午後になって雨がやみました。
降り始めて五日目のことです。
昨日、風呂の中で雨音を聞きながら、
ずっと昔読んだ短編のことを思い出していましたが、
最近はあの方達の名前をほとんど目にすることがありません。
きっとあまり人気がないのでしょう。
それは、雨が降り続いて止まない、という話でした。
筒井康隆か、星新一。
どちらかだったはず。
短編、またはショート・ショートと称された
短いお話です。
ある島に一人の男が住んでいました。
ある日あるとき降り出した雨が一向に止まず、
ついには自分のいる場所の周囲を全て水浸しにして男一人が生き残る、
そんなお話だったと思います。
それでどうしてどうなったのか。
全く覚えておりません。
でも止まない雨には降られたくない、と
読後にそう思ったことは覚えています。
私の知っている世界では
雨は必ず止むのです。
予報では明日、太陽マークが出ています。
つかの間、お日様が拝めるでしょうか?
楽しみだわ。うふ