大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

アメリカ、新規失業保険申請件数の増加つづく

2018年12月03日 | 日記

  

 アメリカで新しく失業保険を申請する人が増えている

 アメリカでは今年の9月に新規失業保険申請件数が20万2千件とリーマンショック後の最低を記録した。

 しかしその後、大型ハリケーンなどの影響から申請件数は増加に転じ、2018年11月24日には23万4千件とボトムから1割以上の増加となった。

 自然災害がひと段落した後も申請件数は増加しており、金融引き締めや貿易摩擦の激化による影響がでているのではと懸念される。

 先週は、パウエルFRB議長が金利の先高観にブレーキをかける発言をおこなったり、中国に対する関税引き上げの延期があったり市場の不安をやわらげる大きな出来事が続いた。

 新規失業保険申請件数の増加基調がつづくのかどうか、しばらく注視していきたい。


大阪万博の会場建設費より日本橋の景観回復の費用のほうが高い

2018年12月02日 | 日記

 大阪万博の会場建設費は1250億円とされ、政府、大阪府・市、民間がそれぞれ1/3負担することになっている。この巨額の建設費をめぐって少なからぬ批判がでている(ちなみに愛知万博の会場建設費は1350億円)。

 ところで日本橋の景観回復のため、橋の上をはしっている高速を地下化する費用は3200億円。首都高会社が2400億円を、残りを都、区、民間が負担することになっている。

 

 

 この高架(1.8km)を地下化するのに3200億円・・・・・。

 

 東海道の起点とはいっても江戸時代の木橋が残っているわけでもないのだが・・・・・・