大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

英議会、EUに離脱延期を求める決議を可決: 今後の焦点は、EUの対応

2019年03月15日 | 日記

 2019年3月14日(木)、英議会(下院)は、413対202の大差でEUに離脱延期を求める決議を可決した。

 メイ首相は来週EUとの離脱案をみたび投票にかける予定(これまで2回否決されている)。

 これが可決された場合、離脱に必要な法制度を整備するため6月30日までの延期要請となる。

 しかし、来週にEUとの離脱案が可決される可能性はほとんどないと思われる。

 その場合に、離脱をどのぐらい延期要請するかは決議に明記されていない。

 今後の焦点は、EUがどの程度の離脱延期を認めるか

 EU首脳からは1年とか2年とかいう数字が出てきているが、決定にはEU全加盟国の同意が必要。

 延期期間がどうなるか、注意してみていきたい。