目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

日曜日第四部・巡礼者の道

2016-05-28 | 日記

その日曜日に第四部が用意されていようとは思ってもいませんでした。

私が想像する日本でのこの状況は、


たぶん

「もう6時だし、何か食べて帰ろうか?」とか、


「どうする?お茶でも?」な感じでしょうか。


どうやら洞窟巡りにするか巡礼者の道にするか議論のあげく、

私達はジーザスクライスト巡礼者の道を歩きに行く事に決まったようです。



この道は16世紀後半、

我が国の戦国時代末期に当たる頃に作られたもので、


キリストの受けた痛みが目で見て解るように

道沿いには木造が順番に並んでいます。


イバラの冠を無理矢理押し被せられるキリストの像、

掌に釘を打ち付けられるシーン、

頭から血を流しながら空を見つめるキリストの迫真の木像。

巡礼者はキリストの痛みを我が身の痛みとして感じながら、

祈りながら有る居たのでしょうか。

迫力の有る等身大の木像が次々と目の前に現われます。




こうしてキリストへの思いを高め歩いて行くと、

その上には岩をくりぬいた天上の世界が待っているのでした。










街を見下ろす小高い丘の上にちいさな教会が建っています。





教会の前庭から街を一望出来ました。




ひと際大きくそびえる建物が見えるでしょうか。

この街の大聖堂です。


どうやら天気は下り坂、空を見ると黒雲が涌き立っているのが解るでしょ。


天上の世界を訪れて日曜日第四部はおわるのか、


と思いきや



第四部には後半があったのです。


あんなに空が暗くなっていたのにまだ帰らないのかい?















































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日曜日第三部・樹木葬

2016-05-28 | 日記

先週の日曜日、私はまだ異国の空の下。


半年前に無くなった義父のお墓参りに出かけました。


午後5時過ぎての事です。


日本だったら


そんな時間に墓地へ行くのは非常識と思われる方も居られるでしょう。


が、


世界はあなたが考えているよりうんと広いと思って下さい。


日本の常識が世界の非常識って事も大いにあり得るのがこの地球です。


常に地球レベルで考える人でありたいと私は考えていますよ。


この国ではね、この時期の日の入りが夜の8時半を回っています。


9時過ぎまで明るいので子供達も平気で外で遊んでいる時間なのですよ。


だからこちらの国の人にとっては午後5時なんてまだ昼間の感覚なのね。


日本人の中ではかなり常識はずれで通っている私の頭と言えども、

やっぱり日本の常識で固まっているのでしょうね、


そんな些細な事に今でも驚ろきます。


5時過ぎに墓地へつきました。


お墓参りの人が結構いますね。





この国の墓地は区切られた規格の中に銘を刻んだ石を立てたり寝かせたりして、


周りに草花を埋けてあるのが普通です。


日本の様に生花を飾るより好きな草花を植えて小さな庭の様にしてあります。


最近の流行は樹木葬だと聞きました。


義父もそれを望んだそうです。

樹木葬という言葉は聞いた事がありました。


でも実際それがどんな形態なのかは知らなかったので、


墓地に行くのがちょっと愉しみでしたわ。


こちらの墓地は広々としていてまるで公園のようでした。

緑溢れてその美しさに

思わず賛嘆の声をあげそうになりました。



が、美しい公園の様に見えてもここは墓地。


あまりはしゃぐのはこの地でも非常識かもしれません。


義父は灰になった形でこの木のしたに眠っていました。


大きな楓の木。




その向こうにやはり家族を樹木葬にした人々がお墓参りに来ていました。

立っている人の足下に亡くなった方の石のプレートが埋められているのです。

その家族はプレートの周りを色とりどりの花を植えて飾っていました。


それぞれのお墓が家族の思いに依って造園されているのを見ると、


残された人の愛の形が見える気がしました。


墓石も様々な種類の石や形で本当に創意溢れています。


お墓まで芸術的。


そんなクリエイティヴなお国柄の最近の流行は樹木葬みたいです。


基本的に地面に埋められるのは同じですが、


場所が直接大きな木の下って事でした。


詳しい事はよく分からなかったけど、家族は父親のためにこの樹を選び、

母も後にはここで眠りたいと希望してそうなったようです。



驚く程簡単に亡くなった人の名前、

それに生・没の年月日だけが彫られた御影石のプレートが


地面に置かれているだけなのです。





そのシンプルさにまたも驚く私がいました。




私をもっと驚かせたのはこの後です。

この後祖父母や親戚のお墓参りを済ませると、

女二人、男一人の三兄弟は、次に何処へいこうかと

賑やかに相談しているのを聞いたのです。





え、今から第四部があるのですか?































































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穴があったら入りたかったのでしょうか?

2016-05-27 | 日記



こんにちは。


二週間の異国の旅から明け方に戻って参りました。

『ただ今」と空っぽの家に声をかけると

暗がりから跳んで出て来たのは愛猫ラクシュミでした。


この子はやっぱり私の言葉がわかるのです。

待っててくれてありがとう、ラクちゃん。


出かける前に幾度も幾度も伝えましたよ。




二週間で帰って来るからね、


必ず帰って来るからね。


待っててよ、どこにも行かないで待っててよ。



その言葉が絶対伝わっていたにちがいありません。




今までもそれは確信していたけれど、

私の気持ちは判っていていも

ラクシュミが淋しさに耐えきれず、

誰か人を探しに遠くへ行きやしないかと、そう考える事もありました。



でもこうしてラクシュミと再会すると

やっぱり私の言葉を信じて待っていてくれたとしか思えません。

嬉しいです。

♡にタッチ。


でもね再会したラクシュミは赤ちゃん返りしていて困ってる。


煩いくらいに付きまとって大変。


しかしそれもしょうがない事と受け入れるしかないでしょう。


長い時間淋しい思いをさせたのですからね。


彼女が満足するまで撫でてさすってやるしか無いのです。




空港から車で帰りついたのが夜中の2時頃。


疲れ切っているのになかなか寝付けず、

さえずり始めた小鳥達のウエルカムソングを聴きながら

眠りについたのは空が白見始めた頃でした。



8時半に一度電話で起こされました。


ガス屋でした。


勘弁してよーと思いながらも受話器を取ると集金の話、


「集金は午後の方が良いですかね?」ってよ。


思わず「深夜の帰宅して明け方眠りに付いたばかりだ」って少々怒気を含んで言返してしまいました。


その人は知り合いで今度の旅行の日程を伝えてあったのです。

しかしそんな事に真剣に腹をたてる力も無い程疲れていました。


文句を云い続けるネコちゃん。


寝返りを打つたびにネコも目覚め、また寝付くまで鳴き続けました。





そんなこんなで二度目の眠りから覚めたのは小用に迫られての事でした。

事が起きたのはその時です。


出せば入れるのが自然の理、乾いた喉を癒そうと台所へ行きました。


キッチンのシンクの前で何げなく耳元に手をやると、

あら、

左の耳のお気に入りのピアスが

耳たぶから半分飛び出しそうとしています。


旅行中ずっと使っていたピアスだったので、


少し休養させようと思ったのでしょうね。


寝ぼけ眼で外そうとしました。


その瞬間、

手が滑ってピアスを床に床に落としそうになりました。


ところが、何とかそれをすくい取ろうと広げた掌に当たって、


反対にピアスを飛ばしてしまったのです。





弾き飛ばされたお気に入りのピアスが

シンクのステンレスに当たる音を残して消えました。















直ぐにメガネを取って戻り、辺りをくまなく探しました。


確かにメタルに当たる音を聞いたのだから、その辺りに絶対に有るはずです。



しかし、見つかりません。


その代わり見つけたのは

シンク上部の奥に続く出窓の床と

シンクの接続部分にある


穴でした。


小さな欠け目とも云えましょうか。





まさかピアスはその中に・・・・・・・



だとしたらそれは


自分にとってとてもショックな出来事です。









それにしても


そんな事ってあるでしょうか?


それじゃあ


まるでゴルフのホールインワンじゃないですか。


そりゃあ、直接飛び込んだ訳じゃないけれど


一旦シンクに当たって派手な音を立てたあと見事穴の中へダイブしちゃっうなんて、

どうしてこうなるの?って。


そうすると

あの音はピアスからのグッドバイソングだったのかしら?

ロマンチックな私はそんな事を考えてしまいます。

ウフ。


持ち主に、サヨナラって一声かけて闇に消えたってことなのでしょうか。







偶然が偶然を呼んで起こった出来事が悲惨な結果を産みましたの。



大事なものを失った悲しみが涌き上って来るのを感じます。


でも私にはこれが奇跡的なものに思えてたのです。


何これ、何でこんなことが起こるのでしょう?



まるで漫画です。


そういえばこんな状況の時私は、

こっぴどく自分を叱りつけたくなりました。

自分のせいでこんな事になったからです。






何となくそれが要らないストレスになっている気がします。


逝ってしまったものは逝ってしまったのです。


何かと自分を納得させて心に波風を立てないのが

得策かもしれません。





きっとあのピアスも穴があったら入りたい心境だったのでしょう。





一昨日までいた空間が懐かしい・・・・・





























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日曜日第二部ミュージアムの日

2016-05-25 | 日記

日曜日の午前中は滞在中一番暑い日でした。

フリーマーケットを見学したあと、私たちは市内の古い金細工の工場見学に行きます。


その日は市内のミューッジアムの見学が無料になる日で家人の妹達のお勧めです。


工場見学と聞いてちょっとイメージが掴めなかったのですが、

この街が歴史の有る金銀細工師の集まった都市だった事を物語るものでした。


この街は古くから教会が多く、

十字架や僧侶の胸飾り、冠、灯をともす燭台や聖杯などの製作が発達したのだそうです。


その技術でジュエリーの製作も盛んになり、


多くのゴールドスミスと呼ばれる職人が住むようになったのだそうです。


その後産業革命と共に機械化されて行った当時の職人の使った道具を見学出来ます。

ガイドの人が色々と説明してくれました。


小さな動力で大きな鉄の固まりを動かすための工夫があちこちに見られて、


システムを考えた人の知恵が見て取れました。




なかなか楽しい工場見学でしたね。


二時から始まったガイドに依る説明会が終わって今はミュージアムとなっている工場を後にしたのは

四時少し前でした。


朝から日の出た暑い日で歩いていると汗がにじみます。

妹二人は半袖,素足にサンダルと夏の装いです。


暑かったので広場に行ってアイスクリームを食べる事にしました。




人気のお店はこちらの国でも人が並びますね。


このとき食べたのは真っ赤なラズベリーアイスクリームでした。

こちらでは生クリームをいっぱい乗せて食べるのが定番。

乳製品は美味しいですね。


アイスクリームを食べながら広場のベンチでしばらくお喋りしました。


今日は普通の日ですが陽気に誘われて街歩きを愉しむ人が多かったわね。


チャペルの鐘が5時を告げる少し前に第三部の会場へ移動する事に・・・・


え、これからお墓参り?



















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日曜日☆第一部フリーマーケット

2016-05-24 | 日記
日曜日も朝から好いお天気でした。

午前中はフリーマーケットへ行きました。


前日、暑いくらいだったのでその日は薄着で出かけたのですが


それでも歩いていると汗が出ましたね。




二週間の滞在の中、日曜日の午前中が一番暑かったかも。


でも午後から雨の予報です。











隣の敷地には遊園地も・・・・・


でも暑過ぎてあまり遊んでいる人はいませんでした。

店の人も暇そうにしていたわ。

皆夕方になってから遊びに来るらしい。




アイスクリーム屋に長い列。







日本の羽子板も売ってたよ。


15ユーロでした。






フリーマーケットでは1ユーロで麦わら帽子と熊の形の石鹸など3個50セントで購入。


石鹸は可愛いので近所の友達へのお土産です。

































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