おはようございます。
昨夕降り始めた雨が続いています。
強弱をつけてずっと降り続いています。
激しく音を立てて降る時はまるで
天と地が無数の水の紐で繋がってしまったかのようです。
絶え間なく降る雨の日が続くと
やっぱり思い出すのはボッコちゃん。
筒井康隆だったっけ、星新一か?
一度調べてクリアーにしたはずなのにまた忘れてしまいました。
どちらかの作品の中にずっと雨が止まない話がありました。
全部全部流されて終には自分のいる場所だけが残されて、
自分の身の上を嘆く暮らしが続く中、過去の記憶はどんどんなくなり
ただ雨にふられて過ごす日々を嘆くことしかできなくなっておりました。
そんなある日、水の流れの中に浮かぶものを見つけます。
それは空っぽの瓶の中に入れられた紙切れでした。
紙切れには何かが書いてあります。
男はそれを読むと何かとても懐かしい気持ちになりました。
その日以来、毎日届く紙切れに書いてある文字を読んでいくと
それは雨が降り始める前までの自分の暮らしであったことに気がつくのです。
最後のシーンはその紙切れを読みながらそれが自分の人生であったことに気がついて
幸せだった日々を懐かしんで号泣します。
失ってしまった幸福はその中にいるときには気がつかなかったものでした。
そんなお話だったと思いますが、
雨降りが続くといつもこの話を思い出すのです。
そして現実に戻り、
コレまでの人生の中でやまなかった雨はない事を
再認識します。
こんなお天気の時にしかできない事
見つけて楽しもう☆
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