今朝は朝も早よから染め仕事。
ヤマブドウでスカーフを一枚と絹のハギレを染めて見ました。
今日の楽しみは悪媒染。
媒染に関して話していたら聞いていた友人がたまたま焼き物をやる人でした。
焼き物でも釉薬を作るのに灰を使って色を決めるらしい。
「灰を変えてごらんよ、おそらくまた違う色に変化すると思うよ」と
アドバイスしてくれました。
私も、初めて藤の葉っぱで染めた時、風呂釜の灰を使った時に
深いゴールドのような色合いが出たのに、
その後の灰汁媒染では同じような色が出せていないのです。
風呂釜の灰を使ったのはその時だけで、
その後は室内の薪ストーブから出た灰を使っています。
単純に考えて薪ストーブの方がいい薪を燃やしているから
そっちの方が良い灰だ、と頭が思い込んでいたのでしょう。
でも、肺が変われば色の変化も違う、と言う言葉に目が覚めました。
風呂釜では時々釘のついた古い木を燃やしたり、
家の周りの雑木を燃やしたり、薪ストーブでくべる薪とはまた違った木材も
多々燃やしています。
だから当然灰の成分も違うのです。
成分が違うから違う反応になるのも理にかなった話。
これからは色のヴァリエーションがもっと豊富になりそうです。
色の移り方も
同じ絹でも降り方や糸の太さなどで発色の仕方が違いますし、
同じように染めても全く同じにはならない所が、
よくわからないけれど楽しいのです。
今日のスカーフはレーヨン七十パーセント、絹三十%の混紡でした。
媒染液につけるのがもったいないくらいの赤紫が出ていたので、
また半分浸けにしてツートーンカラーを狙ってみようか、
とも思ったけれど結局全部つけてしまいました。
そうしたら、とっても素敵な青になりました。
なかなか綺麗な青が出ているでしょ。
って、ここで写真をアップしたかったのですが、
またしてもphotosが問題でせっかく撮った写真のデータが全部消えてしまいました。
明日もう一度撮り直します。
綺麗な青が出たのは灰を変えたからです。
どうも風呂釜の灰で作った灰汁の方が反応が濃いような気がしますね。
先の友人の話だと、彼の師匠は
木を燃やして自分で灰を作ったそうですが、その時に完全に燃やさないで
まだ燃えかすが残っている状態で火を消し、後でその炭を粉々に砕いて使ったと言います。
理由はわからないけれど、
師匠は全部燃やした白い灰は欲しくなかった、
むしろ燃えかすを砕くくらいの方が良い色になることを知っていたのでしょう。
風呂釜の灰には多く燃えかすが残っています。
媒染にはそれが役立っているのかもしれません。
なのでバケツに浮かんだ黒い燃えかすを私も砕いて使いました。
その木の燃えかすが
赤紫を青に変える力を持っているのです。
不思議でしょ。
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ヤマブドウでスカーフを一枚と絹のハギレを染めて見ました。
今日の楽しみは悪媒染。
媒染に関して話していたら聞いていた友人がたまたま焼き物をやる人でした。
焼き物でも釉薬を作るのに灰を使って色を決めるらしい。
「灰を変えてごらんよ、おそらくまた違う色に変化すると思うよ」と
アドバイスしてくれました。
私も、初めて藤の葉っぱで染めた時、風呂釜の灰を使った時に
深いゴールドのような色合いが出たのに、
その後の灰汁媒染では同じような色が出せていないのです。
風呂釜の灰を使ったのはその時だけで、
その後は室内の薪ストーブから出た灰を使っています。
単純に考えて薪ストーブの方がいい薪を燃やしているから
そっちの方が良い灰だ、と頭が思い込んでいたのでしょう。
でも、肺が変われば色の変化も違う、と言う言葉に目が覚めました。
風呂釜では時々釘のついた古い木を燃やしたり、
家の周りの雑木を燃やしたり、薪ストーブでくべる薪とはまた違った木材も
多々燃やしています。
だから当然灰の成分も違うのです。
成分が違うから違う反応になるのも理にかなった話。
これからは色のヴァリエーションがもっと豊富になりそうです。
色の移り方も
同じ絹でも降り方や糸の太さなどで発色の仕方が違いますし、
同じように染めても全く同じにはならない所が、
よくわからないけれど楽しいのです。
今日のスカーフはレーヨン七十パーセント、絹三十%の混紡でした。
媒染液につけるのがもったいないくらいの赤紫が出ていたので、
また半分浸けにしてツートーンカラーを狙ってみようか、
とも思ったけれど結局全部つけてしまいました。
そうしたら、とっても素敵な青になりました。
なかなか綺麗な青が出ているでしょ。
って、ここで写真をアップしたかったのですが、
またしてもphotosが問題でせっかく撮った写真のデータが全部消えてしまいました。
明日もう一度撮り直します。
綺麗な青が出たのは灰を変えたからです。
どうも風呂釜の灰で作った灰汁の方が反応が濃いような気がしますね。
先の友人の話だと、彼の師匠は
木を燃やして自分で灰を作ったそうですが、その時に完全に燃やさないで
まだ燃えかすが残っている状態で火を消し、後でその炭を粉々に砕いて使ったと言います。
理由はわからないけれど、
師匠は全部燃やした白い灰は欲しくなかった、
むしろ燃えかすを砕くくらいの方が良い色になることを知っていたのでしょう。
風呂釜の灰には多く燃えかすが残っています。
媒染にはそれが役立っているのかもしれません。
なのでバケツに浮かんだ黒い燃えかすを私も砕いて使いました。
その木の燃えかすが
赤紫を青に変える力を持っているのです。
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