
長い間更生保護にご尽力を頂いていた保護司さんの退任式(75歳定年)が津の保護観察所で有り桑名の退任保護司さんと一緒に出席しました。
30年から40年の長きにわたり保護司をして頂いた事に法務大臣からの感謝状が津の観察所所長より渡される。
保護司会会長からは記念品の授与。
常識外れの対象者(犯罪を犯した人)との付き合いは騙されて当たり前の世界です。まれには逆恨みされて家に放火された例もありますが殆ど危害が及ぼされる事はありません。
しかしどの保護司さんも最後は保護司をして対象者の方と付き合うことで本当に人生の勉強になったと感動の思い出を話される。
最近は保護司に成って頂く方も少なく、東京都のある区は定員の60%程度だそうです。
定年も以前は80歳でしたが今は75歳、それでも高齢すぎると思うのですが成り手が無いのが現状です。
保護司会の会長がこんな挨拶をされました、
「明日死ぬと思って精進しなさい」
「永遠に生きると思って精進しなさい」
相反する言葉ですが何時も精進して更生保護活動に努めなさいと云う事でしょう。