桑名の「六華苑」は桑名の実業家であり山林王の諸戸清六氏の邸宅を桑名市が買い上げて文化的価値のある建物を残した公園で有ります。
18,000㎡の広大な敷地に入ると正面に立派な洋館建ての建物が現れます。
諸戸清六邸で大正2年に完成した、設計は有名な鹿鳴館を設計したジョイサイア.コンドルで、地方に唯一残された作品で現在は国の重要文化財に指定されています。
その庭園で今日は多度雅楽会主催の「春の舞楽会(ぶがくかい)」が有るとのことで鑑賞に出掛ける。
舞楽は中国インドシナの南方系と朝鮮半島などの北方系に大別されるそうですが優雅な舞と雅楽の演奏に平安貴族になった感じで聞き入る。
こんな立派な催し物が無料です、その費用は政府拠出の芸術文化振興基金の助成と寄付で賄われているようです。意外と観客が少ないのも残念ですが宣伝が行き渡らなかったのでしょうか。
新緑の庭園、薄曇りで微風で気温は22度程度の初夏。緑と赤のコントラスト、雅楽の爽やかな音色に浮世のたわ言を忘れる二時間でした。
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