この赤レンガ色の大きな建物、何の建物か判るでしょうか。
そうです、名古屋地方裁判所です。今日はこの裁判所で実際の裁判の様子を傍聴席で見学をして今後起こりうる可能性のある裁判員(選挙権が有り犯罪を犯していない国民)についても勉強をする。
先ずは602号法廷に、ここでは車上荒らしの窃盗事件の裁判が行われていました。被告は未成年の時に二回ほどやはり窃盗の事件を起こす、被告の青年は職にも付かず親の脛(すね)をかじり、又今回も友達と車上を荒らし窃盗で逮捕された。検察側の立件説明と求刑は一年六ヵ月の懲役でした。弁護士さんは若い女性の弁護士さんでしたが被告を弁護するより事件を起こしたきっかけや、無責任な生活態度、犯罪の認識等を厳しく追及、そして被告の親が今後の生活に対して仕事先を見つけ給料の中から被害者に10万円を弁償さす事など、更生の段取りもされているので執行猶予を裁判官に申し出て今日は終わる。判決は11月5日になるとのことでした。被告は神妙に検察官や弁護士の先生に答弁していたが本当に更生出来るのか少し疑問を感じた。
この部屋は犬山で相撲の新弟子が親方に暴行を受け亡くなった事件の裁判が行われた法廷です。今回の裁判員制度に対応するために裁判官席が10席ほど有ります、実際の民間人の裁判員は6人です。中央下段の席は記録を採る担当官の席です。左の席が被告人席でその後ろが弁護士さんの席です。右側が検察側で中央が証人喚問の席です。傍聴席ならともかく法廷の中には入りたくないものですね、実は私、以前に或る簡単な事件で証人席で裁判官から意見を聞かれた事が有った、やはり緊張しましたね。
私は基本的に裁判員制度には反対している者の一人です。
その理由は、判例等に基づく誘導が存在すること。
裁判官は日常から一般人と同じ生活をし、庶民感覚を養うことをされていないこと。(規則なのでしょうか?)
裁判員制度は一審のみであり、上告された場合には参加できないこと。=結局は従来通りの裁判が実施されるのですから、一審の意味がありません。=
それと、この制度を実施する為にいくらの税金が使われているのでしょうか?
まじめな天狗さんにはゴメンナサイ。
実は私もこの制度、良く分かりません。しんし何事でも長所も短所も有りそれをどの様に生かすかが問題でしょうね。包丁を上手く使えば料理も美味く作れますが間違って使うと人を殺す凶器にもなる、何事も使う人の人間性で仏にもなり鬼にも成ると思うのですが?。