工房 手土手 では、東北支援として 相馬焼 の委託販売を始めました。
特別講習会などでお世話になった明月窯の作品です。
未だ立ち入り禁止区域にあるため、東京での避難生活が続いています。
作品の委託販売は、経済的支援の意味合いよりも、気持ちの面でのお力添えができたらと考えて始めました。
工房の小さなウインドーに並ぶ作品は少量ですが、長年続けてきた仕事がまだ続いていると少しでも感じてもらえたら。
自作の食器が誰かの手に渡っていると実感してもらえたら。
それはこれまでの人生を支えてきた生きがいに対する、ささやかな支援となれないだろうか・・・
生きがいを支援するなんておこがましい・・とは思っていますが、食べていければそれでいいのか・・という思いもあります。
避難指示区域の線引きの外にあり、風評被害などで経済的にも困窮している方がたくさんいるという話も聞きました。
一方ある程度の補償は受けていても、家を失い、仕事を失い、家族も地域の皆さんとも仕事仲間とも
バラバラになった暮らしを余儀なくされている方もたくさんいます。
できる事はわずかでも、気持ちだけでも繋がっていたい・・・そう考えています。
10月には3回目の特別講習会を企画中。
やきものを通じて、また楽しい時間が持てたらと思っています。