目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

キャンプイン再び

2020-08-26 | 旅行

おはようございます😃

 

先週の事です。

私たちは不思議なおじさんと別れた後、さらに山の奥へと進み矢久峠を越えるといつしか群馬県に入っておりました。

群馬県って私、あまり馴染みがないのですね。

今回初めて群馬の魅力に少しだけ触れた思いです。

国道は上野村を抜けてそのまま行けば長野県までいけるはず。

予定ではそのコースをいくつもりでした。

埼玉、群馬、山梨、長野と

四県の県境を通る十石峠を越えるその道は二年前の秋に通ったことがあります。

もう一度同じコースで本当はその日のうちに帰り着くはずだったのです。

 

ところが十石峠は道崩れで通ることができません。

仕方なく別の道を選びました。

 

群馬県の神流川沿いでその日はキャンプ。

翌日他の道を探してさらに山奥に入るもまたも

長野県には通り抜けできませんの看板が、、、

仕方がないのでさらに細い林道で山越えを図るも そこも通行止めでした。

途中で鍾乳洞に入ったり、滝で遊んだりしていたので

最終的にもう一泊することになり、テントで三泊して帰ってきたのです。

三泊目は群馬県南牧村の蝉渓谷でした。

ここには松尾芭蕉の句碑がありました。

閑けさや岩に染み入る蝉の声

芭蕉のこの句はとても有名ですが、

この句が読まれた場所が実はここ蝉渓谷であったことは少しも知りませんでしたわ。

皆さんご存知でしたか?

蝉渓谷は独特の岩の渓谷で水もとてもきれいなんです。

 

この辺りの山は岩がゴツゴツしていて

長野の山とはまた雰囲気が違うのにも驚きました。

狭い日本ですがよく見ると地域地域で景色も違うのです。

 

特に山国はどこに行ってもきれいな川があるのが嬉しいね。

 

日本は海に囲まれている海の国、でも深い山が連なりその中には美しい川が流れる川の国でもあります。

川を尋ねる旅もいいでしょうね。

 

そんなこと考えていたら友達からキャンプのお誘いがありました。

誘いに乗って今日からまた四日続けてのキャンプイン。

歌の仲間と川でミーティングです。

 

今朝はちょっと曇っていて準備をするにはちょうどいい感じよ。

 

また少し更新を休みますが、今回はデジカメ持参で行くつもり。

楽しい写真が撮れるといいな☆

 

 

 

 

 

 

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不思議なおじさんに出会う

2020-08-24 | 旅行

山の中の鉱泉を後にして私たちは誰も通らないような林道を

ダムに向かって走って行きました。

地図で見るとその道伝いに行けば目当ての国道に出られるはずです。

すれ違うのもやっとのような細い道を行くと

時々小さな集落が出て来るのには驚きました。

 

辺りは迫るような深い山々です。

自分も山に住んでいるけれどその辺りの山はまたどこか故郷のそれと違うのが不思議でした。

途中で自分たちの走っている道に不安を覚え、

スマホのマップで調べようかと思いながらカーブを曲がると

直線道路の左側に一人のおじさんが椅子に座っているのが見えました。

 

車をおじさんの前に止めて、

藤倉へ行くにはこの道で良いですか?と

声をかけました。

おじさんは内輪を使いながら答えてくれましたが、なんとなくそのまま

世間話を交わしてふと脇を見ると、

おじさんの家の入り口付近にはお地蔵様がいっぱい並べてありました。

その数の多さにびっくりしていると、

おじさんは、

向こうには重さ五トンの石があるから、

なんかの縁だそれを見て行け、と言うのです。

ハプニング大好きな私たちですからもちろんお言葉に甘えました。

庭先から石の庭園へ、大小様々なお地蔵様、不動明王、石灯籠と、

おじさんの家の庭はまるで石の博物館のようでした。

おじさんは全くの趣味で財産を石のためだけに使っているようです。

 

そう言えば一つ前のカーブを曲がった時曲がり角に二メートルほどの観音様が立っていたけれど、もしやと思って聞いてみると

やっぱりおじさんが設置したものでした。

こんな山奥で地元民以外は通る人もまばらだろうに、

おじさんは本当に自分のためだけに観音様や地蔵様などを集めては眺めている日々のようです。

 

世の中には変わったおじさんがいますね。

ところでおじさん、ここで何をしていたんですか、と尋ねると

家の中が暑いのでここで涼んでいたんだよ、って。

 

どうせ誰も通らん道路だからのんびりできるよと、笑って言いました。

私も山の中だが

おじさんはもっともっと山の奥の方にたった一軒だけの家です。

こんなところに一軒家、それも巨石や地蔵が所狭しと並んでいます。

 

変わってますよね。

 

写真撮っておけば良かったが、アイパッドを持ち出すのも仰々しく

咄嗟のことでごめんなさい☆

 

 

 

 

 

 

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千鹿谷鉱泉

2020-08-24 | 旅行

 

極上のぬるスベ温泉!秩父の秘湯「千鹿谷(ちがや)鉱泉旅館」で歴史ある名湯に浸かろう | 埼玉県 | LINEトラベルjp 旅行ガイド

秩父と言えば温泉を思い浮かべる人も少なくないはず。そのイメージ通り様々な温泉がある秩父の中には、昔から秩父七湯と呼ばれる歴史ある七つの温泉が...

LINEトラベルjp 旅行ガイド

 

先日廃業した鉱泉の在りし日の姿が見られます。

お婆さんがそばを打って出してくれたんだと。

でも私が行った時は

もう今にも崩れそうな佇まい、家の中も傾いて薄暗く

もう何年もお客が足を踏み入れた形跡なしでした。

廃墟のような感じ。

おじさんが言うには

ここを続けようと思ったら建物を建て直し消防法や建築法など

設備を整えなければ不可能だそうです。

そんな事をしてもお客は見込めないので廃業。

建物も解体して湧き出る鉱泉はどうなるのか?

 

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江戸時代から続く鉱泉※廃業

2020-08-23 | 旅行

どうしても行かなければならない用事のついでに帰りは

キャンプをしながら戻って来ようという事になり十九日朝に出発しました。

まだ猛暑が収まらない頃でその日も最高気温が三十七度の予報でした。

せめてもの救いは二千百メーターの峠を越える道を行くこと。

高速道路で途中まで行って、峠越えの道を行き次の高速に乗り換え、

目的地に着く頃に気温三十七度を越えました。

その日の最高気温です。

約束の三時について用事を済ませ、荒川沿いのキャンプ場にテントを張ったのは夕方でした。

キャンプ場は広い川原で平日にも関わらずキャンプを楽しむ人が他にも五、六組ありました。

川の流れは穏やかな浅瀬だったのでテントは水際近くに設営です。

その方が涼しいものね。

それにしてもテントでキャンプなんて何年ぶりでしょう。

以前は毎年十日くらいキャンプしていましたの。

 

長距離ドライブで疲れていたせいもあり暗くなってテント内で横になったらバタン急で眠りにつきました。

翌朝日の出と共に目を覚まし、軽く朝食を済ませると今日の目的地に向かって朝早く出発。

地図で見つけた山奥の鉱泉へ行く予定です。

 

途中で場所と入浴の時間を確認するために

所在地の役場に電話して聞いてみると、

なんとその鉱泉は廃業が決まっていて明日が風呂に入れるラストチャンスでした。

ネットで調べると江戸時代から続いていた入浴施設らしい。

皮膚病によく効くとあったので

アトピー持ちの家人には良いかもしれないと思うのです。

そのお風呂が明日で廃業。

これはぜひとも行って見たくなるでしょう。

 

と言うことで鉱泉目指して山の奥深く入っていきました。

すると目の前に現れたのは古くて今にも崩れそうな施設が見えて来ました。

写真の奥が入り口です。

風呂場の中は写真を撮れませんでしたが、古い小さな湯船です。

ちょうど経営者の息子さんがいてこの施設の歴史や廃業の理由など語ってくれたけど、

この場所を再建するのは容易ではなさそうです。

廃業も仕方がないのでしょう。

お湯は温くてさらりとしてとても気持ちの良いものでした。

聞けば戦国時代から地元の人々に愛されたお風呂だと言います。

こういう古い施設が失われていくのは残念ですが

時代の波には勝てないのでしょう。

 

 

 

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ゲッコーの話

2020-03-22 | 旅行

ゲッコー、と言って解る人ってそう多くはないかもしれませんね。

 

ゲッコーはヤモリの総称みたいになっていますが、

名前の由来はその鳴き声だと思っていました。

 

私が初めてヤモリに出会ったのはインドの安宿です。

初めての海外旅行、初めての一人旅、初めてのインド、

そして初めての荷物トラブル。

コレは旅の思い出で記事にしてありますが、カルカッタで降りたのは身一つで、

リュックに詰めた生活必要品はボンベイまで飛んでいってしまったのです。

仕方なく手荷物一つを持って過ごした初めてのインドの夜。

私を慰めてくれたのはヤモリでした。

じっさい、ヤモリに気づいたのも翌日なんですが、

その晩、緊張と不安と疲れで掛物ひとつなくただベッドに横たわってやすみました。

安宿ですから寝具はベッドと交換されたシーツだけです。

掛物は自前なので寝袋は持っていますがリュックと一緒にボンベイまで行ってます。

 

夜中に何度か目を覚ました時に、小さな生き物の鳴く声を聞きました。

きっとネズミがいるんだろう、

私はそう思いました。

何せ安宿ですもの。

ねずみくらいいてもおかしくない、と自分を納得させました。

でもね、それから二十年の時をかけ、何度もインドを旅したけれど一度として部屋でネズミに遭遇したことはありませんでした。

全く失礼な思い込みですよね。

安宿、という言葉のイメージがね。

なんでもありがちに思えてしまうのです、知らないから。

それから急に、手荷物の中にチーズとパンが入っているのを思い出しました。

機内食の残りをカバンに忍ばせておいたのです。

ネズミが居る、と考えたらそのチーズとパンが気になってしまい、

カバンの中にネズミが忍び込むんじゃなかろうかと心配になりました。

するとそれが気になってすっかり目が覚めてしまい、

ガバッと身を起こすとカバンの中から例のものを取り出し、

袋ごと部屋の隅にあったゴミ箱に投げ込みました。

自分の鞄の中で食べられるより、ゴミ箱から持っていってくれる方がまだマシ。

みたいな独りよがりの考えです。

すごい想像力ですよね。

思い込みでたちまち話を作り上げてしまいます。

初めての旅の夜、私はこんなことをしていたんです。

 

翌朝、初めて外国の街に一歩を踏み出す前に、

ドアを開けるとボーイが立っていて、

グッドモーニング、と挨拶してきました。

とても人懐っこい笑顔です。

私が出かけようとすると隅のゴミ箱を見て、あ、ゴミがありますね、片付けましょうと中を確認しました。

そして、私が夜中に投げ込んだパンとチーズを見つけると

めちゃくちゃうれしそうなかおをして、

これ、もらってもいいですか?

と云うのでどうぞどうぞと差し上げました。

本当に嬉しそうだったインドのお兄さんの顔覚えてますわ。

どうもネズミはかじっていなかったようです。

 

 

翌日はじめてカルカッタの街に足を踏み出しびっくりするようなハプニングを経験した後、

宿の薄暗い蛍光灯の明かりの下、ベッドに横たわっていると

また、昨日ネズミと思ったあの声が聞こえました。

キュ、キュ、キュキュっと鳴いています。

目を凝らして音のする方を見ると、薄い青緑色に塗られた壁の表面に一匹のヤモリが張り付いていました。

わ、トカゲ。

最初そう思いました。

でもよく見るとトカゲというよりヤモリだと、すぐに理解しました。

イモリに似ていたからね。

水に中に生息するイモリは知っていたけれどヤモリはその時初めてみたのです。

しばらくそのヤモリを観察しているとジッと壁に張り付いていると思うと、

素早く動いて薄明るい電灯にフラフラと集まってくる羽虫をパクっと食べるのです。

その姿は案外と愛嬌があって可愛らしい物でした。

それに観察の結果、この生き物が自分に一ミリの興味も示さないことがわかりました。

この生き物が部屋に住んでいても何も問題ないようです。

私にいかなる危害も与えそうにありません。

すっかり安心した私はヤモリを観察しながら夜を過ごしました。

以来ヤモリは味方という認識を持っています。

モスキートも食べてくれるからね。

 

その後しばらくは私の旅行もアメリカ方面に変わったので五年ほどヤモリに出くわすことはありませんでした。

 

が、またインドへ行き、家人と出会ってからは毎年タイで過ごすようになるのです。

インド、タイはヤモリがいっぱいです。

特にタイは南の島に滞在するのでバンガローにはヤモリがつきものでした。

 

その頃からでしょうか、ヤモリをゲッコーと呼ぶようになりました。

旅行者の欧米人がそう呼んでいたからです。

ヤモリでも家の中部屋の中に入ってくる小さいのは別として

タイにはゲッコー、ゲッコーと鳴く三十センチくらいの大きのがいてどうもそれが

ゲッコーの呼び名につながっているのではないかと思うのです。

鬱蒼とした木の中などに住んでいて夕方になるとその声を響かせますが、

七回続けて鳴くとラッキーが来るという話を聞いてからは、ゲッコーが鳴きだすと数を数えたものでした。

 

ゲッコーはマレーシアからインドネシアまで東南アジアの国に多く生息していますが、

ある日、タイの少女と仲良くなってゲッコーの話になった時、

彼女にはゲッコーが通じませんでした。

 

ホラ、七回鳴き声を聞くとラッキーって言うじゃない、と言っても理解できないのです。

 

その時丁度タイミングよくゲッコーが大きな声で鳴き出しました。

ああ、コレよコレ、ゲッコーゲッコーって言ってるじゃない、という私に彼女はこう言うのです。

なんだトップケーのこと言ってるの?

あれはトップケー、トップケーと鳴いているんだよ、と言って鳴き真似を披露してくれました。

聞けばそっちの方が本物に近い音のような気がします。

そうか、犬の鳴き声が日本ではワンワンなのにアメリカではバウワウって言うように、

タイ人にはゲッコーではなくトップケーと聞こえるらしい。

そうなんだ、

じゃあゲッコーは誰が言い出した名前なんでしょう。

多分現地の人ではない気がします。

部屋の中で蚊を捕食する小さいヤモリはなんと呼ぶのか聞いてみました。

すると彼女は言いました。

ああ、あれね、あれはチンチョって言うんだよ。

ほらチ、チ、チ、チ、チンチョって鳴くでしょ。

そうかそういえばそんな風に鳴いています。

トップケーに、チンチョ。

ローカルっぽくていいですね。

以来わたしはトップケーはトップケー、チンチョはチンチョと呼んでいます。

ゲッコーしかわからない人にはゲッコー。

 

しかしネットで調べてみるとヤモリ全体がゲッコーとして分類されているようですね。

ゲッコーもたくさん種類があるのでビックリしました。

二十年以上毎年冬はタイの南の島で過ごしていたのでゲッコーとの遭遇は

いっぱい経験しています。

天井から落ちてきたこともありました。

吸盤のついた足でキュと掴まれたり、羽虫をバクバク食べる姿を見せてもらったり、

そりゃ可愛い姿です。

でも育てたことがあるわけじゃないのです。

赤ちゃんのチンチョなんて本当に可愛い物ですよ、マッチ棒みたいに細くて小さいチンチョが

壁にくっついて生意気にも蚊を捕まえようとする姿なんて

幼稚園児を見ているようで本当に可愛いのです。

我が家では蜘蛛とかカメムシとかの生き物がいますが、

ヤモリがいたらいいなって思います。

蜘蛛よりチンチョの方が可愛いし、動きが限られているんじゃないかな。

蜘蛛だって益虫ですが見た目がちょっとね。

触ろうという気にはなりません。

でもチンチョは可愛いのです。

 

長い思い出話になりました。

ゲッコーが可愛いと思う理由を述べてみました。

決して自分で買って育てたことはございませんが、

その生態に近い暮らしを経験した事から、ゲッコーに対してはとても親近感を持っているということです。

 

可愛いですよ、トップケーもチンチョもね。

 

以前はバンコクでもトップケーの声が聞こえたものですが今は多分

無いだろうな。

二十数年毎年訪れてバンコクの変遷を見続けてきました。

高層ビルが立ち並ぶ前の古き良きバンコック。

全てが懐かしい思い出です☆

 

 

 

 

 

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