おとといの晩は盆踊りに行って来ました。
近在の村で行われる盆踊りはユネスコの無形文化財に指定されているそうですが、
今まで一度も行ったことがありませんでした。
十四日から三日間徹夜踊りが行われると言うので楽しみにしていたのですが
台風の襲来と重なって天気が心配でした。
結局最終日の夜に出かけて行きましたがヤッパリ初日に行けば良かったと思ってます。
その盆踊りは鳴り物楽器は一切無しに歌だけの盆踊りと言うことで
どんな感じなのか想像ができませんでした。
でも実際に行って見ると歌の力の素晴らしさを実感する様な時間だった気がします。
歌い手はヤグラの上に数人上がっていますが踊り手の中にも歌う人がいて
私の隣で踊る男性が大きな声で歌いながら踊った時は
その歌声に乗せられる様に踊ることができてとても楽しかったです。
また、踊り手の中には男性が大勢いて
殊に浴衣を着た男性が大きな身振りで踊る姿はとてもカッコ良くて
日本の男性の魅力再発見しました。
日本人の男性は普段あまり風采の上がらない人が多い様な気がしています。
男性の読者の皆さんごめんね。
思うに洋服が似合わないのだと思います。
現代の若者はそのスタイルもだいぶ変化しているとは思ってますけどね。
と言うのもね、知り合うのおじさんにあったんですよ、会場で。
そのおじさん普段は本当に風采の上がらない人だなと言う印象だったのに、
その晩浴衣姿で踊るおじさんを見かけたら
まるで別人の様に様になっていて、
カッコいいねと言いたくなる程変身していたのです。
ビックリしました。
初めて行った盆踊りですから踊り方も知らないので
横の人の動きを見よう見まねで動かすだけでしたが
その横の人が麻の葉模様の浴衣を着た大柄の男性でした。
裾をちょいと捲り上げ片足が見える姿が色っぽく
大きな身振りで手足を動かしてくれるので
見本にするにはとても良い踊り手でした。
何せ初めてですので上手い踊り手のそばにつこうと
目を見張らせていて気がついたのは
浴衣姿の男性がとても素敵に見えるのです。
若い人も中年も老人も
浴衣を着て踊っている姿が皆それぞれ格好良くて、
日本の男性がこんなによく見えるのは久しぶりだなって
ちょっと驚きでした。
もちろん普段でも格好良くて素敵な男性もいない訳ではありません。
だけど日本人にはヤッパリ着物が似合うと再認識したわけですよ。
盆踊りに行って何も見ているか、と言われれば笑い返すしかないけれど
踊りを習うために見るのだから仕方ないです。
鳴り物楽器のない歌だけの盆踊りはとても静かで
歌声だけが当たりの響き渡りそれがまた異次元の空間を作り出す効果となって
なんとも不思議な感覚に見舞われました。
落ち着きと深さと力強さ。
盆踊りの歌には不思議な魅力がありました。
天気が良くて初日に行っていたら三日間の梯子をしたかも知れません。
来年はぜひ三日間参加しようと思います。
出来たらあの不思議な踊り歌も習いたい。
大きな声で歌いながら踊れたらもっともっと楽しいはずです。
新しい楽しみがこんなに近くにあったとは、
お釈迦までも気がつくめぇ、
でしたね☆
私たちが言った盆踊りはコチラです。
新野の盆踊り
名称 新野の盆踊り 地域 阿南町 開催日 毎年8月14日晩から8月16日(朝7時頃) 分類 風流踊 開始時期 享禄2年(1,529) ...
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