今日の空
秋の雲が程よく広がる日本晴れの空です。
台風が通り過ぎてもなお真夏日です。
どうなってんの？
もちろん家人は川へ心を慰めに行きました。
今年は最後の泳ぎとなるでしょう。
骨折はしたけれど、それがガンのせいだったので未だに折れたままであっても、
とりあえず歩けるこの瞬間をむさぼるように日々を暮らしています。
私はこれからお部屋の掃除を始めます。
急に家でビッグパーティが開かれることになったのです。
偶然に電話が重なって、あれよ、あれよと言ううちに総勢大人十八、九人こども六名が
我が家に集合することになりました。
泊は六人です。
人数が多いので少しでも片付けて荷物を置く場所を提供したいのです。
なかなか片付かない汚部屋をきれいにする良い機会ですよね。
重い腰を上げるきっかけが出来たのを喜んでいます。
昨日はM ちゃんから電話。
この前自殺した友人の奥さんです。
夏に生まれた子猫を引き取ってくれる人があるので、私に一緒に行って欲しいとのことでした。
喜んで引き受けましたが、
〇〇さんが生きていればこんなお願いなどしないで済んだのに、と思うと彼女の事が不憫でなりませんでした。
急に一人残されて、たった一人で寂しい秋を迎えるMちゃん。
思わず「だいじょうぶ？」と訊いてしまいました。
するとM ちゃんは、「だいじょうぶじゃないけど、大丈夫」と
力なくそう言いました。
そうですよね、あまりに突然に相方を失って、大丈夫のはずがありません。
ましてやそれが常に行動を共にした仲良しの相方だったら
その悲しみは誰より深いでしょう。
子猫の引き渡しに一緒に行って欲しいと言うMちゃん。
電話で了解の返事をする自分の声には
これからも彼女の力になりたい、と言う気持ちがこもっていました。
もし自分が彼女の立場だったら、と思うと恐ろしくて身震いします。
素晴らしい日本晴れの空を一緒に眺める人のない秋の日。
なんと寂しい秋の夕暮れ。
なれるまで沢山の時間が必要でしょうね。
改めて友の冥福を祈りましょう。
